天王洲アイル駅│水辺の景観とアート文化が共存する街

天王洲アイル駅は東京モノレールとりんかい線の2路線が利用でき、羽田空港やお台場、新宿方面へのアクセスも良好です。かつて、駅周辺は工業地帯でしたが、再開発によりオフィスや商業施設、アートギャラリーが立ち並ぶ洗練された街並みに生まれ変わりました。今回は天王洲アイル駅の特徴や周辺施設の情報に加え、駅周辺の飲食店情報や店舗賃料相場も紹介します。

目次

天王洲アイル駅

所在地東京都品川区東品川2-3-8(東京モノレール羽田線)
東京都品川区東品川2-5-19(東京りんかい線)
路線・乗降者数23,112人(東京モノレール羽田線)
15,669人(東京りんかい線)
前後駅浜松町駅←天王洲アイル駅→大井競馬場前駅(東京モノレール羽田線)
品川シーサイド駅←天王洲アイル駅→東京テレポート駅(東京りんかい線)

参照:東京モノレール羽田線「会社概要」東京りんかい線「よくあるご質問」

天王洲アイル駅前の特徴

東京都品川区の臨海エリアに位置する天王洲アイル駅は、東京モノレール羽田空港線とりんかい線が乗り入れる交通の要所です。東京モノレールの駅は1992年に、りんかい線の駅は2001年に開業し、羽田空港やお台場、さらには新宿・渋谷方面へのアクセスが大きく向上しました。

駅周辺は、かつて倉庫や工場が立ち並ぶ工業地帯でしたが、再開発によって近代的なビジネス街へと変貌を遂げています。水辺の景観を活かした整備が進められ、運河沿いの遊歩道は昼夜を問わず散歩を楽しむ人々で賑わっています。利用客は、周辺のオフィスで働くビジネスパーソンが中心ですが、近年はイベントやグルメ目的で訪れる人々や観光客も増加中です。

各出口の特徴

南口(東京モノレール羽田線)

イベント会場になることもある「東品川2-3開放広場」や、パラスポーツやアート活動の発信拠点である「アイルしながわ」に近い出口です。

中央口(東京モノレール羽田線)

オフィスビルや商業施設、劇場、ホテルなどが並ぶ「シーフォートスクエア」に直結した出口です。外には「天王洲アイル水辺広場」が広がり、日によってはイベントが開催されることもあります。

A出口(東京りんかい線)

天王洲通り沿いにある出口で、近くに「天王洲アイル第八公園」があります。

B出口(東京りんかい線)

オフィスビル「天王洲パークサイドビル」や、野球やサッカーなどのスポーツを楽しめる「天王洲公園」へのアクセスが便利な出口です。天王洲公園の奥には、くじらの遊具がある「東品川海上公園」があります。

C出口(東京りんかい線)

目の前にはオフィスビル「野村不動産天王洲ビル」が、少し歩いたところには「天王洲アイル第九公園」がある出口です。公園には高台のスペースがあり、周囲の景色を楽しめます。

天王洲アイル駅周辺の飲食店情報

会社の仲間と飲む人たち

天王洲アイル駅周辺の飲食店数

129件

業態別飲食店数

和食30件
洋食・西洋料理12件
中華12件
アジア・エスニック9件
カレー7件
焼き肉・ホルモン7件
居酒屋40件
ラーメン10件
カフェ・喫茶店17件
バー7件

参照:食べログ(2025年10月現在)

天王洲アイル駅周辺はビジネス街ということもあり、飲食店の数は約130件と他エリアより少なく、深夜営業をしている店舗も多くありません。業態別に見ていくと、それぞれバランスよく出店されている印象ですが、その中でも和食と居酒屋の数が若干多く、需要の高さがうかがえます。

天王洲アイル駅周辺の人気カフェ

ワットカフェ (WHAT CAFE)

天王洲アイル駅から徒歩で約5分に位置する、アートとカフェが融合したギャラリーカフェです。広々とした店内では、若手アーティストの作品が定期的に展示・販売されています。メニューはこだわりのコーヒーやスイーツが中心で、開放的な空間とスタイリッシュなインテリアも魅力です。

テラダ アート コンプレックス カフェ(TERRADA ART COMPLEX CAFE)

ギャラリー複合施設「TERRADA ART COMPLEX」内に設けられたカフェです。倉庫をリノベーションしたような天井高の空間で、コンクリートの質感と大きな窓によって生み出された開放的な雰囲気が魅力です。ランチプレートやスムージー、カジュアルな飲食メニューがあり、ギャラリー巡りの合間に立ち寄りやすい点も支持されています。

ルカラン(Le Calin)

天王洲アイルの運河沿いにあるフレンチスタイルのカフェです。白を基調とした北欧風の店内では、ケーキやパスタ、肉・魚料理のランチセットや、香り高いコーヒーをゆったりと味わえます。落ち着いた雰囲気と丁寧な接客で、地元の人々にも愛されているお店です。

参照:食べログ(2025年10月現在)

店舗賃料相場

天王洲アイル駅の店舗賃料相場情報(直近1年間)

平均坪単価23,907円
最高坪単価65,970円
最低坪単価9,423円

天王洲アイル駅の平均賃料相場年別推移(2022年〜2025年)

2025年25,916円
2024年22,183円
2023年20,545円
2022年22,389円

参照:飲食店ドットコム「天王洲アイル駅の賃料相場情報」(2025年10月現在)

※2025年10月20日に取得したデータです。データは更新されている可能性があります。

天王洲アイル駅周辺の特徴

天王洲アイルの駅前

街の特徴

天王洲アイルは、江戸幕府によって造られた「第四台場」をベースに埋め立てたエリアです。昭和後期までは倉庫や工場が立ち並ぶ港湾地区でしたが、1990年代に都市再生プロジェクトが進められ、オフィスやホテル、商業施設が建ち並ぶモダンな街並みへと変貌しました。地名の「天王洲」は、牛頭(ごず)天王の面が引き上げられたという言い伝えに由来し、「アイル」は再開発時に英語で「島」を意味する言葉として加えられたそうです。

現在では、寺田倉庫を中心としたアート施設やギャラリーが数多く集まり、国内外のアーティストによる展示やイベントが開催されています。都会の喧騒から少し離れた静かな環境でありながら、ビジネス・文化・観光が融合した魅力的なベイエリアとして、天王洲アイルは独自の存在感を放っています。

近隣の公共施設・商業施設

天王洲郵船ビル(89m)

マツモトキヨシ天王洲アイル店(189m)

天王洲公園(228m)

東品川海上公園(481m)

東京海洋大学附属図書館(548m)

近隣企業オフィス

住友ベークライト(株)(83m)

富士石油(株)(83m)

日本ライフライン(株)(86m)

日本軽金属ホールディングス(株)(92m)

(株)C&Gシステムズ(214m)

近隣学校

東京海洋大学 品川キャンパス(606m) 

台場小学校(656m)

城南第二小学校(764m)

品川区立東海中学校(966m)

港区立港南中学校(975m)

祭り・イベント

夜空に打ちあがる花火

天王洲キャナルフェス

天王洲アイルエリアの水辺を舞台に、音楽・映画・アート・フードなど多彩なコンテンツを展開する大型イベントです。開催場所は「CANAL EAST」「天王洲運河」「アイルしながわ」で、地域住民や観光客の交流を目的に年に数回開催されています。船をステージにしたライブや水辺の映画祭、ミュージックライブ、フードマルシェなど、老若男女が楽しめる工夫が満載です。

しながわ水辺の観光フェスタ

「天王洲キャナルフェス」を始め、さまざまな催しを同時開催する秋の一大イベントです。東品川海上公園と天王洲公園が舞台になる「秋の運河花火まつり」も人気で、遠方からも多くの観光客が訪れます。花火まつりでは花火の打ち上げの他に、屋台や移動動物園、スポーツフェスティバル、ステージショーなども開催されます。

主要通り

アートが描かれたビル

ボンドストリート

天王洲アイル駅から徒歩数分、ふれあい橋から海岸通りへと続く約200メートルの通りです。かつてこの周辺は保税地域(Bonded Area)だったことから、「ボンドストリート」という名が付けられました。現在は、倉庫をリノベーションしたレストランやカフェ、セレクトショップが並び、水辺の街・天王洲を象徴するおしゃれなストリートとして知られています。

海岸通り

港区東新橋から大田区方面まで走る主要道路で、天王洲アイルエリアの中心を貫く幹線です。通り沿いには、かつての倉庫街を活かしたオフィスビルや飲食店、商業施設が立ち並び、近年は再開発によりモダンで洗練された街並みへと変化しています。モノレールや首都高速の高架が交差する立体的な都市景観が特徴で、交通量が多く視認性も高いため、店舗立地としても魅力的です。

人気スポット

TERRADA ART COMPLEX

倉庫業で知られる寺田倉庫が運営する、日本最大級のギャラリー複合施設です。建物内には現代アートを中心とした複数のギャラリーが集まり、展示会やアートイベントが定期的に開催されています。併設のカフェやショップもあり、日常の中で気軽にアートを楽しめる文化スポットとして人気です。

シーフォートスクエア

シーフォートスクエアの外観

天王洲アイル駅直結の複合商業施設で、ホテル、オフィス、劇場、飲食店などが一体となったランドマークです。1992年に開業し、ビジネス・観光・エンターテインメントが融合した空間として発展してきました。昼夜を問わず多くの人が訪れる、天王洲アイルの中心的スポットとして有名です。

ビジネスパーソンや観光客が多く集まる天王洲アイル駅

再開発によって整備された天王洲アイル駅周辺には、オフィスやホテル、劇場、ギャラリーなどが集まり、連日多くの人で賑わいます。観光やビジネスの拠点としての利便性が高く、国内外からの来訪者も増加中です。感度の高いビジネスパーソンや観光客が集まるため、飲食店の需要も安定しており、新規出店を検討する方にとって有望なエリアと言えるでしょう。

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この記事を書いた人

2018年からWebライターとして活動。活発な女の子をワンオペで育てる新米ママライターです。仕事と育児に日々奮闘中!読みやすく分かりやすい文章を心がけています。

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