居酒屋の店舗売却チェックポイント｜居抜きで高く売るコツ

居酒屋を閉めるとき、「できるだけ高く売りたい」と考える方は多いでしょう。居酒屋の店舗売却は、設備や内装をそのまま使いたい買主からの需要が高く、ポイントを押さえれば高額売却も狙えます。今回は、居酒屋の店舗売却で押さえておきたいチェックポイント4つ、査定額に影響するポイントや、居抜きで高く売るコツを紹介します。

＼居酒屋の店舗売却の4つのポイント／

居酒屋の店舗売却のポイント① 立地

居酒屋の店舗売却で重要になるのが「立地」です。居酒屋は「この店に行こう」と決めて訪れるよりも、通りがかりで入店する「衝動来店」が多い業態といわれています。そのため、日頃から人の流れが多いエリアにある物件ほど、買主が見つかりやすく、高く売却できる可能性が高まります。

一方で、駅近エリアは家賃が高く競合も多いため、買主が「家賃負担」「競争リスク」を慎重に判断するケースも増えています。そのため、人気エリアから少し離れた場所でも、「一定の人通りがある」「周辺に適度な飲食店がある」といった条件が揃っていれば、十分に検討対象となります。

居酒屋の店舗売却のポイント② 厨房・設備

居酒屋は幅広いメニューに対応するため、もともと厨房設備が充実している店舗が多く、買主にとって大きな魅力となります。居酒屋を出店したい買主だけでなく、設備をそのまま使いたい別業態の買主にとっても、整った厨房は魅力的なポイントです。

とくに、毎日きちんと清掃され、設備や店内がぴかぴかに保たれている店舗ほど、立地に多少の弱さがあっても高価買取につながりやすい傾向があります。

業務用機器は新品価格が高いため、年式が古くても状態が良ければ評価されやすく、高額売却につながる場合もあります。反対に、故障や破損がある場合は、そのままにしておくと査定額が下がるため、可能な範囲で修理しておくと良いでしょう。

また、排気が不十分、グリストラップが設置されていない場合は、買主が工事を行う必要があり、売却額に影響します。厨房・設備がそのまま使える店舗ほど買主の初期費用が抑えられるため、査定で有利になります。

リース契約に注意！

居酒屋では開業時に厨房機器をリース契約しているケースが多く、売却時に見落としがちです。リース品は所有権がリース会社にあるため、基本的に造作譲渡の対象になりません。売却前に残り契約期間や精算金額を確認し、必要に応じて居抜き専門業者に相談するとスムーズです。

居酒屋の店舗売却のポイント③ 店舗面積

店舗面積も、居酒屋の売却価格を左右するポイントです。小規模から大箱まで需要はありますが、同じ広さでも店内の形が良く、レイアウトしやすい物件ほど、査定時に評価されやすくなります。

近年は、少人数で効率よく運営できる小規模物件が人気です。一方で、広めの店舗にも根強い需要があります。宴会に対応しやすい広さや、個室がある物件は使い勝手が良く、他業態にも転用しやすいため、高く評価される傾向があります。

居酒屋の店舗売却のポイント④ 清潔感

居酒屋の店舗売却では、「清潔感」も重要なポイントです。清潔で片付いた店舗は、買主に好印象を与え、売却が有利に進みやすくなります。

テーブルや床の汚れ、厨房設備の油汚れは、内見時にも見られます。とくに排水管や排気ダクトの汚れ、グリストラップの放置は、においや衛生面の不安につながり、評価が下がる原因になります。掃除や消臭を徹底し、気持ちよく過ごせる空間を整えておけば、高額売却につながるでしょう。

居酒屋の店舗売却を成功させよう

居酒屋の店舗売却では、立地の強み、厨房設備の状態、使いやすい店舗面積、そして清潔に保たれた内装が重要なポイントです。自分の店舗がどの点をアピールできるか整理し、スムーズな売却を目指しましょう。

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