飲食店の内装工事はいくらかかる?居抜き物件なら費用を抑えることが可能に

飲食店を出店する際に、内装工事費用がどのくらいの金額になるのかは気になるところです。出店後、経営が軌道に乗るまでには時間がかかることが多いため、少しでも費用を抑えておくことが望まれます。この記事では、内装工事にかかる費用について解説しますので、これから飲食店の出店を検討している方はぜひ、参考にしてください。
1.飲食店の内装工事にかかる費用

飲食店の内装工事にかかる費用をざっくり表すと以下の通りです。
- デザイン設計:35万円〜70万円
- 設計管理:25万円〜50万円
- 内装工事:50万円〜150万円
- 厨房工事:30万円〜300万円
店舗の状態や飲食店の種類により、費用の合計金額は大きく変動します。なお、デザインと管理はどの業者を選ぶかということでかなり違いが生じるのも特徴です。例えば、有名なデザイン設計事務所に依頼すると、一般的な相場よりデザイン料は高めになります。内装工事と厨房工事は、店舗が広かったりグレードの高い設備を導入したりすると、費用も比例して高くなっていきます。
2.居抜き物件は内装工事費用がお得に

飲食店の内装工事の費用相場は業態により違いがあります。それぞれの費用相場を坪単価で表した表は以下の通りです。
【業態別・店舗状態別の費用相場】
①スケルトン | ②居抜き | 差額(①-②) | |
カフェ | 30万円〜50万円 | 20万円〜30万円 | 10万円~20万円 |
レストラン | 50万円〜70万円 | 20万円〜40万円 | 30万円 |
和食店 | 60万円〜80万円 | 30万円〜50万円 | 30万円 |
焼肉店 ※無煙ロースター | 100万円〜150万円 | 20万円〜40万円 | 80万円~110万円 |
参考)ABC TENPO「飲食店の内装工事にかかる費用」
https://www.abc-tenpo.com/contents/featured/26586.html
業態の中で費用がかからないのはカフェで、一からつくり上げるスケルトンでも坪単価50万円程度で内装工事ができるようです。次に、レストラン、和食店と続きます。焼肉店は、スケルトンの状態で内装工事をすると坪単価100万円〜150万円程かかり、工事費用は高額です。
理由としては、無煙ロースターは1台30万円、吸煙設備も1台20万円と高額なことがあげられます。居抜き物件であればこれらの設備は既にあるので、費用をかなり抑えることが可能です。なお、居抜き物件は焼肉店のみならず全ての業態において、内装工事費用を抑えられます。
3.設備工事費用で高額なのは電気工事とダクト工事

設備の内装工事にかかる費用相場は以下の通りです。
- 電気工事(約80万円~120万円)
- ガス工事(約35万円~40万円)
- 水道工事(約60万~120万円)
- ダクト工事(約80万円~120万円)
設備工事で費用が高いのは電気工事とダクト工事です。費用相場は、約80万円~120万円程度と高額になっています。電気容量が不足の場合には容量を増やす工事をしなければなりません。また、厨房を換気したり、お客様が食事をする店舗内に臭いがこもらないようにしたりする工事も必要です。居抜き物件の場合は、足りない工事を追加するだけなので設備工事費を抑えられます。
4.まとめ

今回は、飲食店の内装工事にかかる費用について解説をしました。新たに店舗を構えるときには店内の内装をきれいにし、不自由なく使えるようにしなければなりません。一からつくり上げるときには多額の費用がかかりますが、居抜き物件ならば必要最低限の工事をするだけで事足ります。「居抜きの神様」では、「居酒屋」「洋食店」「ダイニングバー」など、さまざまな業態の優良な居抜き物件を多数ご紹介しております。コスパの良いお得な物件をぜひ、探してみてください。