新今宮駅は大阪市浪速区と西成区、2つの区にまたがって位置しています。近くには大阪のシンボルである通天閣があり、「新世界」と呼ばれる繁華街があります。そのほかビリケンさんやジャンジャン横丁などの観光スポットが点在。国内外問わず多くの観光客が訪れるエリアです。今回は、新今宮駅の特徴や周辺施設をご紹介。さらに現在飲食店の開業を検討中の方に向けて、駅周辺の飲食店情報や店舗賃料相場も解説します。
新今宮駅
| 所在地 | JR大阪環状線 大阪府大阪市浪速区恵美須西3丁目17-1 南海電鉄南海本線・高野線 大阪府大阪市西成区萩之茶屋1丁目2-24 |
| 路線・乗降者数 | JR大阪環状線 57,749人 南海電鉄南海本線・高野線 91,096人 |
| 前後駅 | JR大阪環状線 今宮←新今宮→天王寺 南海電鉄南海本線 なんば←新今宮→天下茶屋 南海電鉄高野線 今宮戎←新今宮→萩ノ茶屋 |
参照：JR西日本「なんでもランキング」 アド南海「乗降人数」
新今宮駅の特徴
新今宮駅はJR大阪環状線（旧国鉄）が1964年に、南海電鉄が1966年に開業し、当初から交通利便性の良好な駅でした。高度経済成長期や大阪万博の影響を受け、新今宮駅は日雇い労働市場として有名になり、全国から多くの人々がやってくるようになります。労働者の集中に伴い、安宿も増加。昭和の時代は人口密度が高くなりました。
新今宮駅周辺は古くから、「新世界」呼ばれる繁華街。大阪の古き良きディープな雰囲気が漂うこの街には、大阪のシンボルである通天閣があり、大阪グルメを味わえる飲食店が軒を連ねています。近年は、国内外から多くの人々が訪れる人気観光地となっており、かつて労働者のためにつくられた安宿は、外国人観光客に人気のバックパッカー宿へと変化。昭和レトロな雰囲気ですが、様々な国籍の人が行き交うグローバルな街です。
各出口の特徴
通天閣口（東口）
名前の通り通天閣・新世界側の出口です。大阪メトロ御堂筋線・堺筋線や路面電車の利用にも最適です。
西口
西口側は住宅街の広がるエリアで、学校や公園などがあるほか宿泊施設や飲食店も点在しています。
新今宮駅周辺の飲食店情報
新今宮駅周辺の飲食店数
898件
業態別飲食店数
| 和食 | 282件 |
| 洋食・西洋料理 | 44件 |
| 中華 | 49件 |
| アジア・エスニック | 40件 |
| カレー | 27件 |
| 焼き肉・ホルモン | 60件 |
| 居酒屋 | 339件 |
| ラーメン | 42件 |
| カフェ・喫茶店 | 110件 |
| バー | 41件 |
新今宮駅は人気観光地ということもあり、大阪グルメを楽しめるお店が軒を連ねています。特に串カツは新世界の名物グルメ。人気店がいくつもあり、連日多くの人で賑わっています。また、新今宮駅周辺はカフェの数も豊富。特に昔ながらの純喫茶が多く、近隣住民で賑わっています。昭和レトロな雰囲気を味わいながら、大阪の味を楽しむのに最適なエリアです。
新今宮駅周辺の人気カフェ
新今宮駅から徒歩10分ほどの場所に位置するフレンチトースト専門のカフェです。内装は洗練された雰囲気で高級感満載。朝食に最適なモーニングセットやデザート系フレンチトーストなど様々な種類があります。充電スポットとWi-Fiが完備されているため、パソコン作業をしたい方にも最適。ワンちゃんOKなテラス席もあります。
新今宮駅から徒歩6分、ジャンジャン横丁に位置する喫茶店です。1948年創業の老舗店で、ミックスジュース発祥の名店です。店内は赤い椅子が目をひく昭和レトロな内装。ナポリタンやオムライス、ハンバーグなどのフード系メニューも豊富で、カフェ利用だけでなくランチにもおすすめです。昔ながらの見た目で可愛いプリンやパンケーキなどのデザートメニューも人気です。
新今宮駅から徒歩7分、新世界の繁華街に位置するカフェ&バーです。周辺は昭和レトロな雰囲気のお店が多いですが、こちらのカフェはおしゃれな雰囲気。新世界の中で、少し落ち着いたお店に入りたい方に最適です。様々な種類のクレープやガレットがあるため、カフェとして利用できるのはもちろん、バーとしても営業されているためお酒を飲むこともできます。
店舗賃料相場
新今宮駅の店舗賃料相場情報（直近1年間）
| 平均坪単価 | 26,597円 |
| 最高坪単価 | 48,943円 |
| 最低坪単価 | 6,269円 |
新今宮駅の平均賃料相場年別推移（2022年〜2025年）
| 2025年 | 27,353円 |
| 2024年 | 17,416円 |
| 2023年 | 12,314円 |
| 2022年 | 15,717円 |
参照：飲食店ドットコム「新今宮駅の賃料相場情報」（2025年4月現在）
※2025年4月15日に取得したデータです。データは更新されている可能性があります。
新今宮駅周辺の特徴
街の特徴
新今宮駅周辺は「新世界」と呼ばれる大阪屈指の繁華街。大阪の古き良きディープな雰囲気を色濃く残すエリアです。ジャンジャン横丁を中心に大阪グルメをいただける飲食店が多数。特に串カツが名物で、有名串カツ店が軒を連ねています。新今宮駅周辺には安宿も多く、外国人バックパッカーを中心に宿泊地としても人気になっています。
近隣の公共施設・商業施設
MEGAドン・キホーテ（180m）
大阪市立美術館（800m）
てんしば（750m）
近隣企業オフィス
大一興業（株）（260m）
全星薬品興業（株）（700m）
近隣学校
いまみや小中一貫校（170m）
大阪府立今宮高等学校（300m）
お水の大学（700m）
祭り・イベント
「えべっさん」の愛称で親しまれる今宮戎神社。毎年1月9日から11日の3日間、商売繁盛を願う参拝客が訪れます。十日戎は、今宮戎神社の神事で最も重要とされ、その規模は関西最大級。メディアにも取り上げられるほどです。十日戎の期間中は周辺に様々な種類の屋台が並び、毎年約100万人もの人が参拝します。
主要通り
ジャンジャン横丁
ジャンジャン横丁は、新世界を代表する商店街。道幅は約2.5メートルしかなく、人とすれ違うのが少し大変ですが、昔ながらの雑多な雰囲気を楽しめます。名物の串カツをはじめ、寿司屋うどん、焼肉、居酒屋などがひしめき合うように軒を連ね、リーズナブルで美味しいB級グルメもいただけます。
人気スポット
大阪のシンボルの一つである通天閣。1912年（明治45年）に初代通天閣が完成しました。初代はパリのエッフェル塔と凱旋門をモデルに建てられ、当時は東洋一の高さを誇っていました。しかし、太平洋戦争中の金属回収によって一度解体されてしまいます。その後、地元の人々からの再建を願う声が高まり、1956年に現在の2代目通天閣が完成しました。高さは103mで晴れた日には兵庫県の淡路島や和歌山まで見渡すことができます。
大阪のディープな雰囲気を残す繁華街として有名な新今宮駅
新今宮駅はJR大阪環状線と南海本線の2社が乗り入れているだけでなく、徒歩圏内に大阪メトロ御堂筋線・堺筋線の駅もある交通利便性の高い駅。大阪の各方面からアクセスしやすく、大阪屈指の繁華街である難波までわずか1駅、梅田へも20分ほどでアクセスすることが可能です。
駅周辺には通天閣やジャンジャン横丁などの観光スポットがあるため、近隣住民だけでなく国内外からの観光客も多いエリア。古くから多くの人が集まる街だったため、古い建物や老舗店が多く、大阪の古き良きディープな雰囲気を色濃く感じます。
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