青物横丁駅│歴史情緒あふれる旧東海道と都市の利便性が調和する落ち着いた街

青物横丁駅は、東京都品川区南品川にある京急本線の駅です。かつて青物市場で賑わった歴史を持ち、今も商店街や旧東海道沿いに下町の面影が残ります。品川駅や羽田空港へのアクセスも良く、住環境と利便性を兼ね備えたエリアです。この記事では、青物横丁駅周辺の特徴や飲食店情報、開業を検討している方に向けた賃料相場を紹介します。

目次

青物横丁駅

所在地東京都品川区南品川3丁目1−20
路線・乗降者数京急本線 30,748人
前後駅鮫洲駅←青物横丁駅→新馬場駅

参照:京急電鉄「駅別 1日平均乗降人員」

青物横丁駅前の特徴

青物横丁駅は、1904年(明治37年)5月8日に京浜電気鉄道の駅として開業しました。駅名の由来は、江戸時代にこの地で青物市場が栄えていたことによります。現在でも「南品川商店街(通称:青物横丁商店街)」には昔ながらの青果店や惣菜店が並び、どこか懐かしい雰囲気を残しているのが特徴です。

駅周辺には、旧東海道の歴史的な街並みが続き、品川神社や荏原神社といった由緒ある神社も徒歩圏内にあります。観光というよりも、歴史散策や街歩きを楽しむ人が多いエリアです。住宅地としても落ち着いており、周辺にはスーパー「まいばすけっと」や「オーケーストア」などの生活利便施設も点在。古き良き下町情緒と、暮らしやすさを兼ね備えた地域として注目されています。

各出口の特徴

正面出口

駅のメインとなる出口で、ジュネーブ平和通り(旧第一京浜沿い)に面しています。コンビニや飲食チェーンが並び、人通りが多いエリアです。日中は近隣住民、夕方以降は会社員や学生の利用が目立ちます。

西出口

正面出口の反対側、歩道橋を渡った先に位置する出口です。こちらもジュネーブ平和通りに面しており、バス停やタクシー乗り場が近くにあります。通勤・通学時間帯の利用が多く、駅周辺ではチェーン系飲食店やカフェが多く見られます。

出入口1

品川寺(ほんせんじ)裏手側にある小規模な出口です。周辺は比較的静かで、パチンコ店や駐輪場が隣接しています。メイン通りから少し離れているため、地元住民の利用が中心です。

青物横丁駅周辺の飲食店情報

青物横丁駅周辺の飲食店数

523件

業態別飲食店数

和食168件
洋食・西洋料理51件
中華37件
アジア・エスニック14件
カレー17件
焼き肉・ホルモン22件
居酒屋196件
ラーメン34件
カフェ・喫茶店31件
バー69件

参照:食べログ(2025年10月現在)

青物横丁駅周辺には、和食や居酒屋を中心に幅広い飲食店が集まっています。ジュネーブ平和通り沿いには定食屋やラーメン店、チェーン系の飲食店が多く、昼夜問わず人通りが絶えません。近年は、カフェやイタリアンなどおしゃれな店舗も増加。旧東海道沿いには昔ながらの蕎麦屋や食堂も残り、下町の雰囲気と暮らしやすさが感じられるエリアです。

青物横丁駅周辺の人気カフェ

GROVE SUNNY SIDE

青物横丁駅から徒歩約5分、「きゅりあん」8階にあるカフェ「GROVE SUNNY SIDE」は、知る人ぞ知る穴場スポットです。大きな窓からの眺望が魅力で、開放感のある空間でゆったり過ごせます。野菜たっぷりのデリプレートやキッシュが人気で、ヘルシーながら満足感のあるランチが楽しめます。イベント時以外は比較的落ち着いており、ひとり時間にもぴったりのカフェです。

珈琲屋カルディ

青物横丁駅から徒歩約6分の「珈琲屋カルディ」は、クラシカルな雰囲気が魅力の本格珈琲専門店です。注文後に豆を挽いて丁寧にドリップするスタイルで、香り高い深煎りコーヒーが楽しめます。ウエッジウッドなどの上質なカップで提供されるコーヒーは格別。トーストなどの軽食もあり、静かな時間を過ごしたい人におすすめの一軒です。

ハマー カフェ

青物横丁駅から徒歩約5分の「ハマー カフェ」は、巨大なHUMMERが目を引くアメリカンスタイルのカフェです。ボリューム満点のチーズバーガーやカツカレーなどが人気で、ランチはドリンク付きで1,000円前後とコスパも抜群。広々とした店内は90年代風の雰囲気で、食事も空間も楽しめるカジュアルダイナーです。

参照:食べログ(2025年10月現在)

店舗賃料相場

青物横丁駅の店舗賃料相場情報(直近1年間)

平均坪単価23,387円
最高坪単価49,500円
最低坪単価9,423円

青物横丁駅の平均賃料相場年別推移(2022年〜2025年)

2025年24,064円
2024年21,589円
2023年21,353円
2022年23,069円

参照:飲食店ドットコム「青物横丁駅の賃料相場情報」(2025年10月現在)

※2025年10月21日に取得したデータです。データは更新されている可能性があります。

青物横丁駅周辺の特徴

街の特徴

青物横丁駅は、東京都品川区南品川に位置し、旧東海道沿いの宿場町として古くから栄えてきた地域です。かつては江戸の物流拠点のひとつとして青物市場が立ち並び、その名が現在の駅名や地名にも残されています。現在も駅周辺には「品川寺」や「荏原神社」などの由緒ある寺社が点在し、歴史を感じながら散策できる落ち着いた街並みが広がっているのが特徴です。

一方で、駅の南側には「イオン品川シーサイドショッピングセンター」や「品川シーサイドフォレスト」などの大型商業施設があり、買い物や外食に便利な環境が整っています。東海道の面影を残す「南品川商店街(青物横丁商店街)」には昔ながらの個人商店や惣菜店が軒を連ね、地元住民の生活を支える温かみのある雰囲気が魅力です。

また、周辺は住宅地としても人気が高く、再開発によってマンションやオフィスが増えたことで利便性が向上。品川駅や羽田空港へのアクセスも良く、ビジネスパーソンからファミリー層まで幅広い世代に支持されています。歴史と生活の調和が取れた街として、穏やかな暮らしを求める人々から注目を集めているエリアです。

近隣の公共施設・商業施設

オーケーストア青物横丁店(68m)

品川シーサイドフォレスト オーバルガーデン(650m)

品川区立南品川文化センター「きゅりあん」(800m)

近隣企業オフィス

ビッグローブ(650m)

富士通コンポーネント(650m)

日立ソリューションズ(株)(900m)

日本ゼネラルモーターズ(850m)

近隣学校

城南小学校(409m)

品川区立東海中学校(636m)

東京都立八潮高等学校(409m)

東京都立産業技術大学院大学(585m)

池見東京医療専門学校(714m)

祭り・イベント

千躰荒神祭

千躰荒神祭(せんたいこうじんさい)は、青物横丁駅から徒歩約5分の品川神社で毎年10月に行われる伝統行事です。火伏せや商売繁盛を願う祭りとして知られ、地域の人々に親しまれています。

当日は屋台が並び、焼きそばや綿あめなどの定番グルメを楽しめるほか、家族連れでにぎわう雰囲気が魅力です。荒神堂に祀られた「火防の神」への参拝も行われ、商店主や飲食店関係者が多く訪れます。古くからの信仰と地域の温かさが感じられる、青物横丁ならではの秋祭りです。

しながわ宿場まつり

しながわ宿場まつりは、青物横丁駅から徒歩圏内の旧東海道・品川宿周辺で毎年秋に開催される、江戸情緒あふれるお祭りです。江戸時代に東海道第一の宿場町として栄えた品川の歴史と文化を体感できるイベントとして、地域住民や観光客に親しまれています。

当日は、街道沿いに屋台や物産展が並び、江戸風の衣装をまとった人々が練り歩く「姫君道中」や「江戸風俗行列」などのパレードが見どころです。ほかにも大道芸や太鼓演奏、子ども向けの体験コーナーなどが行われ、家族連れでも楽しめる内容となっています。

主要通り

ジュネーブ平和通り

ジュネーブ平和通りは、青物横丁駅から北西方向へ伸びる、品川区を代表する主要道路のひとつです。名前の由来は、品川区とスイス・ジュネーブ市が1966年に姉妹都市提携を結んだことにあります。国際交流の象徴として整備されたこの通りは、緑が多く整った歩道と落ち着いた街並みが特徴です。

通り沿いにはオフィスビルや飲食店、マンションが立ち並び、通勤や買い物の人々で日中は活気があります。特に平和軸のモニュメントが設置されており、地域の人々が平和への思いを寄せる場としても知られています。

第一京浜

第一京浜は、東京都から神奈川県へ南北に伸びる国道15号で、青物横丁駅のすぐ近くを通る主要道路です。江戸時代の旧東海道に沿って整備された歴史ある通りで、現在も交通量が多く、地域の幹線として機能しています。

沿道にはオフィスや商店、飲食店が並び、昼はビジネス客、夜は地元住民でにぎわいます。交通アクセスの良さと活気ある街並みが特徴で、青物横丁エリアの暮らしを支える重要な通りです。

海岸通り

海岸通りは、東京湾沿いを南北に走る主要道路で、青物横丁駅からもほど近い場所にあります。臨海エリアらしく開放感のある景観が魅力で、物流拠点やオフィスビル、倉庫街などが立ち並びます。

近年は再開発が進み、飲食店やカフェが増えてきたことから、ビジネスパーソンだけでなく休日に散歩を楽しむ人の姿も見られます。港湾地区ならではの広い道路と見通しの良い風景が特徴で、ドライブや自転車での移動にも適しています。

人気スポット

東品川海上公園

東品川海上公園は、青物横丁駅から徒歩約10分の場所にある、水辺の景観が美しい公園です。東京湾に面した臨海エリアに位置し、運河を眺めながら散歩やジョギングを楽しめる人気スポットとして知られています。

園内には芝生広場や噴水、遊具エリアなどが整備され、子ども連れの家族から高齢者まで幅広い世代に親しまれています。特に晴れた日には、ベンチでお弁当を広げたり、ゆったりとした時間を過ごす人の姿が多く見られます。

また、夜にはライトアップされた運河沿いの景色が幻想的で、デートスポットとしても人気です。自然と都市の風景が調和した東品川海上公園は、青物横丁周辺でリラックスできる癒しの空間として、多くの人々に愛されています。

品川寺

品川寺(ほんせんじ)は、青物横丁駅から徒歩3分ほどの旧東海道沿いに建つ由緒ある寺院です。創建は平安時代と伝えられ、弘法大師(空海)が開いたとされています。古くから「品川観音」として信仰を集め、旅人や地域の人々の心のよりどころとなってきました。

境内には、江戸六地蔵の一つとして知られる「銅造地蔵菩薩坐像」が安置されており、その穏やかな表情が訪れる人々を迎えます。大きな銀杏の木や手入れの行き届いた庭が四季の彩りを添え、都会の喧騒を忘れさせる静けさが魅力です。

歴史ある街並みと利便性が共存し、穏やかな暮らしが広がる青物横丁駅

青物横丁駅は、1904年開業の歴史を背景に、旧東海道の面影と都市の利便性が同居するエリアです。品川寺や東品川海上公園などの身近な名所に加え、第一京浜・ジュネーブ平和通り・海岸通りが結節しており、品川・羽田方面へのアクセスも良好。商店街の生活感と再開発で進む利便性がほどよく交わり、日常使いの外食需要から週末の回遊まで、安定した集客が見込めます。

なお「居抜きの神様」では、前店舗の内装・厨房設備を活用できる居抜き物件を多数扱っています。初期費用と工期を抑え、青物横丁のエリア特性に合ったスピーディーな開業を後押しします。出店をご検討中の方は、ぜひご相談ください。

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この記事を書いた人

男の子3人を育てるママライターです。飲食店を経営していた両親の元で、美味しいものを食べて育ちました。現在は息子たちの野球の遠征先でお気に入りの飲食店を探すのが趣味です。満足してもらえる記事の執筆を心がけています。

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