池尻大橋駅は東急電鉄田園都市線の駅の一つ。世田谷区と目黒区を跨ぐように位置し、渋谷や中目黒といった人気エリアへのアクセスが良好な反面、目黒川や公園が点在するなど緑豊かな街でもあります。今回は、池尻大橋駅の基本情報や街の特徴、周辺施設の情報に加え、現在飲食店の開業を検討中の方に向けて、駅周辺の飲食店情報や店舗賃料相場も解説します。
池尻大橋駅
| 所在地 | 東京都世田谷区池尻3-2 |
| 路線・乗降者数 | 東急電鉄田園都市線 60,918人 |
| 前後駅 | 三軒茶屋駅←池尻大橋駅→渋谷駅 |
池尻大橋駅前の特徴
池尻大橋駅は渋谷や中目黒、三軒茶屋などの人気エリアに近く、歩いても行ける距離感です。北口・西口が目黒区、南口・西口が世田谷区と、2つの区に跨っています。駅からほど近い位置には目黒川が流れ、春には桜並木に多くの人が集まります。
駅周辺には商店街があり、どこか懐かしい雰囲気。昔ながらの飲食店やおしゃれなカフェなど、数々の店舗が軒を連ね、多くの人が訪れています。南口・東口から徒歩10分圏内には目黒天空庭園や、東山貝塚公園、目黒区立東山公園などがあり、目黒川と相まって自然豊かな印象です。
また、池尻大橋駅は田園都市線のリニューアルプロジェクト「Green UNDER GROUND」に含まれており、今後より便利に進化する予定です。開発後は今以上に多くの人でにぎわうことが予想されます。
各出口の特徴
北口・西口
三菱UFJ銀行池尻ビルや、東邦大学大橋病院がある出口で、駅の近くにはコーヒーショップやコンビニがあります。東口から歩いて5分ほどの位置には目黒川緑道があり、四季折々の風景が広がります。
南口・東口
南口は旧大山街道に続く出口です。出てすぐの位置にはコンビニが、少し歩いたところには和食店やレストランなどの飲食店が点在しています。東口には「池尻大橋駅前商店街」があります。比較的小さな商店街ですが、飲食店や薬局、クリーニング店などが並び、生活に必要なものはたいてい揃うので便利です。
池尻大橋駅周辺の飲食店情報
池尻大橋駅周辺の飲食店数
452件
業態別飲食店数
| 和食 | 123件 |
| 洋食・西洋料理 | 7件 |
| 中華 | 22件 |
| アジア・エスニック | 14件 |
| カレー | 18件 |
| 焼き肉・ホルモン | 9件 |
| 居酒屋 | 29件 |
| ラーメン | 14件 |
| カフェ・喫茶店 | 17件 |
| バー | 6件 |
池尻大橋駅周辺には多彩な飲食店が軒を連ねますが、なかでも和食店が多いのが特徴です。チェーン店よりも個人店が多い印象で、コーヒータウンとしても知られています。
池尻大橋駅周辺の人気カフェ
池尻大橋駅東口より徒歩30秒に位置するリスニングバー&カフェです。朝はプレート料理に挽きたてのオリジナルコーヒーがセットになったモーニングメニューが提供されています。昼はもちもち食感がおいしい生パスタ、カフェタイムはパンケーキやベイクドスイーツが楽しめ、夜になるとお酒を味わえるバーに変身。店主こだわりのスピーカーから流れる音楽とともに、心地よい時間を過ごせます。
池尻大橋駅北口より徒歩8分、「NY・ソーホー」のアトリエをイメージしたおしゃれなカフェです。店内に設置されたアンティーク家具や、アメリカンサイズのシーズナルドリンクなど、写真映えは抜群。毎朝焼き上げられるNYベーグルを使ったベーグルプレートが看板料理で、その他のフードも手作りされています。夜はエスプレッソマティーニなどのコーヒーカクテルや、ピザなどの一品料理を味わえます。
池尻大橋駅西口から歩くこと約11分、白を基調とした外観のカフェです。内装もメニューもアメリカンテイストで、写真映えすることからSNSを中心に人気を集めています。フライドポテトやフライドチキン、パスタ、ライス、ピザなどメニューは豊富。フリーWi-Fi完備、ペット同伴可と、さまざまなシーンで利用できるお店です。
店舗賃料相場
池尻大橋駅の店舗賃料相場情報（直近1年間）
| 平均坪単価 | 29,962円 |
| 最高坪単価 | 73,434円 |
| 最低坪単価 | 12,222円 |
池尻大橋駅の平均賃料相場年別推移（2021年〜2024年）
| 2024年 | 30,322円 |
| 2023年 | 26,337円 |
| 2022年 | 23,906円 |
| 2021年 | 25,648円 |
参照：飲食店ドットコム「池尻大橋駅の賃料相場情報」（2024年11月現在）
池尻大橋駅周辺の特徴
街の特徴
1977年4月、池尻大橋は新玉川線の駅として開業し、2000年8月には同線が田園都市線へ編入しました。駅名の「池尻大橋」は、1969年5月に廃止された玉川線の「玉電池尻駅（世田谷区）」と「大橋駅（目黒区）」の名称を融合させたもので、実際には存在しません。池尻大橋駅が両駅の中間地点に設置されたことから、この名が付けられました。
駅周辺には高層ビルやマンションがそびえ立ちますが、路地に入ると低層住宅が建ち並びます。少し離れた位置には複数の公園と目黒川があり、都会的な雰囲気と自然が融合する街でもあります。
池尻大橋は渋谷の隣ではありますが、落ち着いた雰囲気で治安が良いと言われているエリアです。夜間でも明るく人通りが多い上、目黒区と世田谷区がともに防犯に力を入れているのが大きいのでしょう。昔ながらの商店街に豊かな自然、おしゃれなカフェなど、池尻大橋はファミリーから高齢者まで幅広い層から人気を集めています。
近隣の公共施設・商業施設
目黒天空庭園（276m）
警視庁第三方面本部（299m）
東山公園（356m）
目黒区立大橋図書館（376m）
ドン・キホーテ 中目黒本店（794m）
近隣企業オフィス
ＭＵＴＯＨホールディングス（株）（45m）
（株）鉄人化計画（383m）
システム・ロケーション（株）（474m）
第一商品（株）（931m）
養命酒製造（株）（982m）
近隣学校
東京栄養食糧専門学校（339m）
私立駒場東邦中学校（391m）
駒場東邦高等学校（396m）
東山小学校（399m）
東京大学 駒場キャンパス（946m）
祭り・イベント
池尻大橋駅前商店街 夏祭り
東口にある「池尻大橋駅前商店街」で開催される夏祭りです。地元民はもちろん、遠方から遊びに来る人も多く、お祭り会場は熱気の渦に包まれます。催し物の他、焼きそばやたこ焼き、かき氷、ポップコーンなどの露店も出店し、夏祭りならではの雰囲気が漂います。
上目黒氷川神社では、8月の25日に近い土曜日・日曜日に例大祭が開催されます。2023年からはコロナ禍で中止になっていたお神輿が復活。子ども神輿もあるので、子どもから大人までファミリーで楽しめます。境内と向いの道路には屋台が並び、多くの人でにぎわいます。
主要通り
池尻大橋駅東口を出てすぐ、まさに池尻大橋駅の顔とも言える商店街です。加盟店のうち、最も歴史のあるお店の創業は、なんと大正元年。煎餅屋やたばこ屋、酒店のような昔ながらの店舗に加え、若者に人気のカフェやバーといった新しい店舗も軒を連ねます。
玉川通り
渋谷駅東口交差点から多摩川までの区間を通称「玉川通り」と呼び、池尻大橋駅では出口に面しています。通り沿いには飲食店や高層ビルなどが建ち並び、多くの人が行き交います。西口から玉川通り沿いを歩くと約20分で三軒茶屋に、北口からは約25分で渋谷駅に着くなど、池尻大橋駅周辺のメインとなる通りです。
人気スポット
目黒天空庭園は、大橋ジャンクションの屋上を活用した円形型庭園です。敷地面積約7,000平方メートルという広さの庭園内には、桜や松、ブドウの木、色とりどりの花が植えられ、訪れると四季折々の風景を楽しめます。地上35メートルから見下ろす街並みは、圧巻の一言。晴れた日には富士山を望めます。開園時間は9時～21時と制限がありますが、入場料は無料です。
池尻大橋駅北口より徒歩5分、地域の鎮守神として古くから人々を見守ってきた神社です。太陽の神様である「天照大御神」、悪疫撤退の神様「素盞鳴命」、学問の神様として有名な「菅原道真」を主祭神として祀っています。池尻大橋のパワースポットとして、地元民のみならず遠方からも観光客が訪れる人気スポットです。
今後のさらなる発展が期待される池尻大橋駅
都心にありながらも落ち着きがあり、どこか懐かしい街並みや緑が広がる池尻大橋駅。人気エリアへのアクセスが良いだけでなく、人気スポットや飲食店が点在しているため、活気のある印象の街です。今後、開発が進むことでさらに人気になることが予想されるため、飲食店の新規開業に打って付けのエリアと言えるでしょう。
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