大宮駅│下町情緒と現代的な利便性が調和した街

阪急大宮駅の看板

阪急電鉄京都本線の大宮駅は嵐電(らんでん)との乗り換えも可能で、多くの人が利用するターミナル駅です。駅周辺には昔ながらの商店街や個人店が残る一方、新しいカフェやマンションも増加中。観光客と地元の人々が行き交う、活気あるエリアとして注目されています。今回は大宮駅の特徴や周辺施設の情報に加え、駅周辺の飲食店情報や店舗賃料相場も紹介します。

目次

大宮駅

所在地京都府京都市中京区四条通大宮西入錦大宮町
路線・乗降者数23,622人
前後駅阪急電鉄京都本線 西院駅←大宮駅→烏丸駅

参照:阪急電鉄「駅別乗降人員(2024年 通年平均)」

大宮駅前の特徴

阪急電鉄京都本線の主要駅の一つである大宮駅は、1931年に開業した歴史ある駅です。京都本線は大阪・梅田と京都・河原町を結ぶ路線で、通勤・通学はもちろん観光利用も盛んです。大宮駅にも通勤特急や準急が停車し、アクセスの良さが大きな魅力となっています。

大宮駅周辺には昔ながらの商店街や飲食店が残る一方で、新しいカフェやマンションも増えており、レトロな雰囲気と現代的な街並みが共存しています。利用客は地元の住民を始め、四条烏丸や河原町方面へ通うビジネスパーソンや学生が中心です。

また、観光シーズンには嵐山方面へ乗り換える人や、市内観光の拠点として訪れる旅行者も多く、日常利用と観光利用の両面でにぎわいを見せています。

主な出口の特徴

1番出口

ドラッグストアやクリニックなどが入っている、大宮阪急ビルに直結している出口です。横断歩道を渡った先にはセブン-イレブンがあります。

2A・2B出口

バス乗り場とタクシー乗り場がある出口で、2A出口は黒門通に、2B出口は大宮通に面しています。2B出口の目の前にある横断歩道を渡ると、京福電気鉄道嵐山本線の四条大宮駅があります。

3番出口

1番出口の東に位置する出口で、黒門通に面しています。周辺には個人店からチェーン店まで多彩な飲食店が集まっています。

大宮駅周辺の飲食店情報

居酒屋で乾杯する人たち

大宮駅周辺の飲食店数

775件

業態別飲食店数

和食230件
洋食・西洋料理79件
中華26件
アジア・エスニック28件
カレー21件
焼き肉・ホルモン25件
居酒屋212件
ラーメン36件
カフェ・喫茶店110件
バー75件

参照:食べログ(2025年9月現在)

大宮駅周辺には約770もの飲食店がありますが、和食・居酒屋・カフェの3業態が大半を占めています。それ以外の業態は100件以下ですが、各業態が満遍なく出店されていて、幅広いニーズに応えられる地盤が整っています。大宮駅周辺に出店する際は、どの業態にすべきか市場リサーチに注力した方が良いでしょう。

大宮駅周辺の人気カフェ

ACTUAL KYOTO

2023年4月にオープンした、スペシャルティコーヒーに力を入れているカフェです。豆の選定から焙煎、抽出まで丁寧に行う姿勢が多くのコーヒー好きに支持されています。古民家をリノベーションした店舗は、どこかノスタルジックな雰囲気。観光客だけでなく、日常の中で質の高いコーヒーを味わいたい人からも人気です。

フルーツパーラーヤオイソ

創業100年以上の老舗果物店が運営するフルーツパーラーです。旬のフルーツをふんだんに使用したパフェやフルーツサンドが看板メニューで、鮮やかな見た目と贅沢な味わいが訪れる人々を魅了しています。季節ごとに異なるフルーツが楽しめる点も大きな魅力で、京都の甘味処として外せない存在です。

コーヒー ウィンズ

大宮駅周辺で長年親しまれてきた、昔ながらの喫茶店です。落ち着いた雰囲気の店内では、コーヒーを始めとするドリンクと軽食をゆったり楽しめます。華やかなカフェとは一味違い、昭和レトロな空気感を残しているのが特徴で、常連客が多く集う憩いの場として知られています。観光者にとっても、京都の日常を感じながらひと休みできる穴場的な存在です。

参照:食べログ(2025年9月現在)

店舗賃料相場

大宮駅の店舗賃料相場情報(直近1年間)

平均坪単価16,581円
最高坪単価48,903円
最低坪単価5,545円

大宮駅の平均賃料相場年別推移(2022年〜2025年)

2025年17,747円
2024年12,513円
2023年12,992円
2022年12,657円

参照:飲食店ドットコム「大宮駅の賃料相場情報」(2025年9月現在)

※2025年9月24日に取得したデータです。データは更新されている可能性があります。

大宮駅周辺の特徴

大宮駅の外観

街の特徴

京都の大宮は、四条通と大宮通が交差する四条大宮交差点を中心とした地域です。阪急電鉄京都本線の大宮駅と、京福電気鉄道嵐山本線の四条大宮駅が立地し、京都市の東西・南北を結ぶ拠点として発展してきました。

現在の大宮は下町風情が色濃く残る一方で、新しいカフェやギャラリーも増えており、古き良き京都と現代的な暮らしが共存しています。嵐山本線の発着点であることから嵐山方面への観光の玄関口にもなっていて、地元住民と観光客の交流の場としても重要な役割を果たしています。

近隣の公共施設・商業施設

フレスコ大宮店(98m)

スギ薬局 四条大宮店(248m)

京都市中京区役所(688m)

光徳公園(796m)

京都市下京図書館(896m)

近隣企業オフィス

京福電気鉄道(株)(208m)

ムーンバット(株)(762m)

NISSHA(株)(879m)

(株)エスユーエス(953m)

(株)魁力屋(969m)

近隣学校

京都市立堀川高等学校(340m)

京都調理師専門学校(634m)

京都デザイン&テクノロジー専門学校(789m)

立命館大学 朱雀キャンパス(871m)

佛教大学 二条キャンパス(926m)

祭り・イベント

お祭りのヨーヨー釣り

四条大宮ワンデーパーク

四条大宮駅前ロータリーを会場に、祇園祭の宵々山(7月15日)に合わせて開催される一日限定のイベントです。昔ながらの屋台、キッチンカー、ステージライブ、デジタルお化け屋敷など、懐かしさを感じさせる縁日と現代文化が混ざり合った内容が特徴です。夜までにぎわう催しとして、地域の住民のみならず観光客にも人気があります。

こどもまつり「あすにこパーク」

子どもの日やハロウィンに合わせて開催される親子向けのイベントで、四条大宮駅前ロータリーを“1日だけの公園”に見立てるのが特徴です。バルーンリリースやフォトグランプリ、遊び・体験のブース、移動図書館、キッチンカーの他に、人工芝エリアでのびのび遊べるスペースなどが設けられ、子どもたちが思う存分遊べる内容になっています。

主要通り

四条大宮商店街

四条通・大宮通・後院通が交差する京都市下京区の一角に広がる商店街です。老舗の飲食店や生活に根ざした個人商店を始め、チェーンの飲食店も多数出店しているため、世代を問わず買い物や食事を楽しめます。周辺には壬生寺(みぶでら)や二条城といった観光資源が点在し、最近ではホテルや民泊も増加。京都観光の拠点としても注目されるエリアになりつつあります。

四条通

京都市の東西を横断する主要な幹線道路で、市内でも特ににぎわいのある通りです。沿道には京都髙島屋や京都大丸などの百貨店や、多数の飲食店が軒を連ね、買い物や観光を目的に多くの人々が訪れます。祇園祭では山鉾巡行が四条通を進むなど、祭礼の舞台としても重要な役割を担うスポットです。

人気スポット

壬生寺

花が咲き誇る壬生寺

壬生寺は正暦2年(991年)に創建された律宗の寺院で、本尊は延命地蔵菩薩像です。庶民信仰の場として古くから親しまれ、節分会(せつぶんえ)の厄除け行事は約900年の伝統を誇ります。境内の壬生塚には新選組隊士の墓や、近藤勇・土方歳三の胸像があり、幕末史の史跡としても有名です。

元離宮二条城

二条城の唐門

二条城は徳川家康が京都御所の守護と将軍上洛時の宿泊所として築いた城で、1603年に完成しました。現在は国の史跡であり、世界文化遺産にも登録されています。城内の二の丸御殿は国宝に指定され、障壁画や「鶯(うぐいす)張りの廊下」など豪華で趣深い意匠が残されているのも特徴です。また、庭園は四季折々の美しさを見せる名園として知られ、桜や紅葉の名所として多くの観光客を魅了しています。

地元住民と観光客でにぎわう大宮駅

大宮駅周辺は、観光客と地元住民の双方が利用するにぎわいのあるエリアです。多くの人が行き交うため、飲食店の需要は高め。和食や居酒屋、カフェが特に多い一方で、業態によっては競合が少ないので、出店のチャンスが広がっています。歴史ある街並みと新しいライフスタイルが共存する大宮駅周辺は、多様なニーズに応えられる魅力的な出店候補地と言えるでしょう。

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この記事を書いた人

2018年からWebライターとして活動。活発な女の子をワンオペで育てる新米ママライターです。仕事と育児に日々奮闘中!読みやすく分かりやすい文章を心がけています。

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