人形町駅は、東京メトロ日比谷線と都営浅草線の2線路が乗り入れする駅。歌舞伎や人形浄瑠璃で栄えたエリアであることから、江戸風情が残る街並みが広がっています。今回は、人形町駅の基本情報に加え、街の特徴や周辺施設の情報を紹介します。また、駅周辺の飲食店情報や店舗賃料相場にも触れていきます。人形町の周辺で飲食店経営を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
人形町駅
所在地 | 東京都中央区日本橋人形町2-6-5(東京メトロ日比谷線) 東京都中央区日本橋人形町3-7-13(都営浅草線) |
路線・乗降者数 | 東京メトロ日比谷線 65,602人 都営浅草線 45,135人 |
前後駅 | 東京メトロ日比谷線 小伝馬町駅←人形町駅→茅場町駅 都営浅草線 日本橋駅←人形町駅→東日本橋駅 |
参照:東京メトロ日比谷線「2023年度 各駅の乗降人員ランキング」 東京都交通局「各駅乗降人員一覧」
人形町駅前の特徴
人形町駅が開業したのは1962年。東京メトロ日比谷線と都営浅草線の2線路が乗り入れし、銀座駅まで徒歩10分、東京駅まで約16分、品川駅まで約16分、新宿駅まで約20分と主要駅に30分以内でアクセスできる利便性の高い駅です。
駅前に飲食店が集中しており、人形町通り、水天宮通り沿いには大手チェーンから老舗店までさまざまな店舗が並んでいます。また、中高層のマンションやオフィスビルも建ち並んでおり、都会的な雰囲気。駅前の人形町交差点は常に人でにぎわっており、平日はビジネスパーソン、休日は観光客とすれ違います。
各出口の特徴
A1・A2
江戸時代から続く伝統工芸店や、老舗の飲食店が並ぶ「甘酒横丁」に近い出口です。水天宮に向かう際にもこの出口が使われます。
A3・A4
人形町交差点の東側に位置し、明治座に向かう際に便利な出口です。
A5・A6
人形町交差点の西側に位置する、江戸橋方面の出口です。
人形町駅周辺の飲食店情報
人形町駅周辺の飲食店数
1,824件
業態別飲食店数
和食 | 618件 |
洋食・西洋料理 | 289件 |
中華 | 116件 |
アジア・エスニック | 67件 |
カレー | 67件 |
焼き肉・ホルモン | 49件 |
居酒屋 | 532件 |
ラーメン | 91件 |
カフェ・喫茶店 | 238件 |
バー | 234件 |
人形町駅周辺には約1,800件の飲食店があり、特に多いジャンルは和食。その他、居酒屋やバーといったお酒を楽しめるお店も多い模様です。また、カフェや喫茶店も200件を超え、名店と呼ばれるお店もたくさんあります。
人形町駅周辺の人気カフェ
MOF(フランス国家最高職人)の称号をもつステファン・トレアン氏が監修するフランス菓子を堪能できるお店。「食べログ スイーツ TOKYO 百名店 2023」の選出店でもあり、連日多くのお客さんでにぎわいます。テイクアウトはもちろんイートインスペースもあり、ケーキやお菓子をゆったりとした空間で食べられます。
大正三年創業のほうじ茶専門店が手がける甘味処。「食べログ 和菓子・甘味処 TOKYO 百名店 2023」の選出店で、淹れたてのほうじ茶と、あんみつやパフェなどの和スイーツを提供しています。店内はほうじ茶の良い香りが漂っており、居心地の良い空間でゆったりと過ごせます。また、夏季限定でかき氷なども提供しており、1年中おいしいスイーツを楽しめます。
1837年創業の老舗の甘味処。おしるこやぜんざい、あんみつなどの和スイーツを提供しており、こちらも「食べログ 和菓子・甘味処 TOKYO 百名店 2023」に選出された名店です。数々のメディアに取り上げられており、連日にぎわっています。水天宮の近くにあるお店のため、参拝客が立ち寄ることも多い模様です。
店舗賃料相場
人形町駅の店舗賃料相場情報(直近1年間)
平均坪単価 | 24,748円 |
最高坪単価 | 52,830円 |
最低坪単価 | 12,093円 |
人形町駅の平均賃料相場年別推移(2021年〜2024年)
2024年 | 25,967円 |
2023年 | 24,324円 |
2022年 | 25,283円 |
2021年 | 24,064円 |
参照:飲食店ドットコム「人形町駅の賃料相場情報」(2024年6月現在)
人形町駅周辺の特徴
街の特徴
人形町は、江戸歌舞伎や人形浄瑠璃の発祥の地として知られる街。江戸時代には多くの芝居小屋や人形浄瑠璃の小屋が並び、見物客でにぎわう娯楽の街でした。また、人形を作る職人や、人形を操る人形師が大勢暮らしていたことから「人形丁」という呼び名で親しまれ、その名が現在の「人形町」の由来とされています。
現在は都会的な景観と江戸風情が入り混じる街で、中小のオフィスビルがある一方で、江戸時代から続く伝統工芸店や老舗の飲食店なども並んでいます。
伝統工芸店や老舗甘味処が軒を連ねる「甘酒横丁」、安産・子授けの神様である「水天宮」、人形供養で有名な「大観音寺」などの観光スポットが多いため、日本人観光客はもちろん外国人観光客からの人気が高い街でもあります。
近隣の公共施設・商業施設
三越日本橋本店新館(746m)
YUITO(753m)
COREDO日本橋(790m)
三越日本橋本店(795m)
近隣企業オフィス
富士紡ホールディングス(株)(105m)
(株)コックス(444m)
ユアサ商事(株)(490m)
花王(株)(622m)
ブルドックソース(株)(782m)
近隣学校
ヤマノビューティウェルネスアカデミー(781m)
大学院大学至善館(904m)
東京医療学院(953m)
東京医療福祉専門学校(1.0km)
スポーツ健康医療専門学校(1.4km)
祭り・イベント
人形町せともの市
人形町の風物詩とされる陶器市。毎年8月に開催されるイベントで、水天宮交差点から人形町交差点までの歩道にずらりと陶器商や窯元のテントが並びます。お手頃な価格のものから高価なものまでさまざまな商品が並び、多くの人が訪れます。
甘酒横丁「桜まつり」
桜の季節に甘酒横丁で開催されるお祭り。ソメイヨシノや大島桜の並木による桜のアーチが美しく、多くの人でにぎわいます。福引の他、手作りの甘酒の無料配布もあり、地元住民に人気のイベントです。
主要通り
人形町通り
水天宮前から小伝馬町をつなぐ街のメインストリート。街のシンボルである「からくり櫓(やぐら)時計」が設置されており、時間になると人形が出てくるからくりを楽しめ、観光客に人気です。
人形町通りから明治座へと続く商店街。約400mの小路に伝統工芸店や老舗の甘味処、和モダンなカフェや雑貨屋など、さまざまなお店が軒を連ねています。
人気スポット
安産や子宝のご利益で知られる神社。境内には安産や子授け、子どもの成長などのご利益があるとされる「子宝いぬ」、仲睦まじい親子像「安産子育河童」の他、学業や芸能、財福のご神徳があるとされる「寳生辨財天」などが祀られています。
人形町の観光スポットとして親しまれる甘酒横丁。明治初頭に、横丁の入口にあった「尾張屋」という甘酒屋が名前の由来とされています。人形焼きの元祖とされる「板倉屋」、東京三大たいやきと呼ばれる「柳屋」など、メディアで何度も紹介されているような老舗店がたくさん並んでいます。食べ歩きしながらのお散歩にぴったりのスポットです。また、三味線や呉服などの伝統工芸品を取り扱うお店もたくさんあり、外国人観光客に人気があります。
観光スポットとして多くの人が集まる人形町駅
江戸時代の娯楽の街としての名残りがある人形町。オフィスビルなどが並ぶ都会の景観のなかに、江戸風情を感じられる情緒ある街です。観光スポットとして人気の街なので、多くの人が集まります。飲食需要も高いため、飲食店開業を検討している方にもおすすめの街です。
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