飲食店閉店時に買取可能な備品は?買取先や高値で売るコツも解説

飲食店を閉店する際、厨房機器や備品は買取に出すのがおすすめです。まだ使える備品を専門業者や次のオーナーに買い取ってもらえば、撤去費用を抑えるだけでなく、売却益が得られることもあります。本記事では、買取可能な備品リストやおすすめの買取先、高値で売るコツを解説します。
飲食店閉店時には備品を買い取ってもらうのがおすすめ
飲食店の閉店時には解体費用などのコストがかかりますが、買取を活用することでその負担を軽減できます。本来であれば、備品などは産業廃棄物として処分するための費用がかかります。ですが、買取を依頼すれば処分費用が削減でき、さらに売却益も得られます。
まだ動く冷蔵庫や製氷機を売却することで、数十万円の現金が手元に戻ってくるケースも珍しくありません。ただ捨てるのではなく、価値を見出してくれる相手に引き継ぐことで、気持ちの面でも前向きに閉店を迎えられるでしょう。

飲食店閉店時に買取可能な備品リスト
一口に備品といっても、厨房機器から客席の家具まで、その種類は多岐にわたります。どのようなものが買取の対象になるのか、具体的なカテゴリーを把握しておくことで査定の準備がスムーズに進みます。
1. 厨房機器
買取が期待できる代表的なものは、まず大型の厨房機器が挙げられます。新品で購入すると非常に高価なため、中古市場で最も需要が高く、高値がつきやすいカテゴリーです。
- 業務用冷蔵庫・冷凍庫
- 製氷機
- 食器洗浄機
- フライヤー
- ガスコンロ・ガステーブル・中華レンジ
- スチームコンベクションオーブン
- 電子レンジ(業務用)
- ゆで麺機・パスタボイラー
- グリラー・焼き物器
2. 店舗家具・什器
テーブルや椅子といった店舗用の家具も、まとめて売ることでしっかりとした値段がつくことがあります。お店の雰囲気を決めるデザイン性の高い家具は、カフェやバーなどの居抜き物件を探している層に人気。さらに、レジスターや券売機といった店舗運営に欠かせない什器も、買取の対象として広く認知されています。
- ダイニングテーブル
- ダイニングチェア・スタッキングチェア
- ソファ・ベンチシート
- カウンターチェア
- レジカウンター
- レジスター・POSレジ端末
- 自動券売機
- メニューボード・立て看板
3. 調理器具・食器
調理器具や食器も、買取が期待できるカテゴリーです。一点ずつよりもまとめての買取や、高価なブランド品が対象になりやすい傾向にあります。
- ブランド食器(ウェッジウッド、ロイヤルコペンハーゲンなど)
- 作家ものの和食器
- 寸胴鍋・片手鍋・フライパン
- 業務用包丁
- ミキサー・スライサー・フードプロセッサー
- コーヒーマシン・エスプレッソメーカー
4. 店舗設備・その他
他にも店舗設備やお酒・小物など、意外なものが売れるケースもあります。
- 業務用エアコン(天吊型・壁掛型)
- 照明器具(デザイナーズ照明など)
- 音響設備(アンプ・スピーカー)
- 未開封のお酒(特にウイスキー、ブランデー、ワイン、シャンパン)
- インテリア小物・装飾品
飲食店閉店時の備品の買取先
飲食店閉店時に備品をどこに売るかによって、買取金額や手間は大きく変わります。主な3つのルートを比較して、状況に適した売却方法を選びましょう。
居抜き売却
居抜き売却は、内装や設備をそのまま次の借主へ引き継ぐ方法で、最も手元にお金を残しやすい選択肢です。スケルトン戻しの工事に数百万円かかる物件でも、居抜きであればその費用をゼロにした上で、場合によっては造作譲渡料も得られます。
備品の売却方法としても、機器単体の買取価格よりも、店舗としての機能をそのまま売る方が価値を高く評価されやすいのが特徴です。居抜き売却は閉店コストを抑えつつ資産価値を最大化できる、効率的な手段と言えます。
厨房備品専門の買取業者
厨房機器の専門業者に依頼する方法は、スピーディーかつ確実に現金化したい場合に適しています。プロの査定士がメーカーや型番、使用状況を正確に判断してくれるため、適正な価格での取引が期待できるでしょう。
大量の備品を一括で引き取ってもらえるため、閉店までの限られた時間で片付けを終えたい時に役立ちます。ただし、値段がつかない場合は処分に困るため、廃棄や回収も担ってくれる業者だと安心です。確実な売却ルートを確保することで、閉店スケジュールを予定通りに進めることが可能です。
個人間売買
ネット上のサービスを利用した個人間売買は、業者の中間マージンがない分、高値で売れる可能性があります。自分が希望する販売価格を設定できるため、希少価値のあるアイテムなどを高く評価してくれる買い手を見つけやすいからです。
例えば、小型のコーヒーミルやデザイナーズの照明などは、一般の家庭でも需要があり、高値で取引される傾向にあります。 ただし、大きな機器を送る場合は送料が高額になり、結果的に手元に残る金額が少なくなるケースも見られます。小回りのきく小さな備品や、こだわり抜いた一点ものを売る際には、非常に有効な売却ルートです。
飲食店閉店時に高価買取が狙える備品
飲食店閉店時には、高価買取が狙える備品に特徴があります。需要が高く、高額査定が期待できるアイテムを知っておくことで、売却の優先順位をつけやすくなります。
年式の新しい厨房機器
製造から5年以内の新しい厨房機器は、中古市場で高い人気を誇り、高額査定の対象になります。飲食店を新しくオープンする層にとって、新品よりも安く、かつ故障リスクの低い製品は魅力的だからです。
一般的に、厨房機器の法定耐用年数は8年とされていますが、中古市場では5年が一つの大きな境界線となります。反対に、10年を超えるような古いモデルは、部品の供給が終わっていることもあり、買取を断られるケースもあります。少しでも新しい時期に査定に出すことが、高値での売却を実現するためのポイントです。
ブランドの食器
ブランド食器や作家物の器は、一般的な業務用の食器と比べて、高値で売却しやすいアイテムです。一方で、ノーブランドの大量生産品は、値段がつかないケースも多く見られます。
ウェッジウッドやマイセン、ロイヤルコペンハーゲンやバカラといった洋食器、あるいは名のある陶芸家の和食器は高く買い取られます。1客数千円から数万円で取引されることもあり、まとめて売ることで思わぬ臨時収入になる可能性もあるでしょう。
器の裏にあるロゴやサインを確認し、価値を正しく理解してくれる業者を選ぶことが大切です。
状態の良い備品
厨房機器や食器、什器といった種類問わず、見た目が清潔であれば清掃コストが省けるため、その分価格が上乗せされます。逆に、どれだけ高価な機器であっても、傷や汚れがついていれば買取価格は低くなってしまうでしょう。
また、取扱説明書や保証書、替えの部品といった付属品が揃っていることも、信頼性を高める加点要素となります。買取依頼する際は、汚れやホコリを落として清潔な状態にしてから、付属品を揃えて査定に出すようにしましょう。
食器・什器・備品の買取相場
飲食店を閉店する際、所有している備品がいくらで売れるのかという相場観を知ることは重要です。あらかじめ目安を把握しておくことで、撤去費用の算出や次への資金計画が立てやすくなるからです。厨房機器や家具の相場は、製造年数やブランド、需要によって大きく変動することを理解しておきましょう。
厨房機器の買取相場
厨房機器の買取価格は、一般的に新品購入時の定価の10%~15%程度が目安になると言われています。これは業務用機器の法定耐用年数が8年とされている一方で、中古市場では製造から5年以内の製品に需要が集中するためです。
発売から2〜3年程度の比較的新しい冷蔵庫や製氷機であれば、定価の15%前後での買取が期待できるでしょう。逆に、10年以上経過した機器は、故障のリスクや部品の供給終了といった理由から、数千円程度の安値になるか買取不可となるケースも珍しくありません。
ホシザキやタニコー、マルゼンといった国内有名メーカーの製品は信頼性が高く、古いモデルでも安定した相場で取引される傾向にあります。まずは所有している機器の製造年をチェックし、10%程度の金額をベースに考えてみると良いでしょう。
家具・什器の買取相場
テーブルや椅子などの店舗家具は、単品よりもセット数やデザインの統一性が査定額に大きく影響します。店舗をまるごと改装・開業したいというニーズに応えやすいため、数が揃っているほど業者側も扱いやすいからです。
一般的なノーブランドの椅子であれば1脚あたり数百円から数千円程度ですが、ブランド家具であれば1万円を超えることもあります。また、レジスターや自動券売機といった店舗什器は、機能性が重視されるため比較的高値で安定する傾向にあります。
お店のコンセプトに合わせたデザイナーズ家具などは、中古市場でも指名買いが入るため、相場以上の価格がつくことも期待できるでしょう。まずは、同じデザインのものが何セット揃っているかを整理し、まとめて査定に出す準備を整えることが大切です。
食器・お酒の買取相場
食器類については、ブランド品かノーブランド品かで査定額の決まり方が根本的に異なります。ブランド食器は1点ずつの価値が認められますが、ノーブランド品は重量や枚数による一括査定が基本となるためです。
マイセンやウェッジウッドといった有名ブランドの磁器であれば、1セット数万円の値がつくこともあります。対してノーブランド品は、数十枚まとめて数百円程度になることが多く、状態によっては値段がつかない場合も考慮しておかなければなりません。
一方で、未開封のお酒は換金性が高く、希少な国産ウイスキーなどは定価以上のプレミア価格で取引されることも珍しくありません。食器類はブランドごとに仕分けを行い、お酒は専門の買取店へ別に持ち込むことで、全体の買取金額を最大化できるでしょう。
飲食店閉店時に備品を高く買取してもらうコツ
飲食店閉店時に少し工夫をするだけで、備品の査定額が数万円単位で変わることもあります。高く売るための具体的なテクニックを実践して、賢く閉店準備を進めていきましょう。
ジャンルごとにまとめて売る
備品を売却する際は、バラバラに出すのではなく、似たようなジャンルのものをまとめて査定に出すのが鉄則です。業者の出張コストや運搬効率が向上するため、まとめて買い取ることで査定額にボーナスがつくからです。
調理器具一式や、テーブルと椅子のセットなど、特定のカテゴリーをまとめて提案してみてください。業者の視点に立つと、一度の訪問で多くの在庫を確保できることは、大きなメリットになります。
逆に、一点ずつ別の業者に依頼すると、それぞれの出張費が差し引かれてしまい、合計金額が低くなる恐れがあります。まずは在庫をリスト化し、特定のジャンルに強い業者へまとめて相談するのが、賢い交渉の第一歩です。
フリマやオークションも検討する
大型の機器は業者へ、小さな備品はフリマアプリへというように、使い分けることで全体の売却額を底上げできます。ニッチな需要に応えられるフリマサイトでは、業者が買い取らないような細かいアイテムにも値段がつくことがあるからです。
例えば、メニューブックのスタンドや、手書きの看板、おしゃれな装飾小物などは、これから開業する個人に喜ばれます。オークション形式であれば、競り合いによって予想以上の高値で落札される展開も期待できるでしょう。
手間はかかりますが、一つひとつの備品に対して最適な販売先を選ぶことが、トータルの収益を最大化させます。業者への一括査定と並行して、自分でも売れそうなものをピックアップする時間を設けるのがおすすめです。
お酒は専門店で売る
店内に残ったお酒は、厨房機器とは別に、お酒を専門に扱う買取店に持ち込むのが最も賢い選択肢です。近年、ジャパニーズウイスキーを中心にお酒の価値が高騰しており、リサイクルショップでは本来の価値を見落とされる可能性があるからです。
ウイスキーの中でも、山崎や響といった銘柄の未開封ボトルは、定価を大きく上回るプレミアム価格で取引されることが珍しくありません。ワインやシャンパンも保存状態が良ければ高値がつきやすく、在庫処分としては非常に優秀な資産となります。お酒の買取には専門の免許や知識が必要なため、鑑定眼のあるプロに任せるのが安心です。
飲食店の閉店時に備品の買取を検討しよう
飲食店を閉店する際、備品の扱いを工夫するだけで、買取額に大きな差が生まれます。まずは備品を含む設備すべてが対象となる居抜き売却を検討し、それが難しい場合は専門業者やフリマアプリ、お酒の専門店などを賢く使い分けましょう。大切に使ってきた備品を次の世代へ引き継ぎ、新しい門出に向けた一歩を踏み出してください。
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