新馬場駅|古き良き穏やかさと利便性が共存する街

新馬場駅は、東京都品川区にある京浜急行電鉄本線の駅です。品川区の拠点の一つとなっており、駅周辺には品川区の公共施設が点在しています。品川駅へのアクセスが非常に良く、新幹線や羽田空港の利用者にも利便性が高い特徴があります。駅の北口側には東京十社の一つである品川神社があり、参道は商店街となっています。また、南側には複数の寺院と住宅街が広がるエリアです。今回は、新馬場駅の基本情報に加え、街の特徴や周辺施設の情報について紹介します。

目次

新馬場駅

所在地東京都品川区北品川2-18-1
路線・乗降者数京急本線 15,099人
前後駅北品川駅←新馬場駅→青物横丁駅

参照:京浜急行電鉄「駅別1日平均乗降人員 2024年度」

新馬場駅前の特徴

新馬場駅は、京急線で品川駅から2駅、各駅停車で約3分というアクセスの良さが魅力の駅です。駅のすぐそばには、第一京浜と山手通りが交わる交差点があり、交通の要所としての一面も持ちます。駅は元々、「北馬場駅」と「南馬場駅」という別の駅でしたが、高架化工事の際に2駅が統合されて、中間地点に新馬場駅が作られました。

駅周辺には品川区の公共施設が多く、行政や地域活動の中心エリアとしての機能もあります。一方で、古くからの商店や飲食店が立ち並ぶ商店街など下町の雰囲気が残るエリアでもあり、どこか懐かしさを感じさせる風情ある街並みが広がります。駅周辺には神社や寺院などが多く、地域の歴史を感じられる落ち着いた雰囲気が漂います。

各出口の特徴

北口

北口は旧・北馬場駅で、品川神社への最寄り出口でもあります。消防署や図書館、健康センターなどの品川区の公共施設も北口側に集まっており、行政や地域活動の拠点としても機能しています。交通量が多い大通りに面しており、交差点もあるため、昼夜問わず多くの車と人が行き交います。

南口

南口は、旧・南馬場駅で、目黒川を渡った先にある出口です。周辺には寺院が多く点在し、住宅街が広がるエリアで、静かで落ち着いた環境となっています。北口側の活気とは対照的に、日常の暮らしを感じさせる穏やかな空気が漂います。

新馬場駅周辺の飲食店情報

新馬場駅周辺の飲食店数

270件

業態別飲食店数

和食69件
洋食・西洋料理27件
中華17件
アジア・エスニック10件
カレー17件
焼き肉・ホルモン9件
居酒屋61件
ラーメン18件
カフェ・喫茶店36件
バー17件

参照:食べログ(2025年10月現在)

北馬場参道通り商店街と旧東海道沿いに店が集中しており、個人経営の店が多いのが特徴です。

新馬場駅の人気カフェ

いちょうの木

新馬場駅から徒歩3分の場所にあるかき氷専門店。メニューの種類が豊富で、季節の果物を使ったものから、チーズやウイスキー、白みそなどを取り入れた個性的なメニューまで揃っています。小ぶりで食べやすいサイズ感と、リーズナブルな価格も人気の理由。メレンゲやクッキーなどを使った個性的なトッピングはファンが多く、リピーターも多いそう。店内は板張りで小屋のような温もりがあり、いすやテーブルには一枚板を使用。土日は予約制の人気店なので、事前にチェックしてから来店するのがベター。

bob bagel

新馬場駅から徒歩4分の場所にあるベーグル専門店。白と緑を基調とした店内は、シンプルで清潔感のある雰囲気です。店内にはドリンクと一緒にベーグルやベーグルサンドを楽しめるイートインスペース(ベンチ)が設けられています。ベーグルは固めでしっかりしていて、食べ応えのある味わい。ベーグルサンドはホールサイズとハーフサイズから選べ、一番人気は「マグロ」。マグロにアボカドとクリームチーズを合わせており、塩気のあるベーグルにぴったりだと評判です。

KAIDO books & coffee

新馬場駅から徒歩4分の場所にあるブックカフェ。書店併設で、「旅」をテーマにした本が壁一面にずらりと並びます。店内は木目調で、家具にも木が使われており、落ち着いた雰囲気。人気メニューは、ハーブの効いたソーセージを使ったホットドッグと、生クリームをたっぷり練り込んだ生スコーン。静かでおしゃれな空間で読書を楽しみながら、軽食やスイーツを味わえるお店です。

参照:食べログ(2025年10月現在)

店舗賃料相場

新馬場駅の店舗賃料相場情報(直近1年間)

平均坪単価19,779円
最高坪単価37,684円
最低坪単価9,423円

新馬場駅の平均賃料相場年別推移(2022年〜2025年)

2025年20,579円
2024年22,912円
2023年20,292円
2022年15,698円

参照:飲食店ドットコム「新馬場駅の賃料相場情報」(2025年10月現在)
※2025年10月18日に取得したデータです。データは更新されている可能性があります。

新馬場駅周辺の特徴

街の特徴

新馬場駅の名前は、この地にかつて馬場地(競馬や流鏑馬などが行われた場所)があったことに由来します。1904年に北馬場駅と南馬場駅が開業しましたが、1976年に京急本線の高架化工事に伴い、両駅が統合されて現在の新馬場駅となりました。その影響で、6両編成の普通列車しか停車しないにもかかわらず、ホームは11両分の長さがあります。

新馬場駅には、品川区役所の旧本庁舎があったため、現在でも図書館や健康センターなど公共施設が多くあります。また、品川神社をはじめとする神社仏閣が点在するエリアで、目黒川をはさんだ南側は落ち着いた住宅街が広がります。

近隣の公共施設・商業施設

品川消防署(150m)

品川区立品川図書館(118m)

品川保健センター(127m)

近隣企業オフィス

(株)テクニスコ(529m)

内外日東(株) 本社(513m)

近隣学校

台場小学校(402m)

品川区立品川学園(309m)

私立品川女子学院中等部・高等部(393m)

祭り・イベント

荏原神社 天王祭

新馬場駅から徒歩約4分の場所にある荏原神社で、毎年6月初旬に行われる例祭。都内で唯一、神面をつけた神輿が海に入る「御神面海中渡御」が行われることでも知られています。この海中渡御は、品川沖の海面から牛頭天王の面が発見されたことにちなんでおり、「天王洲」という地名の由来になっているのだとか。
また、牛頭天王(須佐男之尊)が水神であることから、参加者をかっぱになぞらえて「かっぱ祭」とも呼ばれています。

主要通り

山手通り

東京都品川区から板橋区まで続く都道で、正式名称は「東京都道317号環状六号線」。ほぼ全線にわたって首都高速中央環状線が並行し、都内を縦断する交通の大動脈として機能しています。新馬場駅前では第一京浜と交差しており、昼夜問わず車の往来が多いエリアです。

第一京浜(国道15号)

東京都中央区を起点とし、神奈川県川崎市を経て横浜市に続く一般国道。新馬場駅付近は交通量が多く、周辺にはオフィスビルや商店、マンションなどが立ち並びます。また、一部区間は毎年正月に開催される箱根駅伝のコースとしても知られています。

人気スポット

品川神社

新馬場駅北口から徒歩約1分の場所にある神社。東京十社の一つであり、祈願成就の神様として知られています。平安時代の末、源頼朝により創建され、のちに徳川家康が戦勝祈願を行ったと言われています。境内には、富士塚や門柱に龍の彫刻が施された「双龍鳥居」などがあり、社殿裏には板垣退助の墓所があります。

子供の森公園

新馬場駅から徒歩約10分の場所にある公園、入口には高さの異なるカラフルなパイプから水が出る「水のモニュメント」があり、特に夏場は多くの子どもたちで賑わいます。園内には多くの遊具が設置されており、特に「恐竜の森」をテーマにした遊戯ゾーンには恐竜像が並び、子どもたちからは「かいじゅう公園」と呼ばれ親しまれています。

寺社仏閣と商店街が広がるアクセス良好な新馬場駅

新馬場駅周辺は、品川や羽田空港へのアクセスに優れ、交通の利便性が高いエリアです。一方で、駅周辺には品川神社をはじめとする寺社仏閣が多く、下町の商店街や住宅街が広がるなど、昔ながらの街の温かさが感じられます。住宅街も広がっており、地域住民に愛される店舗を目指す方にも適しています。「居抜きの神様」では、低コストで開業しやすい居抜き物件を数多く取り扱っています。居抜き物件をお探しの方は、ぜひご相談ください。

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この記事を書いた人

2021年より、ライフスタイル系メディアを中心に活動。農学部卒、食品2社、IT企業事務職を経験。企業や個人の発信の悩みに寄り添い、文章を通じて魅力を引き出すサポートをしています。

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