八丁堀駅|オフィス街としても住宅街としても知られる街

中央区に位置する八丁堀駅は東京駅まで1駅と都心へのアクセスに優れ、交通利便性の良さからも周辺には大手企業のオフィスビルが建ち並んでいます。一方、駅周辺には下町情緒のある落ち着いた雰囲気が漂っており、住みやすさも良好なエリアとして知られています。今回は八丁堀駅の基本情報や街の特徴、周辺施設を紹介するとともに、飲食店の出店を検討中の方に向けて、駅周辺の飲食店情報や店舗賃料相場も解説します。

目次

八丁堀駅

所在地東京メトロ日比谷線 東京都中央区八丁堀2-22-5
JR京葉線 東京都中央区八丁堀3-25-10
路線・乗降者数東京メトロ日比谷線 102,173人
JR京葉線 32,216人
前後駅東京メトロ日比谷線 南砂町駅←八丁堀駅→葛西駅
JR京葉線 南砂町駅←八丁堀駅→葛西駅

参照:東京メトロ「各駅の乗降人員ランキング 2024年度」 JR東日本各駅の乗車人員2024年度

八丁堀駅前の特徴

八丁堀駅は東京メトロ日比谷線とJR京葉線が接続する駅で、日比谷線部分は1963年2月28日に開業、京葉線部分は1990年3月10日に開業しました。名前の由来は、江戸時代に八町(約870メートル)四方の堀割があったことからとされています。江戸時代、この地は与力や同心が住んだ武家地で、特に火付盗賊改方の与力・同心が配置されたことで治安維持の拠点として知られ、「八丁堀の旦那」と呼ばれる庶民に親しまれる存在が生まれました。

明治以降は武家地から町屋や商業地へと変化し、鉄道開通や道路整備に伴い下町情緒を残しつつも近代化が進みました。戦後は東京のオフィス街の一角として発展し、特に京葉線の開業でベイエリアや舞浜方面へのアクセス拠点となり、ビジネスパーソンや観光客の動線が交わるエリアとなっています。

現在の八丁堀は、周辺にオフィスビルが立ち並びつつ、路地裏には昔ながらの定食屋や居酒屋も残る、歴史と現代が融合した街です。隅田川や亀島川に近く、水辺の散策路や公園も整備され、働く人の憩いの場にもなっています。江戸の治安拠点から現代の交通要衝へと変遷を遂げた八丁堀は、歴史を感じながら日常を過ごせる街として独自の魅力を放っています。

各出口の特徴

A1〜3

桜川公園や新大橋通り方面の出口です。近隣の住宅街に住む地域住民に利用されており生活に便利です。近くには飲食店やコンビニなどが点在し、1日を通して人通りがあります。

A4・5

出口周辺は比較的静かで銀行やオフィスビルが建ち並んでいます。ビジネスパーソンの行き交う姿が見られます。

B1〜3

JR京葉線改札口側の出口です。湾岸・舞浜方面へのアクセスに最適で、周辺には飲食店も多数あります。

八丁堀駅周辺の飲食店情報

八丁堀駅周辺の飲食店数

1,473件

業態別飲食店数

和食502件
洋食・西洋料理208件
中華103件
アジア・エスニック39件
カレー43件
焼き肉・ホルモン38件
居酒屋416件
ラーメン66件
カフェ・喫茶店156件
バー189件

参照:食べログ(2025年9月現在)

八丁堀駅はオフィスビルが建ち並ぶビジネス街ということもあり、ランチメニューを揃えているお店が多いエリア。特に和食が多く、定食屋や居酒屋が目立ちます。また、バーなど夜遅くまで空いているお店も高い割合となっています。

八丁堀駅周辺の人気カフェ

2F coffee(ニエフコーヒー)

八丁堀駅から徒歩3分の場所に位置するカフェです。店名の通りビルの2階にあり、店内は木目を基調としたインテリアで揃えられた少しアンティークな雰囲気。ドリンクメニューはもちろんですが、少し硬めのプリンやふわふわのシフォンケーキも人気。甘いスイーツと一緒にこだわりのコーヒーを楽しむことができる、大人の隠れ家的カフェです。

カワイイ ブレッド&コーヒー(Cawaii)

八丁堀駅から徒歩30秒と駅近で便利な場所にあるカフェです。亀島川のほとりで、行き交う人々を眺めながら休憩をすることができます。世界的建築家、西沢立衛さんがリノベーションをしており、地元でアート系の編集・執筆を手掛ける「カワイイファクトリー」がプロデュースと運営をしています。最新のエスプレッソマシンを使って淹れるコーヒーと自家製のこだわりパン楽しめるベーカリーカフェです。

ロアーコーヒーハウス&ロースタリー (ROAR Coffee House & Roastery)

八丁堀駅から徒歩2分の場所にあるレインボーラテが人気のカフェです。世界各国から厳選した豆を楽しむことができます。コーヒーはもちろんのこと、ロアーコーヒーのラテアートは飲んでも壊れず、美しさを保ってくれるため目でも楽しむことができます。また、軽食やスイーツメニューもこだわりが感じられ、贅沢なひと時を楽しむのに最適なカフェとなっています。

参照:食べログ(2025年9月現在)

店舗賃料相場

八丁堀駅の店舗賃料相場情報(直近1年間)

平均坪単価30,775円
最高坪単価55,000円
最低坪単価4,470円

八丁堀駅の平均賃料相場年別推移(2022年〜2025年)

2025年31,489円
2024年28,590円
2023年26,994円
2022年24,223円

参照:飲食店ドットコム「八丁堀駅の賃料相場情報」(2025年9月現在)

※2025年9月21日に取得したデータです。データは更新されている可能性があります。

八丁堀駅周辺の特徴

街の特徴

東京メトロ日比谷線とJR京葉線が乗り入れる八丁堀駅は、東京駅から一駅という利便性の高さを誇りながらも、どこか落ち着いた雰囲気を残すエリアです。駅周辺はオフィス街として知られ、平日昼間はビジネスパーソンの姿が目立ちますが、休日になると比較的静かで過ごしやすい環境となります。

日比谷線で銀座や六本木へ、京葉線で舞浜や蘇我方面へと直結しており、都心・湾岸エリアの両方にスムーズに行けます。東京駅からも徒歩圏内なので、交通の選択肢が非常に多いのが魅力です。

駅の北側には中小規模のオフィスビルが立ち並び、チェーン系の飲食店やコンビニが点在。一方で、路地裏には昔ながらの定食屋や居酒屋が残っており、下町の面影を感じられるのも八丁堀ならではです。特にランチタイムには近隣の会社員でにぎわい、リーズナブルに美味しい食事が楽しめます。

また、駅から少し歩けば隅田川に出られる点も見逃せません。川沿いは遊歩道が整備されており、ジョギングや散歩をする人の姿が多く見られます。都会の真ん中にいながら、水辺の開放感を味わえるのは大きな魅力です。

住宅街は駅の東側に広がり、マンションが中心ですが、比較的落ち着いた雰囲気。スーパーやドラッグストアも揃っており、日常の買い物には困りません。子育て世帯や単身者にも住みやすい環境といえます。

八丁堀駅周辺は、利便性と落ち着きが両立するエリア。ビジネス拠点としての機能を持ちながら、暮らしの場としても快適で、働く場所・住む場所の両方のニーズに応えてくれる街といえるでしょう。

近隣の公共施設・商業施設

中央区立京橋図書館(150m)

成城石井 八丁堀店(150m)

マルエツプチ 八丁堀店(200m)

中央区役所(800m)

近隣企業オフィス

伊藤忠エネクス(株)(200m)

セゾン投信(株)(400m)

(株)電通国際情報サービス(600m)

コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッド(550m)

太陽生命(株)(800m)

近隣学校

東京国際ビジネスカレッジ(400m)

東京海洋大学(1.2km)

祭り・イベント

八丁堀納涼大会

八丁堀納涼大会は、中央区八丁堀で毎年夏に開かれる地域の恒例行事です。地元の町会や商店会が中心となって企画され、子どもから大人まで楽しめる催しが揃います。会場にはやぐらが組まれ、盆踊りや太鼓の演奏が披露されるほか、焼きそばやかき氷などの模擬店も並び、下町らしい温かな雰囲気に包まれます。近隣住民だけでなく、オフィス街で働く人や家族連れも訪れるため、世代や立場を超えた交流の場となっているのが特徴です。都会の真ん中にありながら、地域の絆を感じられる貴重な夏の風物詩です。

主要通り

八重洲通り

八重洲通りは、東京駅八重洲口を起点に日本橋や京橋、八丁堀方面へ東西に伸びる歴史ある大通りです。江戸時代には商人や職人が多く集まり、物流や商業の拠点として発展しました。現在も金融機関や証券会社、商社のオフィスが並び、昼間はビジネス街としてにぎわいます。一方で沿道には飲食店や商店も多く、仕事帰りの人々や買い物客で夜も人通りが絶えません。東京駅と直結する立地から観光客の利用も多く、昔から続く商業の息吹と現代的な都市機能が共存しています。八丁堀にとっては東京駅との結びつきを強める大動脈であり、街の活気を支える存在です。

鍛冶橋通り

鍛冶橋通りは、東京駅南口付近の鍛冶橋交差点から晴海通り方面へと延びる大通りです。八丁堀駅周辺でも主要幹線として機能し、オフィスビルやホテル、飲食店が立ち並んでいます。交通量が多く、バス路線も通っているため、ビジネスパーソンや観光客の移動の要となっています。近隣には京橋や銀座があり、徒歩でのアクセスも良好。昼間は周辺オフィスからランチや買い物に訪れる人でにぎわい、夜は帰宅途中の人々が立ち寄る居酒屋や飲食店も活気を帯びます。都心と湾岸エリアを結ぶ動線として重要な役割を果たしつつ、地域の生活利便性も支える通りです。

人気スポット

桜川公園

桜川公園は、中央区八丁堀にある地域密着型の小規模な都市公園です。名前の由来となった「桜川」は現在暗渠となっていますが、かつては隅田川へと流れる運河として利用されていました。その歴史を伝えるように、公園内には桜の木が植えられ、春には花見を楽しむことができます。園内はコンパクトながら、滑り台やブランコなどの遊具が整備されており、子どもたちの遊び場や地域住民の憩いの場として親しまれています。周囲はオフィスや住宅が混在するエリアのため、昼休みに一息つくビジネスパーソンの姿も多く見られます。都会の中で自然や季節を感じられる、八丁堀らしい落ち着いたスポットです。

利便性と下町情緒が共存する八丁堀駅

八丁堀駅は東京駅から一駅、日比谷線と京葉線が利用できる利便性の高い街です。周辺はオフィスビルが多く平日はビジネスパーソンでにぎわいますが、路地裏には昔ながらの定食屋や居酒屋も残り、下町の風情を感じられます。スーパーやコンビニも多く、日常生活にも困りません。隅田川近くの遊歩道では散歩やジョギングも楽しめ、利便性と落ち着きが共存する都心の穴場的エリアです。

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この記事を書いた人

2024年からライターとして活動。世界一周の経験を活かし旅行系の記事を中心に執筆。ライフスタイルや金融関係の記事も得意です。現在はバンクーバーに在住中。見やすく理解のしやすい記事の執筆を心がけています。

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