江古田駅は練馬区にある西武池袋線の駅。日本大学、武蔵大学、武蔵野音楽大学の3つの大学キャンパスがあり、多くの学生でにぎわいます。駅周辺には昔ながらの商店街が広がり、レトロな雰囲気が漂うエリアです。近年は地元の有志団体が地域活性化プロジェクトを実施し、休日には新たな名物イベントを目当てにした行楽客も多く訪れています。今回は、江古田駅の基本情報、周辺施設や飲食店情報をご紹介。さらに江古田駅周辺で開業を検討されている方に向けて、店舗賃料相場などにも触れていきます。
江古田駅
所在地 | 東京都練馬区旭丘1丁目 |
路線・乗降者数 | 西武鉄道 30,837人 |
前後駅 | 東長崎駅←江古田駅→桜台駅 |
参照:西武鉄道「駅別乗降人員」
江古田駅前の特徴
西武池袋線で池袋駅からわずか3駅の江古田駅。少し歩けば、西武有楽町線、東京メトロ有楽町線・副都心線の小竹向原駅や都営地下鉄大江戸線の新江古田駅も利用でき、アクセスの良さも魅力のエリアです。
江古田駅周辺には、南北に個人商店を中心とした昔ながらの商店街が複数広がり、昔ながらの下町の雰囲気が漂います。商店街のみならずスーパーの激戦区でもあり、日常の買い物に困ることはありません。また武蔵野大学や武蔵野音楽大学、日本大学芸術学部などの大学、特に芸術系の大学があることから、芸術と学生の街として知られています。
各出口の特徴
北口
江古田市場通り商店街、栄町本通り商店街(江古田ゆうゆうロード)近くの出口。日本大学や武蔵野音楽大学方面へのアクセスにも便利です。
南口
駅前に江古田銀座商店会や旭丘文化通り商店街がある出口。武蔵大学や都営大江戸線・新江古田駅へのアクセスに便利です。
江古田駅周辺の飲食店情報
江古田駅周辺の飲食店数
359件
業態別飲食店数
和食 | 87件 |
洋食・西洋料理 | 41件 |
中華 | 25件 |
アジア・エスニック | 23件 |
カレー | 16件 |
焼き肉・ホルモン | 17件 |
居酒屋 | 97件 |
ラーメン | 25件 |
カフェ・喫茶店 | 46件 |
バー | 41件 |
複数の大学を抱える江古田駅周辺は、出店件数の多い居酒屋を中心に、安くてボリューム満点なメニューを提供する学生向けの飲食店が多く出店しています。チェーン店も揃っていますが、地元の人に愛されてきた個人経営のお店が多い印象です。近年はパン屋にカフェスペースを設けたベーカリーカフェも増えています。
江古田駅周辺の人気カフェ
江古田駅から徒歩6分、天然素材にこだわったハード系パンとエスプレッソが自慢のベーカリーカフェ。店内では、お店のパンを使ったサンドイッチセットやトーストセットを開店の8時から一日中楽しめます。「食べログ パン TOKYO 百名店 2022」の選出店です。
保育園に併設されたベーカリーカフェ。キッシュといった欧風料理やサラダ、手作りパン、サンドイッチを提供します。その味はテレビドラマ「孤独のグルメ」のロケ地にもなったほどの人気です。パーラー江古田の姉妹店であり、同じく「食べログ パン TOKYO 百名店 2022」の選出店です。
「食べログ スイーツ TOKYO 百名店 2023」の選出店です。ジャン・マリー・ジブナレル杯チョコレート部門やパリ、プロヴァンス地方開催のコンクールなどで数々の受賞を果たしたシェフが作り出すケーキやショコラはまさに芸術品。地元で評判のお店なので、お持たせにもおすすめです。不定休のため、お出かけ前にオフィシャルサイトでご確認してください。
店舗賃料相場
江古田駅の店舗賃料相場情報(直近1年間)
平均坪単価 | 18,178円 |
最高坪単価 | 62,174円 |
最低坪単価 | 6,483円 |
江古田駅の平均賃料相場年別推移(2021年〜2024年)
2024年 | 18,304円 |
2023年 | 16,959円 |
2022年 | 17,414円 |
2021年 | 16,159円 |
参照:飲食店ドットコム「江古田駅の賃料相場情報」(2024年7月現在)
江古田駅周辺の特徴
街の特徴
江古田駅(えこだえき)は、1922年に旧制武蔵高等学校(現・武蔵大学、武蔵高等学校中学校)の設立とともに「武蔵高等学校用仮停留所」として開業されました。翌年1923年に武蔵野鉄道江古田駅と改称、本営業を開始。江古田駅は池袋と所沢間を結ぶ電化路線の一部であり、開業当初から電化された駅として注目されました。
江古田駅の名称は、駅周辺のかつての地名「江古田町(えごたまち)」に由来しています。駅周辺は、もともと現在の中野区江古田(えごた)を含む「多摩郡江古田村」の新田として開発された場所(江古田新田)でしたが、江古田新田は豊島郡上板橋村に属したため、明治以降の合併先が異なり、江古田村は中野区の、江古田新田は板橋区(後に練馬区)の一部となりました。
昔ながらのレトロな建物が多く、下町雰囲気が漂う街ですが、近年は地元有志による地域活性プロジェクトも盛んです。なかでも「えこだパンさんぽ」は大人気のイベントです。江古田駅周辺はパンの有名店がひしめき合う激戦区として知られ、江古田駅から桜台駅へと続く千川通りは「ブレッドストリート」と呼ばれるほどです。「えこだパンさんぽ」では散策しながら、好きなベーカリーやグルメ店でパンや具材を選び、オリジナルサンドを食べられるもの。他にも音楽ライブやワークショップといった江古田の魅力を楽しめるイベントが実施されています。
近隣の公共施設・商業施設
江古田浅間神社(19m)
江古田駅北公園(120m)
武蔵野稲荷神社(314m)
練馬東税務署(412m)
近隣企業オフィス
太陽ホールディングス(株)(588m)
鈴茂器工(株)(834m)
(株)カーメイト(985m)
近隣学校
日本大学 芸術学部江古田キャンパス(233m)
武蔵野音楽大学 江古田キャンパス(413m)
武蔵大学 江古田キャンパス(467m)
祭り・イベント
えこだパンさんぽ
地域活性化プロジェクト「とにかく江古田!プロジェクト」による江古田駅周辺のパン屋さんを巡るイベントです。散歩しながら、個性的なパンやグルメ、商店街での買い物、音楽、親子で楽しめるワークショップなど、江古田の魅力を味わえます。
第一地区祭(北新井公園)
練馬区立北新井公園で7月下旬に行われる納涼盆踊大会。練馬区内17地区ごとに開催される地区祭のひとつです。地区祭とは、地域住民の交流や連帯を深め、郷土愛を育むことを目的とした地域のお祭りのこと。子どもから高齢の方まで楽しめる祭りとして親しまれています。
主要通り
江古田銀座商店会
江古田駅南口からすぐ、西北に伸びる商店街です。親子連れ、学生やサラリーマンが気軽に楽しめる飲食店が多く立ち並びます。
駅北側にある商店街。線路を隔てて江古田銀座商店会に続きます。平成7年に愛称「江古田ゆうゆうロード」と命名されました。奇数月の第4土曜日には「江古田ナイトバザール」を実施中。江古田ナイトバザールでは、スタンプラリーや産地直送物産市、焼きそば、綿あめ、射的といった出店のほか、さまざまな催し物が楽しめます。
江古田市場通り商店会
駅北側にある商店街。2014年12月に閉場した「江古田市場」の名称を商店街名に残しています。昔ながらの八百屋や豆腐屋が出店し、下町のような雰囲気が特徴です。時折テレビの撮影隊も訪れています。
江古田駅南口前から東南方向に伸びる商店街。中小商店が多く、駅周辺には焼肉店や鮨屋、カフェといった飲食店が立ち並びます。住宅街への導線でもあり、ディナータイムには帰宅中の人々が行き交います。
千川通り
都道439号線(椎名町上石神井線)、江古田駅南側を走る通りです。駅南口からこの通りの間に多数の飲食店が出店。通り沿いには低層~中層マンションが建ち並んでいます。
人気スポット
浅間神社(せんげんじゃ)
江古田駅北口そばにある神社です。境内の石碑に「果てもなきこの武蔵野の茅原に富士ばかりこそ山は見えけれ」とあることから、別名「茅原浅間神社」とも呼ばれます。拝殿の後方には、国の重要有形民俗文化財に指定された「江古田の富士塚」を保存。社殿後部に登山口があり、年に3回、元旦・富士山の山開き(7月1日)・例大祭(9月第2土日曜日)のみ入山可能です。
武蔵野稲荷神社
「練馬のお稲荷さん」「江古田のお稲荷さん」として古くから地元の人々に親しまれてきた神社です。明治から昭和初期には、民間信仰の社として病気治しや加持祈祷を行っていました。特に商売繁昌、無病息災、禍転じて福となす「つなぎの神様」として知られています。
旧北江古田公園。平成19年に区域と名称を変更して新たに開園されました。旧国立療養所中野病院跡地の既存樹林を生かし、隣接する保健福祉施設とも調和した中野区立の防災公園です。シンボルはハナミズキで、四季折々の自然を楽しめ、地域住民の憩いの場として親しまれています。
商店街が広がる学生の街、江古田駅
複数の大学を抱え、多くの学生が行き交う江古田駅エリア。学生向けに安くてボリュームのある定食屋や居酒屋、カフェといった飲食店が多い印象です。複数の商店街を抱え、個人経営の飲食店が多いのも特徴です。近年は地元の有志団体による地域活性化のイベントが誕生し、それを目当てとした人々も多く訪れ、新たな飲食需要も生まれています。
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