平井駅|再開発で進化する下町エリア。人気カフェや居抜き物件の最新情報も

主要ターミナルや千葉方面へつながるJR総武線が通る平井駅は、利便性の高いエリアとして人気が高まっています。再開発により商業施設やタワーマンションが増え、若い世代やファミリー層も多く訪れる街へと変化しています。近年は、落ち着けるカフェの需要が高まり、平井で小規模店舗やカフェ向けの居抜き物件を探す人も増加。特に商店街沿いは新旧の店舗が混ざり合い、個性的な店づくりをしたい人にとって魅力的な立地です。本記事では、平井駅周辺の特徴や人気飲食店、店舗賃料相場を紹介します。

目次

平井駅

所在地東京都江戸川区平井3丁目30
路線・乗降者数JR総武線 31,063人
前後駅JR総武線 新小岩駅←平井駅→亀戸駅

参照:JR東日本「各駅の乗車人員 2024年度」

平井駅前の特徴

秋葉原駅まで約12分、新宿駅までも約32分というアクセスの良さから、通勤・通学で平井駅を利用する人は多く、利便性の高さが街の魅力のひとつです。長く商業地として発展してきた平井には、南口に昔ながらの商店街が続き、北口には個性的な喫茶店や飲食店が点在。どこか懐かしさを感じる下町の雰囲気が今も残っています。

一方で、近年は再開発が進み、街並みも少しずつ変わりつつあります。商業施設や集会室、認可保育所、クリニックモールなどを備えた再開発タワーが段階的に開業し、生活利便性は大きく向上しました。こうした施設が整うことで周辺の人流も変化し、街全体が新しい姿へと移り変わっている様子がうかがえます。

再開発エリアには若いファミリー層の入居が増え、落ち着いて過ごせるカフェや日常使いしやすい飲食店の需要も高まっています。こうした背景から、小規模な店舗や居抜き物件を探す人が目立つようになってきた点も、ここ数年の平井ならではの変化といえるでしょう。

各出口の特徴

北口

駅前広場を抜けると再開発エリア「平井五丁目駅前地区」が広がり、コンビニ、医療施設、飲食店が集まっています。静かな住宅街につながる導線が多く、安心感のある雰囲気です。こぢんまりとしたカフェやテイクアウト専門店と相性の良いエリアで、小規模な区画を求める開業者にも適した立地といえます。

南口

リニューアルに伴い誕生した「シャポーロコ平井」や「平井親和会商店街」が並び、時間帯にかかわらず安定した人の流れがあります。新築マンションも多く、若い世帯が増加中です。商店街沿いの店舗は、日常使いの飲食店が求められる傾向があり、カフェなど軽飲食業態にとっては魅力的な導線を形成しています。

平井駅周辺の飲食店情報

平井駅周辺の飲食店数

234件

業態別飲食店数

和食75件
洋食・西洋料理16件
中華20件
アジア・エスニック11件
カレー8件
焼き肉・ホルモン7件
居酒屋86件
ラーメン17件
カフェ・喫茶店21件
バー15件

参照:食べログ(2025年11月現在)

昔ながらの居酒屋や和食店が多く、地域住民に長く愛されています。一方、若い世代の増加により、落ち着いたカフェやベーカリーの需要も高まりつつあります。

平井駅周辺の人気カフェ

夜はお酒 昼はコーヒー torai

平井駅から徒歩4分に位置し、昼と夜で違う顔を持つカフェ&居酒屋です。豊富なドリンクメニューの他、カオマンガイやポキ丼、BLTサンドなど多国籍料理が楽しめます。なかでもパティシエ特製の手作りスイーツが人気。誰でも気軽に入れる店舗をコンセプトに、ゆったり座れるソファ席やグレーを基調とした落ち着いた店内になっていて、のんびりとした時間を過ごせます。

喫茶とお酒 和みのひみつきち

平井駅から徒歩4分に位置する「喫茶とお酒 和みのひみつきち」は、昼は喫茶、夜はバーとして営業する小さなカフェです。カウンター中心の落ち着いた店内で、青いミント系クレープなど個性的なスイーツをゆっくり味わえるのが魅力。夜はおつまみやタコ焼きと一緒に一杯楽しめる雰囲気に変わり、初めてでも入りやすい温かさがあります。歩き食べとは違う、落ち着いたクレープ時間を過ごしたい人におすすめです。

自家焙煎珈琲 平井珈琲

平井駅から徒歩2分、メインストリートから外れた路地にあるカフェです。ふわとろ食感のフレンチトーストや厚切りバタートースト、チーズの入ったたまごサンドなどを目当てに、連日多くの客が訪れます。ブラジルやメキシコ、エチオピアなど世界各国のコーヒーが楽しめ、酸味や苦味、飲みやすさなどを相談すればオーナーがおすすめを提供してくれるのが魅力。アップルハニーソーダやジンジャエールなど自家製ドリンクもこだわっています。

参照:食べログ(2025年11)

店舗賃料相場

平井駅の店舗賃料相場情報(直近1年間)

平均坪単価19,715円
最高坪単価48,680円
最低坪単価4,854円

平井駅の平均賃料相場年別推移(2022年〜2025年)

2025年19,833円
2024年17,059円
2023年19,141円
2022年15,772円

参照:飲食店ドットコム「平井駅の賃料相場情報」(2025年11月現在)


平井駅でカフェを開業する際のポイント

平井駅周辺は、商店街のにぎわいと住宅街の落ち着きが共存しており、日常使いのカフェ需要が高いエリアです。南口は買い物客や通勤客が多く、短時間利用向きの立地。北口側は静かな雰囲気で、ゆっくり過ごしたい人や作業利用のニーズがあります。

物件選びでは、初期コストを抑えて始められる居抜き物件も人気です。前テナントの設備を活かせる場合は工事費を抑えやすく、小規模なカフェにも適しています。平井は賃料相場が比較的手頃で、個人店が挑戦しやすいことも特徴です。

地域の常連客と新しい来街者の両方が訪れる街のため、小さなカフェでも独自性を活かした店づくりがしやすい環境といえるでしょう。

平井駅近隣に位置するカフェ居抜き物件

エリア:東武亀戸線 亀戸水神駅 徒歩 3分

階数:地上1階

面積:約20.38 坪(67.37㎡)

ポイント:路面、看板掲出可能で、視認性◎内装美麗な居抜き物件です。

実際の居抜き物件はこちら>>

エリア:JR総武線 亀戸駅 徒歩 1分

階数:地上2階

面積:約12.92 坪(42.71㎡)

ポイント:厨房設備や内装をそのまま活用可能!初期費用を大幅カットできます。

実際の居抜き物件はこちら>>

平井駅周辺の特徴

街の特徴

東京都江戸川区にある平井は歴史の古い地域で、1398年(応永5年)には「平江」と記され、1467年頃には現在の名称になったといわれています。入江で飲料水をくむ場所があったことが「平江」の由来とされ、古くから人々の暮らしが息づいていた土地です。

JR総武線は1894年に開通しましたが、当初は駅がなく、1899年4月に区内で最初の駅として平井駅が開業しました。周辺には田園が広がっていましたが、水害が多かったため放水路が整備され、1923年に現在の場所へ移転。荒川と旧中川に挟まれた立地は舟運にも適しており、工業や商業が発展する基盤となりました。

現在の平井駅周辺は、荒川沿いの自然環境が身近にあり、教育施設も揃うことから学生やファミリー層に人気のエリアです。駅を中心に平井親和会商店街や地域に根付いた個人店が並び、下町らしい温かな雰囲気が残っています。駅前にはスーパーや飲食店、カフェなど生活に必要な店舗がまとまっており、繁華街のような騒がしさがないため落ち着いた生活環境が整っている点も特徴です。

近年は街路や商店街の環境整備が進み、歩きやすく明るい雰囲気が広がっています。地域全体の過ごしやすさが高まったことで、新しく移り住む人も増えており、街に緩やかな変化が見られるようになりました。個人店が挑戦しやすい規模感の店舗も多く、店舗探しを始める人にとっても選択肢が増えているエリアといえるでしょう。

近隣の公共施設・商業施設

シャポーロコ平井(18m)

平井テラス(100m)

立花大正民家園(548m)

近隣企業オフィス

島村楽器(400m)

LION 研究開発本部(850m)

シラヤマ(1.2km)

近隣学校

中央学院大学中央高等学校(1.1km)

東京マスダ学院調理師専門学校(170m)

東京マスダ学院文化服装専門学校(171m)

祭り・イベント

平井諏訪神社祭

毎年9月の第3週末に平井諏訪神社で執り行われるお祭りです。威勢の良い掛け声とお囃子の軽快なリズムとともに、迫力ある神輿が住宅街や商店街を練り歩きます。

小松川平井ふるさとまつり

小松川小学校校庭をメイン会場とした地域のお祭りです。地域内の小学校6校の児童による鼓笛隊パレードやダンスステージ、舞踊などが行われる他、ミニSLが走ったり、ポニーの乗馬体験ができたりと特色ある内容となっています。子ども達が手作りした神輿や模擬店など、地域ならではの催し物がたくさんあり、地元住民たちで盛り上がります。

旧中川灯籠流し

毎年8月15日に旧中川ふれあい橋付近で行われる旧中川灯籠流し。東京大空襲で犠牲となった方々の慰霊と平和な未来への願いを込め、文字や絵が書かれた灯籠を流します。スカイツリーに向かってゆらゆらと流れていく無数の灯籠は美しく、儚い光景です。新型コロナウィルス感染拡大や台風の影響で2020年以降は行われていませんでしたが、終戦から79年目となる2024年は、5年ぶりに開催されました。

主要通り

平井親和会商店街

駅の南口を150mほど進んだ場所に位置する商店街。300mほど続いていて、ドラッグストアやコンビニ、個性的な個人店が営業しています。

蔵前橋通り

店舗が立ち並ぶ駅前エリアと住宅街を分け隔てるように平井駅の北側を走る通りです。東京都文京区湯島から江戸川区北小岩までを結んでいて、都心から千葉街道に直通しています。

人気スポット

東京ガラス工房 凛然

切子作りの体験ができる東京ガラス工房 凛然。プロの職人のサポートを受けながら、小皿やグラスなどが手作りできます。好きな時に受講できるチケット制のスクールもあり、切子作りの技術を学べます。工房では宝石のような輝きを放つ職人こだわりの凛然切子も購入可能です。

立花大正民家園 (旧小山家住宅)

昔にタイムスリップしたような気分になれる貴重な建築です。大正6年に建造され、江戸時代からの農家と町屋の両方の性格を合わせ持った構造をしています。玄関や客間、台所やお風呂などが当時のまま残されていて、ノスタルジックな雰囲気を感じられるのが魅力。庭園には七福神の石像が置かれていて、1箇所で七福神巡りができると人気のスポットです。

下町風情と近代未来を感じられる平井駅

再開発により便利さが増し、さらに住みやすくなった平井駅。安定した人流、個店を受け入れやすい街の雰囲気、カフェ需要の高まりなどから、軽飲食業態にも適したエリアです。小規模物件や居抜き物件を探す声が増えているのは、街が発展しながらも“個店が輝きやすいバランス”を保っている証拠といえるでしょう。

「居抜きの神様」では、平井駅周辺の物件情報や、カフェ開業に適した小規模物件の紹介も行っています。開業を検討されている方は、ぜひ一度ご相談ください。

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この記事を書いた人

男の子3人を育てるママライターです。飲食店を経営していた両親の元で、美味しいものを食べて育ちました。現在は息子たちの野球の遠征先でお気に入りの飲食店を探すのが趣味です。満足してもらえる記事の執筆を心がけています。

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