東京都品川区に位置する品川シーサイド駅は、大手企業の拠点が集まる近代的なビジネス街です。近年は、再開発によりタワーマンションや大型商業施設も建設され、住む街としても人気が高まっています。この記事では、品川シーサイド駅の特徴や周辺施設、飲食店情報や賃料相場を紹介します。
品川シーサイド駅
所在地 | 東京都品川区東品川4丁目12-22 |
路線・乗車人員 | 東京りんかい線 16,922人 |
前後駅 | 大井町駅←品川シーサイド駅→天王洲アイル駅 |
参照:品川区「数字でみる品川 駅別一日平均乗車人員 (令和5年度)」
品川シーサイド駅前の特徴

品川シーサイド駅は、2002年に開業したりんかい線の駅です。駅の誕生にあわせてオフィス・商業施設・住宅を備えた大規模街区、「品川シーサイドフォレスト」が整備されたため、駅直結で通勤や買い物が済ませられる利便性の高さが特徴です。品川シーサイドフォレストのオフィスタワーには、日立ソリューションズやプリマハム、ビッグローブなどの有名企業が入居しており、朝夕は通勤客で賑わいます。
品川シーサイドフォレスト内には商業施設「イオンスタイル品川シーサイド」「オーバルガーデン」もあり、買い物やグルメを楽しむ人の姿が多く見られます。オフィスビルが集中するエリアであるため、ランチタイムをターゲットとしたファーストフード店や牛丼店など、手軽に食べられる飲食店が多い傾向です。
利便性に優れているだけではなく、駅のそばには京浜運河が流れ、豊かな景観を楽しめる点も大きな魅力と言えるでしょう。
各出口の特徴
A出口
駅の北側にある出口で、出てすぐの場所にロータリーがあります。イオンスタイル品川シーサイド、ハートンホテル東品川へ向かう際に便利です。都立八潮高等学校や都立城南職業能力開発センターなど、天王洲アイル側にある施設への移動にも利用されます。
B出口
駅の南側に位置し、バス乗り場があります。関東運輸局東京運輸支局、都立産業技術大学院大学、都立産業技術高等専門学校などの施設や、路線バスを利用する際に便利です。
C出口
品川シーサイドフォレストの商業施設(オーバルガーデン、ロワジールホテル品川シーサイド)に直結する出口です。駅ビルの地下を通って、ショッピングモールやホテルへ濡れずにアクセスできます。
エレベーター口
C出口と同様に、オーバルガーデンやロワジールホテル品川シーサイドへのアクセスに便利ですが、主にバリアフリールートとして利用されます。
品川シーサイド駅周辺の飲食店情報

品川シーサイド駅周辺の飲食店数
184件
業態別飲食店数
和食 | 51件 |
洋食・西洋料理 | 20件 |
中華 | 15件 |
アジア・エスニック | 4件 |
カレー | 8件 |
焼き肉・ホルモン | 7件 |
居酒屋 | 56件 |
ラーメン | 14件 |
カフェ・喫茶店 | 10件 |
バー | 10件 |
品川シーサイド駅周辺の飲食店は、居酒屋と和食がそれぞれ50件以上と多く、飲酒需要や和食志向が強いエリアです。洋食・中華・ラーメンは一定数あり、ランチやカジュアル外食の選択肢が揃っています。
カフェ・バーは10件ずつ、アジア・エスニック・カレー・焼肉は10件未満と少なめで、競合が緩やかであることが伺えます。出店を検討する際は、居酒屋・和食の激戦に注意しつつ、価格帯やコンセプトで差別化するのが得策です。
品川シーサイド駅周辺の人気カフェ
品川シーサイド駅から徒歩約8分に位置する、落ち着いた雰囲気のパティスリー兼カフェです。ショートケーキやチーズケーキなどのベーシックなケーキから、プチガトー、焼き菓子まで、種類豊富な洋菓子を取り扱っています。カフェスペースにてイートインが可能で、ケーキはもちろん、デリやワインも提供しているのが特徴。地域に根差した“街のケーキ屋さん”として、家族連れやビジネスパーソン、シニアなど、幅広い客層に親しまれています。
品川シーサイド駅から徒歩約9分にある老舗喫茶店です。落ち着いた木目調の店内は昭和の趣を残しつつ、ゆったりとした時間を過ごせる空間となっています。ネルドリップやサイフォンで丁寧に淹れたコーヒーが好評で、ストレートコーヒーやブレンドの種類も豊富です。朝の時間帯にはトーストやサンドイッチ、ゆで卵などが付いたモーニングセットも提供され、コーヒーと合わせてボリュームある朝食を楽しむ利用者も多く見られます。
品川シーサイド駅から徒歩6分にあるカフェ&ダイニングです。店内はアメリカンなダイナースタイルを基調としており、クラブのような空間でランチやディナーを楽しめます。ランチタイムにはハンバーガーにポテト、スープにドリンクが付いたセットなど、ボリュームがありコスパ抜群のメニューが人気です。夜の時間帯には生ビールやワイン、カクテルなどドリンクのラインナップも豊富で、カジュアルな飲み会や打ち合わせにも適しています。
店舗賃料相場
品川シーサイド駅の店舗賃料相場情報(直近1年間)
平均坪単価 | 22,878円 |
最高坪単価 | 33,872円 |
最低坪単価 | 9,423円 |
品川シーサイド駅の平均賃料相場年別推移(2022年〜2025年)
2025年 | 23,396円 |
2024年 | 24,717円 |
2023年 | 23,975円 |
2022年 | 25,276円 |
参照:飲食店ドットコム「品川シーサイド駅の賃料相場情報」(2025年10月現在)
※2025年10月16日に取得したデータです。データは更新されている可能性があります。
品川シーサイド駅周辺の特徴

街の特徴
品川シーサイド駅は2002年、東京臨海高速鉄道りんかい線の天王洲アイル~大崎間の開通にあわせて開業しました。駅とともに誕生した大規模街区、品川シーサイドフォレストが駅名の由来です。この開通により、りんかい線は新木場~大崎間が全線開通し、東京都心部と臨海副都心を直結する重要な路線となりました。
駅周辺はもともと倉庫や工場が立ち並ぶ工業地帯でしたが、品川シーサイド駅が誕生してからはオフィス街として発展していきます。現在はタワーマンションがいくつも立ち並び、都心へのアクセスに優れた、利便性の高い住宅地として人気です。
周辺には保育園、学校、小児科などが充実しており、「子育てしやすい街」として評価が高く、定住人口が緩やかに増加しています。「杜のみどりの中の街」というコンセプトで再開発されたため、運河沿いの緑道公園なども整備され、子どもの遊び場や休日の憩いの場が充実しているのも人気の理由です。
近隣の公共施設・商業施設
品川シーサイドフォレスト(109m)
イオンスタイル 品川シーサイド店(134m)
未来屋書店 品川シーサイド店(147m)
産業技術高等専門学校品川キャンパス図書館(335m)
京浜運河緑道公園(423m)
近隣企業オフィス
(株)日立ソリューションズ(51m)
プリマハム(株)(171m)
ビッグローブ(株)(172m)
ソニーネットワークコミュニケーションズ(株)(176m)
(株)バンダイナムコホールディングス(274m)
近隣学校
品川区立城南小学校(850m)
品川区立東海中学校(317m)
東京都立八潮高等学校(370m)
東京都立産業技術高等専門学校品川キャンパス(336m)
東京都立産業技術大学院大学(327m)
祭り・イベント
毎年9月下旬に、旧東海道の宿場町として栄えた北品川~青物横丁にかけての街道沿いで開催されるお祭りです。初日には江戸時代の花魁姿で練り歩く「おいらん道中」や、夕暮れ時に江戸町人に扮した人々とお酒が飲める「宿場ナイト」を開催。2日目には壮麗な「宿場まつり行列」が行われ、江戸時代の衣装に身を包んだ人々が東海道をパレードします。品川寺では江戸時代から続く「火渡り荒行」が披露され、地域の伝統文化を肌で感じる機会となっています。
毎年10月中旬に、品川区内の運河や水辺エリアを舞台に開催される催しです。東品川海上公園や天王洲公園を主会場に、多数の屋台や飲食ブース、ステージパフォーマンスが展開されます。夜には打ち上げ花火が運河の夜空を彩り、都会の水辺空間が幻想的な雰囲気に包まれます。船上ライブやクルーズ体験、ふれあい動物園など、幅広い年齢層が楽しめるコンテンツも豊富です。
主要通り
天王洲通り
品川シーサイド駅の真上を走る通りです。りんかい線に沿って北側へと延びており、北に進むと天王洲アイル駅があります。天王洲アイル方向へのアクセスや、ウォーターフロント散策の起点として活用されています。道沿いにはイオンスタイル品川シーサイドやオーバルガーデンといった商業施設、オフィスビル、ホテルが立ち並んでいます。
ジュネーブ平和通り
青物横丁駅付近から東方向へ延びる通りです。スイス・ジュネーヴ市との友好を記念して名付けられた通りで、焼肉店やラーメン店、居酒屋などの飲食店が並び、賑やかな雰囲気が感じられます。
都道316号線
旧「海岸通り」としても知られ、港湾地区や運河沿いを走る主要な幹線道路です。物流にも使われる交通量の多い道路ですが、広めの車道と歩道が整備されており、沿道には倉庫をリノベーションしたオフィスやウォーターフロント散策ルートもあります。
人気スポット

品川シーサイド駅から徒歩約1分に位置する大型商業施設です。地下1階から地上3階までを売り場とし、食品、日用品、衣料品、インテリア家具まで、「衣・食・住」ほぼすべてをカバーするラインナップが揃っています。特に、地下1階の食品売場は早朝8時から23時まで営業しており、ライフスタイルに応じた買い物が可能です。フードコートも充実しており、休日は家族連れで賑わいます。

品川シーサイド駅から徒歩10分にある、運河と芝生広場を擁する親水性の公園です。目黒川が天王洲運河に注ぎ込む河口部に位置し、運河沿いの遊歩道を散策する人や、くじらをイメージした滑り台などの遊具で遊ぶ子どもの姿が見られます。
園内には屋上庭園もあり、都会に居ながら水際の自然や開放感が感じられるのも特徴です。オランダの絵本作家ディック・ブルーナが描いた絵本に登場する、うさぎのミッフィーをモチーフにした花壇や遊具もあり、訪れる人の心を和ませています。
大手企業のオフィスやタワーマンションが集まる品川シーサイド駅
大企業のオフィスや高層マンションが集中する品川シーサイド駅は、都会的な発展を遂げているエリアです。安定した顧客であるビジネス層の外食需要が見込めるため、飲食店を開くには絶好の立地です。まだ市場に浸透していないカフェやバー、エスニックなどの業種は特にチャンスがあり、大きな成功の可能性を秘めた場所と言えるでしょう。
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