東京都中野区に位置する新中野駅は、副都心である新宿までわずか3駅、東京駅や池袋駅までも乗り換えなしでアクセスできる交通利便性の高い駅です。今回は、新中野駅の特徴や周辺施設をご紹介。さらに現在飲食店の開業を検討中の方に向けて、駅周辺の飲食店情報や店舗賃料相場も解説します。
新中野駅
所在地 | 東京都中野区中央四丁目 |
路線・乗降者数 | 東京メトロ丸ノ内線 32,950人 |
前後駅 | 東京メトロ丸ノ内線 東高円寺駅←新中野駅→中野坂上駅 |
新中野駅の特徴
新中野駅がつくられたのは、1961年。丸ノ内線の新宿から新中野間、中野坂上から中野富士見町間全ての駅が同時に開業しました。当時、駅舎は杉山公園と隣接する位置につくられる予定でしたが、鍋屋横丁の商店会からの強い要望で、杉山公園と鍋屋横丁の間になったと言われています。
さらに駅名についても、当初は「南中野」の予定でしたが「鍋屋横丁」などの意見がでたため現在の「新中野」という名前になりました。出口も杉山公園側のみの予定でしたが、商店会からの意見で鍋屋横横丁側にも出入り口がつくられました。
各出口の特徴
出口1
駅南西側に位置する出口で、中野通り南側方へ行く方が利用します。中野通り沿いには築年数の新しいマンションが建ち並んでおり、近くには遊び場のある中野区立杉山公園があります。
出口2
駅北西側に位置する出口で、出口1と同じく中野通りへと続いています。出口2の隣にはファストフード店が営業中でバス停が近くにあります。
出口3
駅南東側に位置する出口で、鍋屋横丁通りへと続いています。ドラッグストアや日用品店、整骨院などが営業中。生活に必要な買い物をするのに最適です。
出口4
駅北東側に位置する出口で、出口3と同じく鍋屋横丁通りへと続いています。4つの出口の中で最も飲食店が多く、大手チェーン店から個人経営のお店まで幅広い飲食店が営業しています。
新中野駅周辺の飲食店情報
新中野駅周辺の飲食店数
435件
業態別飲食店数
和食 | 119件 |
洋食・西洋料理 | 42件 |
中華 | 34件 |
アジア・エスニック | 27件 |
カレー | 15件 |
焼き肉・ホルモン | 20件 |
居酒屋 | 141件 |
ラーメン | 31件 |
カフェ・喫茶店 | 45件 |
バー | 46件 |
新中野駅周辺は和食と居酒屋の多いエリアです。大手チェーン店から、個人経営のお店まで、幅広いスタイルの飲食店が軒を連ねています。特に駅の西側にある鍋屋横丁通りに飲食店は集中しており、老舗のお店も多いです。
新中野駅周辺の人気カフェ
こじんまりとしたアットホームなカフェ。人気のあんバタースコーンはサクサクで分厚いスコーンに、甘さ控えめのあんこと程よい塩加減のバターが挟んであって絶品です。そのほかバスクチーズケーキやハムチーズクロワッサンも人気。席は10席のみですが、その分ゆったりとした雰囲気の中でカフェタイムを楽しめます。
かき氷専門のカフェ。内装は木の温もりが感じられるナチュラルテイストなデザインで、落ち着いた雰囲気です。さまざまな種類のかき氷が楽しめて、どのかき氷も見た目が可愛く、写真映え間違いなしです。フルーツやクリームなどのトッピングも多いのでかき氷でもお腹いっぱいになれます。
素材にこだわったパンやケーキがいただけるカフェ。外観も店内も洗練されたデザインで開放的な雰囲気のお店です。どのスイーツも高級感のある見た目で、美味しいものばかり。焼き菓子の種類も豊富なため手土産にもぴったりです。
店舗賃料相場
新中野駅の店舗賃料相場情報(直近1年間)
平均坪単価 | 25,672円 |
最高坪単価 | 87,143円 |
最低坪単価 | 9,930円 |
新中野駅の平均賃料相場年別推移(2021年〜2024年)
2024年 | 25,859円 |
2023年 | 20,996円 |
2022年 | 19,812円 |
2021年 | 22,249円 |
参照:飲食店ドットコム「新中野駅の賃料相場情報」(2024年12月現在)
新中野駅周辺の特徴
街の特徴
新中野駅周辺は江戸時代から交通の要衝として賑わった街で、妙法寺へお参りに行く方々の休憩所として利用されていました。当時から商店や料亭が多く、その歴史を継ぐ「鍋屋横丁」は現在も、地域住民の生活を支えています。「鍋屋」という名前は青梅街道から妙法寺へ左折する角地に「なべや」という茶店が会ったことが由来と言われています。
現在の新中野駅周辺は大きな商業施設はないものの、駅前の商店街に活気があり、スーパーやドラッグストアなど日用品の買い物ができる場所が充実しています。そのため生活をする上で不自由に感じることはありません。新宿までわずか3駅と便利な位置にある新中野ですが、都会の喧騒感がないため単身世帯からファミリー世帯まで幅広い層に人気の住宅街となっています。
近隣の公共施設・商業施設
中野区立杉山公園(53m)
中野区立追分公園(130m)
中野マルイ(900m)
近隣企業オフィス
(株)構造計画研究所(36m)
アヴァント(株)(92m)
(株)高見沢サイバネティックス 総括本部(550m)
近隣学校
新渡戸文化中学校・高等学校(650m)
女子美術大学付属高等学校・中学校(850m)
堀越高等学校(1.0km)
祭り・イベント
なべよこ夏まつり
中野区屈指の夏の一大イベントで、毎年2日間開催されます。鍋屋横丁は全域歩行者天国になり、阿波踊りをメインとしたパフォーマンスが行われるほか、地元の学生によるブラスバンドやカラーガードなどさまざまなジャンルのパフォーマンスが見られます。鍋屋横丁の商店会が中心となって開催されており、地域のあたたかさを感じられるイベントです。
主要通り
駅の東側にある通りで、新中野を代表する商店街です。江戸時代から飲食店が多く営業してきた歴史ある場所で、現在も地元住民の生活を支えています。周辺は住宅街のため、日中から退勤ラッシュにかけて人通りが多くなります。
青梅街道
新宿から山梨県との県境まで続いている幹線道路です。新中野駅もこの青梅街道沿いに位置しており、飲食店やコンビニエンスストアなどが建ち並んでいます。
人気スポット
天祖神社
新中野駅から徒歩5分ほどの場所にある天祖神社は閑静な住宅街の中にひっそりと佇んでいる小さな神社です。ご祭神は天照大御神で、創建の年代や御由緒は不明ですが、地元の方々からは長く「お伊勢の宮」と呼ばれてきました。毎年春になると桜が綺麗に咲くため、地元住民の花見スポットとして人気です。
地域のあたたかさが感じられる新中野駅
江戸時代から交通の要衝として栄えた新中野駅。駅前は大きな商業施設はないものの、商店街をはじめ多くの飲食店やスーパーマーケット、ドラッグストアなどが営業しています。駅周辺には医療施設も多く、生活する上で快適な街です。そのためファミリー世帯から単身世帯まで幅広い層から住みたい街として人気で、年々人口が増えてるエリアです。
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