王子駅|新しい暮らしと古き良き営みが交差する街

王子駅は、東京都北区にあるJR京浜東北線と東京メトロ南北線が乗り入れる駅です。駅前には東京都交通局の都電荒川線(東京さくらトラム)の王子駅前停留場があり、路面電車が走る街としても知られています。駅周辺は、北区役所などがあり、北区行政の中心の役割も持ちます。また、桜の名所として知られる飛鳥山公園の最寄り駅にもなっており、春は花見を楽しむ多くの人々で賑わいます。今回は、王子駅の基本情報に加え、街の特徴や周辺施設の情報について紹介します。

目次

王子駅

所在地東京都北区王子1-3-23(JR京浜東北線)
東京都北区王子1-10-18(東京メトロ南北線)
路線・乗降者数58,858人(JR京浜東北線)
36,275人(東京メトロ南北線)
前後駅東十条駅←王子駅→上中里駅 (JR京浜東北線)
王子神谷駅←王子駅→西ケ原駅 (東京メトロ南北線)

参照:JR東日本「各駅の乗車人員 2024年度」東京メトロ「各駅の乗降人員ランキング 2024年度」

王子駅前の特徴

王子駅前には広々としたロータリーがあり、国際興業バスや都営バスのほか、深夜バスや高速バスも発着していて、さまざまな方面へアクセスできる拠点となっています。駅周辺にはスーパーや飲食店をはじめ、バッティングセンターやボウリング場といった娯楽施設もそろっており、暮らしやすく便利な環境が整っています。駅周辺は開発が進むエリアがある一方で、駅前には昔ながらの雑多な雰囲気も残っており、どこか懐かしい空気が漂います。

近年、駅周辺にマンションが多く立ち並び、子育て世代からの人気が高いエリアとなっています。私立の中高一貫校が多い文教地区でもあるため、朝夕の時間帯には多くの学生が駅を利用する姿が見られます。

各出口の特徴

中央口

中央口は明治通り沿いの高架下に位置し、すぐ近くには都電荒川線(東京さくらトラム)の停車場があり、JR線から都電への乗り換えに便利な出口です。駅前には飲食店やスポーツ施設などが入った複合施設があり、地域住民が集まります。また、桜の名所である飛鳥山公園への最寄り出口となっています。

北口

北口を出るとバスロータリーが広がり、都バスや国際興業バスが発着しています。東京メトロ南北線の王子駅とも直結しているため、地下鉄への乗り換えはこちらが便利です。駅前は銀行や飲食店が並ぶ賑やかな繁華街になっており、日々多くの人が行き交います。高架下の通路を抜け南側へ進むと、音無親水公園や王子神社といった自然を感じられるスポットがあります。

南口

南口周辺は閑静な住宅街が広がっており、マンションなどの集合住宅が多く見られます。また、南口の地下には首都高速中央環状線が走っており、近くには首都高の出口もあり、車での移動にも便利なエリアです。

王子駅周辺の飲食店情報

王子駅周辺の飲食店数

314件

業態別飲食店数

和食90件
洋食・西洋料理30件
中華21件
アジア・エスニック15件
カレー11件
焼き肉・ホルモン12件
居酒屋88件
ラーメン21件
カフェ・喫茶店38件
バー30件

参照:食べログ(2025年9月現在)

和食と居酒屋が多いエリアです。多くの店は東京メトロ王子駅周辺の繁華街に集中しています。飛鳥山公園などに訪れる観光客が利用しやすいカフェや喫茶店などもあります。

王子駅の人気カフェ

ベーカリーカフェ 明治堂

JR王子駅北口から徒歩4分の場所にある、カフェが併設されたパン屋です。明治創業の店内は、1階はベーカリー、2階はカフェスペースになっており、購入したパンを温めてイートインで味わうこともできます。モーニングからランチメ、ケーキセットなどのメニューがあり、どの時間帯でも利用しやすく、どれも手ごろな価格帯なのも人気の理由のひとつ。地域密着型のパン屋として長く地元に愛されているお店です。

apollon(アポロン)

王子駅から徒歩10分ほどの場所にあるカフェ。白を基調としたシンプルな内装にセンスの良さが感じられ、静かな佇まいがあります。カウンター席には電源もあるのも嬉しいポイント。人気のスイーツは、キャロットケーキやバスクチーズケーキで、コーヒーとも相性がいいと評判です。落ち着いた雰囲気の中で静かに過ごせるため、一人でのんびりしたいときにおすすめ。

王子珈琲焙煎所 サクラピアス

JR王子駅から徒歩2分にあるコーヒーの焙煎所兼カフェ。駅近くながら、隠れ家的に利用できるカフェで、周囲には焙煎されたコーヒーの香ばしい香りが漂います。店内は木の温もりを感じるインテリアで、ほっと一息つくのにぴったり。カフェスペースでは、丁寧に淹れられたコーヒーと一緒にスイーツを味わえます。お店では焙煎した豆の販売も行っており、特にドリップバッグは自宅でも手軽に本格的な味を楽しめると人気です。

参照:食べログ(2025年9月現在)

店舗賃料相場

王子駅の店舗賃料相場情報(直近1年間)

平均坪単価17,139円
最高坪単価30,000円
最低坪単価8,317円

王子駅の平均賃料相場年別推移(2022年〜2025年)

2025年17,280円
2024年16,896円
2023年20,046円
2022年16,629円

参照:飲食店ドットコム「王子駅の賃料相場情報」(2025年9月現在)
※2025年9月20日に取得したデータです。データは更新されている可能性があります。

王子駅周辺の特徴

街の特徴

王子駅は1883年開業。現在の東北本線において最も古い駅のひとつとなっています。駅名は、鎌倉時代に豊島氏が熊野から王子宮を勧請して「王子神社」と名付けたことに由来します。その後、この一帯が「王子」と呼ばれるようになりました。

駅前には北本通りという大通りが走り、その沿道には飲食店や銀行、店舗などのビルが並びます。新しい施設がある一方で昔ながらの商店が共存し、懐かしい雰囲気も感じられます。駅近くの飛鳥山公園は都内でも有数の桜の名所として知られており、春になると多くの花見客が訪れます。園内には飛鳥山博物館などもあり、地域の歴史や文化に触れることができます。

近隣の公共施設・商業施設

東京都北区役所(359m)

王子税務署(703m)

王子警察署(631m)

近隣企業オフィス

川田テクノロジーズ(株)(373m)

東京インキ(株)(314m)

(株)カクヤスグループ(554m)

近隣学校

滝野川第三小学校(484m)

私立順天中学校・高等学校(290m)

王子経理専門学校(326m)

コーセー美容専門学校(305m)

祭り・イベント

王子狐の行列

王子駅徒歩4分の場所にある装束稲荷神社で毎年大晦日に行われる、王子エリアの一大行事。面をかぶったり化粧を施したりして、狐に扮した人々が装束稲荷神社に集まり、大勢の見物客に囲まれながら行列を組んで王子稲荷神社へと参拝します。この祭りは、「大晦日になると関東一円から狐が集まり、装束を整えて王子稲荷にお参りした」という伝承に由来しています。独特の幻想的な雰囲気に包まれる、王子の冬の風物詩となっています。

主要通り

北本通り(きたほんどおり)

王子駅前を通る幹線道路の一つ。新荒川大橋から続く道路で、王子駅前交差点で北東側から明治通りが合流します。王子駅前から飛鳥山交差点付近までは、都電荒川線(東京さくらトラム)との併用軌道となっており、路面電車が行き交う光景が見られます。さらに、王子駅から赤羽岩淵駅の区間では、東京メトロ南北線が地下を通っています。王子駅前周辺の北本通りには、銀行や飲食店などが建ち並ぶ商業エリアとなっています。

人気スポット

飛鳥山公園

王子駅徒歩1分の場所にある区立公園。第8代将軍・徳川吉宗が享保の改革の一環として整備した公園として知られています。都内有数の桜の名所としても知られ、春には多くの花見客でにぎわいます。敷地内には3つの博物館や旧渋沢家飛鳥山邸があり、散策にもピッタリのスポットとなっています。

王子神社

王子駅徒歩2分の場所にある神社。1322年、領主である豊島氏が紀州熊野から王子大神を勧請し、「若一王子宮」として創建されたと伝えられています。毎年8月の例大祭では、北区無形民俗文化財に指定されている田楽舞が奉納され、多くの参拝者で賑わいます。

利便性と歴史的文化が共存する王子駅

王子駅周辺は、古くからの神社や飛鳥山公園といった観光スポットがあり、地域の文化や歴史を感じられるエリアです。駅前には銀行や飲食店が並び、居酒屋からカフェまで幅広いジャンルの店が集まっています。個人経営の飲食店も多いため、新規開業を考えている方にも適した環境といえます。「居抜きの神様」では、低コストで開業しやすい居抜き物件を数多く取り扱っています。居抜き物件をお探しの方は、ぜひご相談ください。

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この記事を書いた人

2021年より、ライフスタイル系メディアを中心に活動。農学部卒、食品2社、IT企業事務職を経験。企業や個人の発信の悩みに寄り添い、文章を通じて魅力を引き出すサポートをしています。

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