大阪市内で有名な飲み屋街7選!出店のメリット・デメリットや居酒屋の成功事例を紹介

大阪で飲食店を開業する際、飲屋街の選定は事業の成功を左右する重要なポイントです。とくに飲み屋街は集客力が高い一方で、エリアごとに客層や特徴が大きく異なります。

自分の店のコンセプトに合った飲み屋街を選ぶことで、安定した経営が実現しやすくなるでしょう。

この記事では、大阪市内で有名な飲み屋街7選を紹介します。各エリアの店舗賃料平均坪単価や出店のメリット・デメリット、居酒屋の成功事例なども詳しく解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

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目次

【飲食店を開業したい方必見!】大阪市内の飲み屋街7選

1. 梅田エリア(キタ)

梅田は大阪最大のターミナル駅周辺に広がる飲み屋街です。阪急・JR・大阪メトロ・阪神電車など多くの路線が乗り入れており、西日本最大級の繁華街として知られています。

オフィスビルが多く、駅直結の商業施設も多数あり、仕事帰りの会社員が気軽に立ち寄りやすい立地といえるでしょう。

また、梅田には大学や専門学校も多く、若い世代をターゲットにした業態とも相性が良いエリアです。カジュアルな居酒屋から専門店まで幅広い業態が営業しており、競合は多いものの集客力も高いのが特徴です。

なお、飲み屋街が多い東梅田駅の店舗賃料平均坪単価は28,887円です。(※2025年12月時点)

出典:飲食店ドットコム|東梅田駅の賃料相場情報

梅田エリアに出店するメリット・デメリット

梅田エリアに出店する最大のメリットは、平日の集客力の高さです。オフィス街が近いため、平日のランチタイムや仕事終わりの時間帯は、安定した売上が見込めます。

駅近物件は通行量が非常に多く、新規客の獲得がしやすい環境といえるでしょう。ターミナル駅ならではの乗降客数の多さは、認知度向上にもつながります。

一方でデメリットとしては、土日祝日にビジネス客が減少し、集客が落ちる可能性がある点が挙げられます。

賃料が比較的高いため、家賃比率を抑えた経営計画を立てることが重要です。競合店も多いため、明確な差別化戦略が求められるでしょう。

梅田駅の居抜き物件について知りたい方は、以下のページもあわせてご覧ください。

2. 難波エリア(ミナミ)

難波エリアは大阪ミナミの中心に位置する繁華街です。若者や観光客(とくにインバウンド)が多く、週末や夜のにぎわいが特徴となっています。

飲食店の種類も多様で、居酒屋・バル・立ち飲み・クラフトビール専門店など、さまざまな業態が共存しています。エンターテインメント性の高い店舗が人気を集めているエリアです。

このエリアは大阪のなかでも最も地価が上がっており、東京並みの賃料が必要な物件も増えています。

なお、なんば駅の店舗賃料平均坪単価は28,871円です。(※2025年12月時点)

出典:飲食店ドットコム|なんば駅の賃料相場情報

難波エリアに出店するメリット・デメリット

難波エリアのメリットは、若年層や観光客の集客が見込める点です。SNS映えする店舗はとくに強く、口コミやSNS投稿による拡散効果が期待できます。

週末の集客力が高く、イベント需要も取り込めるため、平日・休日ともに集客チャンスがあるでしょう。インバウンド需要の回復により、外国人観光客の来店も増加傾向にあります。

一方でデメリットとしては、競合が非常に多く、差別化が必須となる点が挙げられます。賃料が高いため、売上計画を慎重に立てる必要があるでしょう。

また、インバウンド需要に依存すると、国際情勢の変化による影響を受けやすいリスクもあります。

大阪難波駅の居抜き物件について知りたい方は、以下のページもあわせてご覧ください。

3. 天満エリア

天満エリアは、大阪天満宮近くに広がる昔ながらの飲み屋街です。すぐ近くには「天神橋筋商店街」があり、安価な飲食店・居酒屋の激戦区として知られています。

天満市場周辺には小規模な大衆居酒屋が密集しており、地元客と会社員が中心です。はしご酒を楽しむ文化が根付いているため、コンパクトな店舗でも繁盛しやすい環境といえます。

なお、天満駅の店舗賃料平均坪単価は22,801円です。(※2025年12月時点)

出典:飲食店ドットコム|天満駅の賃料相場情報

天満エリアに出店するメリット・デメリット

天満エリアの魅力は、個性的な小規模店舗でも受け入れられやすい点です。はしご酒文化が定着しているため、カウンター主体の小さな店舗でもしっかり集客できます。

賃料が比較的手頃で、独立開業を目指す方にとって初期投資を抑えやすい環境です。大阪駅から一駅という好立地でありながら、梅田より賃料が安いのは大きなメリットでしょう。

一方でデメリットとしては、小規模店舗が多く、席数を確保しにくい物件が多い点が挙げられます。駐車場が少ないため、家族連れなど車での来店は見込みにくい環境です。

価格競争が激しいエリアでもあるため、コストパフォーマンスを重視した経営が求められます。

天満駅の居抜き物件について知りたい方は、以下のページもあわせてご覧ください。

4. 京橋エリア

京橋は「サラリーマンの聖地」と呼ばれる大阪東部の繁華街です。駅周辺には格安居酒屋やせんべろの店が多数営業しています。

オフィス街と住宅街が混在しており、平日夜のにぎわいが特徴です。非常にリーズナブルなお店が多く、立ち飲み文化が根付いているエリアといえます。

早い時間(14時〜15時頃)から営業を始める店も多く、昼飲み需要も高いのが特徴です。

なお、京橋駅の店舗賃料平均坪単価は19,810円です。(※2025年12月時点)

出典:飲食店ドットコム|京橋駅の賃料相場情報

京橋エリアに出店するメリット・デメリット

京橋エリアの最大のメリットは、賃料が安めで低価格帯の業態で勝負しやすい点です。常連客がつきやすく、安定経営を目指す方におすすめのエリアといえます。

立ち飲み需要が高いため、カウンター主体の小規模店舗でも十分勝負できるでしょう。昼飲み文化が定着しているため、ランチ後の時間帯から営業することで、売上機会を増やせます。

一方でデメリットとしては、価格競争が激しく、利益率の確保が課題となる点が挙げられます。高単価な業態はあまり向かない可能性があるため、コンセプト設定に注意が必要です。

せんべろ需要が高いぶん、客単価を上げにくい環境ともいえるでしょう。

京橋駅の居抜き物件について知りたい方は、以下のページもあわせてご覧ください。

5. 天王寺エリア

天王寺駅周辺で最も注目すべき飲み屋街は、「裏天王寺」と呼ばれる阪和商店街エリアです。JR天王寺駅北口から徒歩3分で、昭和のレトロな雰囲気が色濃く残っています。

近年は20〜30代の若い世代からも「ディープな飲み屋街」として人気を集めており、立ち飲み店・バル・焼きとん店・海鮮居酒屋など多彩な業態が密集しています。

1軒1軒がコンパクトで、はしご酒に最適な構造になっているのが特徴です。駅南側のあべのハルカス・阿倍野筋周辺は大型商業施設内のレストランフロアが中心で、ファミリー層や観光客向けの洗練された飲食店が多く営業しています。

なお、天王寺駅の店舗賃料平均坪単価は22,298円です。(※2025年12月時点)

出典:飲食店ドットコム|天王寺駅の賃料相場情報

天王寺エリアに出店するメリット・デメリット

天王寺エリアは、平日は会社員や学生、休日はファミリー層や観光客が多く訪れるため、集客しやすいのが特徴です。梅田や難波よりも賃料は安いため、家賃比率を抑えた経営がしやすいでしょう。

デメリットとしては、再開発が進む一方で物件の供給数が少なく、良い物件は競争が激しい点が挙げられます。再開発エリアは大手チェーンとの競合、裏天王寺は個人店が密集しており、いずれのエリアでも明確な差別化が求められます。

駅の北側(裏天王寺)はディープ系・大人向けで、駅南側(あべのハルカス側)はファミリー・若者向けと、南北で客層が異なるため、導線を把握した立地選定が重要です。

天王寺駅の居抜き物件について知りたい方は、以下のページもあわせてご覧ください。

6. 十三(じゅうそう)エリア

十三は阪急十三駅周辺に広がる下町風情あふれる飲み屋街です。阪急京都本線・神戸本線・宝塚本線が交差するターミナル駅で、梅田から阪急電車で2駅という好アクセスを誇ります。

地元の常連客が多く、アットホームな雰囲気が特徴のエリアです。大衆居酒屋や立ち飲み、焼き鳥店などが多く、気取らない庶民的な店舗が人気を集めています。

なお、十三駅の店舗賃料平均坪単価は16,250円です。(※2025年12月時点)

出典:飲食店ドットコム|十三駅の賃料相場情報

十三エリアに出店するメリット・デメリット

十三エリアの魅力は、賃料が比較的安く、初期投資を抑えられる点です。常連客がつきやすく、口コミでも広がりやすい地域密着型のエリアといえます。

梅田から2駅という立地でありながら、賃料は梅田の半額程度で済むため、コストパフォーマンスに優れています。下町の雰囲気を好む客層が多く、アットホームな接客が評価されやすい環境です。

一方でデメリットとしては、客単価が低めのため、回転率を上げる工夫が必要となる点が挙げられます。深夜営業する場合は、従業員の確保や周辺住民・店舗への配慮が不可欠です。

庶民的な価格帯が求められるため、高級志向の業態は向かない可能性があります。

十三駅の居抜き物件について知りたい方は、以下のページもあわせてご覧ください。

7. その他エリア(大正・鶴橋など)

その他の飲み屋街としては、大正や鶴橋などが挙げられます。

大正エリアは「リトル沖縄」と呼ばれ、沖縄料理店が多数集積する独特のエリアです。JR大正駅前に立ち飲み屋・大衆居酒屋が点在し、「せんべろ」スポットとして人気があります。

京セラドームの最寄り駅のため、イベント前後の飲み需要も高く、地元密着型の常連が多いのが特徴です。

鶴橋エリアは「焼肉の聖地」として全国的に知られるコリアンタウンです。駅に降り立った瞬間から焼肉の香りが漂うほど焼肉店が密集しており、「はしご焼肉」が楽しめる独特の食文化があります。

老舗から新店まで個性的な焼肉店が揃い、ランチから深夜まで営業する店も多数あります。

大正駅や鶴橋駅の居抜き物件について知りたい方は、以下のページもあわせてご覧ください。

【大阪】居酒屋の成功事例2選

ここでは、大阪の飲み屋街で成功している居酒屋を2店舗紹介します。

  1. 居酒屋革命 酔っ手羽 大阪天満店
  2. 酒場リベリー episode2

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. 居酒屋革命 酔っ手羽 大阪天満店

(画像出典:居酒屋革命 酔っ手羽 大阪天満店

店名居酒屋革命 酔っ手羽 大阪天満店
住所大阪府大阪市北区天神橋5-1-17 1,2F
アクセスJR環状線「天満駅」徒歩3分
大阪メトロ堺筋線「扇町駅」徒歩7分
電話番号06-4301-5835
営業時間12:00〜翌朝6:00
定休日なし
ホームページhttps://yotteba.co.jp/osaka-tenma/
※2025年12月時点の情報

天満エリアに位置する「居酒屋革命 酔っ手羽 大阪天満店」は、「笑って食べて、笑って飲める居酒屋」をモットーに、料理とお酒にこだわりリーズナブルに提供している店舗です。

看板メニューは「伝説の手羽先」(タレ・塩)3本319円(※)で、手羽先サミット2024からあげグランプリ2024手羽先部門のダブル金賞受賞という権威性を持っています。

最大の特徴は生ビール198円という驚異的な低価格と、日替わりイベント「毎日が特売日」です。月曜はハイボール半額、火曜はレモンサワー半額、水曜は飲み放題500円など、毎日異なるイベントでリピート来店を促進しています。

仕事終わりの会社員や学生、コスパ重視の若年層〜中年層で、一人飲みから大人数宴会まで幅広く対応しています。

昼12時〜翌朝6時の長時間営業で、昼飲みから早朝まで幅広いニーズに対応し、集客機会を最大化している点が成功の鍵です。

(※)2025年12月時点

出典1:手羽先サミット|「ありがとう10周年!手羽先サミット®︎」 結果発表!!

出典2:日本唐揚協会|第15回からあげグランプリ

2. 酒場リベリー episode2

(画像出典:酒場リベリー episode2

店名酒場リベリー episode2
住所大阪府大阪市北区堂山町16-4 パールレジャービル107
アクセス各線梅田駅より徒歩5分
電話番号06-6314-6255
営業時間月~日・祝日・祝前日: 12:00~23:30
定休日不定休
ホームページhttps://ribery2.owst.jp/
※2025年12月時点の情報

梅田の東側、堂山エリアの路地裏に位置する「酒場リベリー episode2」は、「創作天ぷら×イタリアン」をコンセプトにした大衆酒場です。同じエリアにある「創作天ぷら×フレンチ」をコンセプトにした「魚と野菜とてんぷらと 酒場 リベリー」の2号店です。

SNS映えを意識した独創的なメニュー開発で、坪月商57万円を達成しています。創作天ぷらは約30種類あり、見た目や味でインパクトが出るように意識されています。

海苔の天ぷらにいくらがかかっている「いくら海苔」や、大葉の天ぷらにウニがのった「ウニ大葉」などは、SNS映え抜群のビジュアル。20〜30代の女性やカップル、SNS発信を意識する若年層、昼飲みを楽しみたい層に人気があります。

梅田東通り商店街の奥という裏路地立地が課題でしたが、SNS映えメニューで口コミ拡散を狙い、立地の弱さをカバーしています。

出典:ぐるなびPRO|大阪「酒場リベリー episode2」インスタ映えする独創的メニューを拡散し、坪月商57万円を実現!

まとめ

大阪市内の主要な飲み屋街7選と、成功している居酒屋の事例を紹介しました。各エリアの特徴や賃料相場、メリット・デメリットを理解することで、自分の店舗コンセプトに合った最適な立地選びが可能になります。

エリア別の特徴をまとめると、以下のとおりです。

エリア想定客層賃料平均坪単価向いている業態
梅田エリア・会社員
・若い世代
28,887円・カジュアル居酒屋
・専門店 など
難波エリア・若い世代
・観光客
28,871円・SNS映えする店舗
・エンタメ系 など
天満エリア・会社員
・地元客
22,801円・大衆居酒屋
・小規模店 など
京橋エリア・会社員19,810円・立ち飲み
・せんべろ業態 など
天王寺エリア・会社員
・学生・ファミリー
22,298円・立ち飲み
・焼きとん店
・海鮮系居酒屋 など
十三エリア・地元の常連客16,250円・大衆居酒屋
・焼き鳥店 など
その他(大正・鶴橋など)・地元客
・グルメファン
エリアによる・沖縄料理
・焼肉 など

賃料相場を見ると、梅田・難波は高額ですが集客力も高く、天満・京橋・天王寺・十三は比較的安価で初期投資を抑えられます。平日集客なら梅田・天満・京橋、週末集客なら難波・天王寺が有利です。

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