主要ターミナルや千葉県へつながるJR総武線が通り、利便性の高い平井駅。再開発に伴い、商業施設やタワーマンションが誕生し、今後の発展が期待されているエリアです。長く地域に愛される老舗店や個人店も多数あり、ファミリー層にも人気があります。今回は平井駅の基本情報や街の特徴を紹介するとともに、平井駅周辺での開業を検討されている方に向け、人気の飲食店情報や店舗賃料相場にも触れていきます。
平井駅
所在地 | 東京都江戸川区平井3丁目30 |
路線・乗降者数 | JR総武線 29,973人 |
前後駅 | JR総武線 新小岩駅←平井駅→亀戸駅 |
平井駅前の特徴
秋葉原駅まで約12分、新宿駅まで約32分とアクセスも良く、千葉方面にも1本で移動できることから利便性の高い街として注目されている平井駅。オフィス街のある御茶ノ水駅や飯田橋駅までも1本で行けるため、ベッドタウンとしてファミリー層からも人気です。
平井駅は古くから商業地として発展してきたため、駅の南口には昔ながらの活気がある商店街が続き、北口には個性的な飲食店やレトロな喫茶店などが点在しています。現在は大規模な再開発計画が進行中で、2024年秋には商業施設や集会室、認可保育所などが入る再開発タワーの建設が完成される予定です。
各出口の特徴
北口
街路樹など緑が広がる駅前広場を越えると、再開発エリアとなる「平井五丁目駅前地区」があります。飲食店やコンビニ、クリニックなどが立ち並んでいる便利な出口です。
南口
2018年の駅のリニューアルに伴ってオープンした商業施設「シャポーロコ平井」や「平井親和会商店街」がある出口です。交番がすぐ近くにあるため安全面にも優れ、大規模なマンションが次々に誕生し、都会的な雰囲気を感じられる住宅街となっています。
平井駅周辺の飲食店情報
平井駅周辺の飲食店数
234件
業態別飲食店数
和食 | 72件 |
洋食・西洋料理 | 14件 |
中華 | 22件 |
アジア・エスニック | 13件 |
カレー | 10件 |
焼き肉・ホルモン | 9件 |
居酒屋 | 84件 |
ラーメン | 15件 |
カフェ・喫茶店 | 33件 |
バー | 13件 |
平井駅周辺には居酒屋や和食など昔ながらの飲食店が多く見受けられます。ファミリー層に人気のエリアということもあり、さまざまなジャンルのチェーン店も営業中です。再開発により多くの若者が訪れるため、個性的な個人店やおしゃれなカフェなども増えつつあります。
平井駅周辺の人気カフェ
平井駅から徒歩4分に位置し、昼と夜で違う顔を持つカフェ&居酒屋です。豊富なドリンクメニューの他、カオマンガイやポキ丼、BLTサンドなど多国籍料理が楽しめます。なかでもパティシエ特製の手作りスイーツが人気。誰でも気軽に入れる店舗をコンセプトに、ゆったり座れるソファ席やグレーを基調とした落ち着いた店内になっていて、のんびりとした時間を過ごせます。
平井駅から徒歩2分の場所にある昭和46年に創業した下町の純喫茶です。テレビでも放送されるほど有名なホットケーキは、外は香ばしく中はもっちりとした生地で絶品。分厚いレモンの輪切りが乗ったフレンチトーストや深いブルーが美しい青いクリームソーダなど、ここでしか食べられないメニューを堪能できます。
平井駅から徒歩2分、メインストリートから外れた路地にあるカフェです。ふわとろ食感のフレンチトーストや厚切りバタートースト、チーズの入ったたまごサンドなどを目当てに、連日多くの客が訪れます。ブラジルやメキシコ、エチオピアなど世界各国のコーヒーが楽しめ、酸味や苦味、飲みやすさなどを相談すればオーナーがおすすめを提供してくれるのが魅力。アップルハニーソーダやジンジャエールなど自家製ドリンクもこだわっています。
店舗賃料相場
平井駅の店舗賃料相場情報(直近1年間)
平均坪単価 | 17,171円 |
最高坪単価 | 34,822円 |
最低坪単価 | 6,176円 |
平井駅の平均賃料相場年別推移(2021年〜2024年)
2024年 | 16,750円 |
2023年 | 19,141円 |
2022年 | 15,722円 |
2021年 | 15,262円 |
参照:飲食店ドットコム「平井駅の賃料相場情報」(2024年8月現在)
平井駅周辺の特徴
街の特徴
東京都江戸川区にある平井の歴史は古く、1398年(応永5年)では「平江」、1467年の室町戦国時代には現在の呼び名となりました。飲料水のくみ場であった入江から「平江」と呼ばれるようになったのが由来です。
平井駅にはJR総武線が乗り入れています。この総武線は1894年7月に開通しましたが、当時は蒸気機関車が通っていただけで駅がありませんでした。その後、1899年4月に区内最初の駅として平井駅が開業します。かつての平井付近は豊かな田園が広がっていて水害が多かったことから、放水路の開削によって1923年に現在地へと移転。荒川と旧中川に囲まれた土地柄、舟運と駅の利用が便利だからと工業や商業が発展していきました。
現在の平井駅周辺は荒川や豊かな自然に囲まれ、教育施設なども充実しているため、学生やファミリー層に人気のエリアとなっています。駅を中心に平井親和会商店街や地域密着型の店舗などがあり、下町のような雰囲気を感じられるのが特徴です。駅前にはスーパーや飲食店がありますが、繁華街や娯楽施設がないので落ち着いていて、閑静な住宅街も広がっています。商店街の再整備や再開発が進み、複合施設も建設されることから、今後ますますにぎやかなエリアとなるでしょう。
近隣の公共施設・商業施設
シャポーロコ平井(18m)
立花大正民家園(548m)
近隣企業オフィス
島村楽器(400m)
LION 研究開発本部(850m)
シラヤマ(1.2km)
近隣学校
中央学院大学中央高等学校(1.1km)
東京マスダ学院調理師専門学校(170m)
東京マスダ学院文化服装専門学校(171m)
祭り・イベント
平井諏訪神社祭
毎年9月の第3週末に平井諏訪神社で執り行われるお祭りです。威勢の良い掛け声とお囃子の軽快なリズムとともに、迫力ある神輿が住宅街や商店街を練り歩きます。
小松川小学校校庭をメイン会場とした地域のお祭りです。地域内の小学校6校の児童による鼓笛隊パレードやダンスステージ、舞踊などが行われる他、ミニSLが走ったり、ポニーの乗馬体験ができたりと特色ある内容となっています。子ども達が手作りした神輿や模擬店など、地域ならではの催し物がたくさんあり、地元住民たちで盛り上がります。
毎年8月15日に旧中川ふれあい橋付近で行われる旧中川灯籠流し。東京大空襲で犠牲となった方々の慰霊と平和な未来への願いを込め、文字や絵が書かれた灯籠を流します。スカイツリーに向かってゆらゆらと流れていく無数の灯籠は美しく、儚い光景です。新型コロナウィルス感染拡大や台風の影響で2020年以降は行われていませんでしたが、終戦から79年目となる2024年は、5年ぶりに開催されました。
主要通り
駅の南口を150mほど進んだ場所に位置する商店街。300mほど続いていて、ドラッグストアやコンビニ、個性的な個人店が営業しています。
蔵前橋通り
店舗が立ち並ぶ駅前エリアと住宅街を分け隔てるように平井駅の北側を走る通りです。東京都文京区湯島から江戸川区北小岩までを結んでいて、都心から千葉街道に直通しています。
人気スポット
切子作りの体験ができる東京ガラス工房 凛然。プロの職人のサポートを受けながら、小皿やグラスなどが手作りできます。好きな時に受講できるチケット制のスクールもあり、切子作りの技術を学べます。工房では宝石のような輝きを放つ職人こだわりの凛然切子も購入可能です。
昔にタイムスリップしたような気分になれる貴重な建築です。大正6年に建造され、江戸時代からの農家と町屋の両方の性格を合わせ持った構造をしています。玄関や客間、台所やお風呂などが当時のまま残されていて、ノスタルジックな雰囲気を感じられるのが魅力。庭園には七福神の石像が置かれていて、1箇所で七福神巡りができると人気のスポットです。
下町風情と近代未来を感じられる平井駅
昔ながらの商店街に加え、再開発が進み、住みやすい街づくりを行う平井駅。アクセスも良く、住みやすいことから多くの人に利用され、飲食店の需要も高いといえるでしょう。
「居抜きの神様」では飲食店開業時のコストを抑え、工事期間を短縮できる居抜き物件を多数取り扱っています。平井駅周辺で飲食店の開業を検討されている方は、ぜひ一度ご相談ください。
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