恵美須町駅|大阪らしいカルチャーが根付く街

恵美須町駅は、大阪府大阪市浪速区にある大阪堺筋線の駅です。駅を出てすぐに阪堺電車の停留所があり、乗り換えができます。駅の周辺にはオフィスビルが立ち並び、近くに観光地が多いことからホテルも点在しています。駅の南側には通天閣や天王寺動物園といった大阪を代表する観光スポットがあり、休日は観光客や家族連れでにぎわいます。また、昭和の雰囲気が色濃く残る通天閣・新世界エリアには、昔ながらの飲食店や商店が今も多く軒を連ねています。今回は、恵美須町駅の基本情報に加え、街の特徴や周辺施設の情報について紹介します。

目次

恵美須町駅

所在地大阪府大阪市浪速区日本橋5-5-15
路線・乗降者数27,510人
前後駅動物園前駅←恵美須町駅→日本橋駅

参照:大阪メトロ「路線別乗降人員(2024年11月7日(火)交通調査)」

恵美須町駅前の特徴

恵美須町駅は、明治44年に阪堺電気軌道の駅が、昭和44年に大阪市営地下鉄堺筋線の恵美須町駅が開業。駅の北側には電気街として知られる「でんでんタウン」が広がり、電化製品やサブカル関連の店が多く集まっています。一方、駅の南側には通天閣をはじめとする観光スポットが点在し、周辺には観光客向けのお土産物屋や飲食店などが軒を連ねます。また、西側には商売繁盛の神様「えべっさん」で知られる今宮戎神社があり、地元の人々や観光客に親しまれています。

各出口の特徴

1-A出口・1-B出口

日本橋筋商店街沿いの出口で、電気店やパソコン関連、アニメやコミックス専門店が立ち並ぶ「でんでんタウン」への入り口です。屋根付きの商店街なので、雨の日でも快適にショッピングが楽しめます。

2番出口

堺筋と国道25号線が交わる交差点に位置し、出口の目の前には浪花警察署があります。オフィスビルや集合住宅が立ち並び、周辺にはコンビニやチェーン店が点在するエリアです。

3番出口

通天閣本通商店街に面した出口で、商店街の先には通天閣の姿が見えます。観光客向けのホテルや土産物店、飲食店が多く集まるにぎやかなエリアです。昔ながらの喫茶店や飲み屋なども点在しています。

恵美須町駅周辺の飲食店情報

恵美須町駅周辺の飲食店数

954件

業態別飲食店数

和食299件
洋食・西洋料理79件
中華42件
アジア・エスニック41件
カレー37件
焼き肉・ホルモン42件
居酒屋252件
ラーメン53件
カフェ・喫茶店160件
バー54件

参照:食べログ(2025年4月現在)

和食や居酒屋が多いエリアです。特に通天閣周辺の新世界エリアは、個人経営の飲み屋や昔ながらの喫茶店が多い特徴があります。

恵美須町駅周辺の人気カフェ・喫茶店

ドレミ

恵美須町駅から徒歩約3分、通天閣の隣にある喫茶店です。店内は昔ながらのどこか懐かしいレトロな空間が広がり、大理石調のテーブルと革張りの回転椅子が並びます。大阪発祥とも言われるミックスジュースをはじめ、フルーツたっぷりのパフェやプリンなどが人気メニュー。店内は全席喫煙可能で、昭和の雰囲気を感じながらゆったりとした時間を過ごせます。一方で、アニメ映画の舞台にもなったことから、若い女性客の姿も多くみられます。

POMMIER(ポミエ)

恵美須町駅から北へ徒歩約6分、日本橋筋商店街から一本通りを入った場所にある喫茶・定食屋です。デカ盛りメニューの有名店で、普通盛りでも約1.5合のごはんが使われています。特に名物のかつ丼は器からあふれんばかりのボリューム。他に、カレーや各種定食メニューもあります。観光地に近いため、外国人客も訪れる行列店です。

喫茶 ブラザー

恵美須町駅3番出口から徒歩1分、通天閣本通商店街の中にある喫茶店です。昭和の雰囲気をそのまま残したレトロな空間が魅力。ひとりでも気軽に入りやすく、常連さんだけでなくカフェ好きの若い女性や観光客の姿も見られます。また、漫画に登場したことで聖地巡礼で訪れる人もいるのだとか。店員さんのあたたかい接客も評判のお店です。

参照:食べログ(2025年4月現在)

店舗賃料相場

恵美須町駅の店舗賃料相場情報(直近1年間)

平均坪単価26,280円
最高坪単価90,659円
最低坪単価6,269円

恵美須町駅の平均賃料相場年別推移(2022年〜2025年)

2025年18,645円
2024年27,558円
2023年24,128円
2022年18,895円

参照:飲食店ドットコム「恵美須町駅の賃料相場情報」(2025年4月現在)

※2025年4月22日に取得したデータです。データは更新されている可能性があります。

恵美須町駅周辺の特徴

街の特徴

恵美須町駅の名前は、駅の西側にある「今宮戎神社」に由来。
駅周辺にはオフィスビルや集合住宅が立ち並び、日常的な生活空間である一方、観光地への入り口でもあります。北側へ進むとでんでんタウンや日本橋エリアにつながっており、ビジネスマンや買い物客向けの飲食店が多い特徴があります。一方で南側は、通天閣や新世界、天王寺動物園といった観光スポットが集まるエリア。観光客向けの串カツ店や昔ながらの喫茶店、地元の人に親しまれる居酒屋などが混在しています。

近隣の公共施設・商業施設

浪速警察署(142m)

浪速税務署(661m)

慶沢園(850m)

近隣企業オフィス

上新電機(株)(388m)

(株)クボタケミックス(489m)

近隣学校

敷津小学校(581m)

大阪市立日本橋中学校(313m)

大阪星光学院中学校・高等学校(644m)

大阪国際福祉専門学校(777m)

祭り・イベント

十日戎

恵美須町駅から徒歩約6分の場所にある今宮戎神社で、毎年1月に開催されるお祭りです。今宮戎神社は「えべっさん」の名で親しまれている商売繁盛の神様を祀っており、十日戎の期間中は全国から商売繁盛を願う参拝客が訪れます。境内では福笹を手にした人々でにぎわい、街中では華やかな「宝恵駕籠(ほえかご)」の行列が練り歩きます。新年の大阪で催される活気あふれる祭りとして、多くの人に親しまれています。

主要通り

日本橋筋商店街(でんでんタウン)

恵美須町駅の1-A・1-B出口を出てすぐにある、全長約1.5kmにわたる商店街です。かつては電気製品やパソコンパーツを扱う店舗が中心の電気街でしたが、現在はアニメやコミックス、ホビー関連の商品を扱う店が増え、「西の秋葉原」とも呼ばれています。特に堺筋通沿いやその西側エリアは「オタロード」として知られ、フィギュアやプラモデル、ゲーム関連グッズなどの専門店が集まっています。

通天閣本通商店街

恵美須町駅の3番出口から通天閣に向かってまっすぐ伸びる商店街。通天閣を正面に見ながら歩けるビュースポットとしても知られています。串カツやお好み焼など大阪名物を楽しめる飲食店が軒を連ね、レトロな喫茶店やみやげ物店も点在。観光客に人気のエリアでありながら、地元住民の生活にも根ざした、大阪ならではの温かみを感じることもできます。

人気スポット

通天閣

恵美須町駅から徒歩約3分の場所にある、地上108メートルの展望塔。大阪のランドマークとして長年親しまれており、街のシンボル的存在でもあります。初代通天閣は1912年に建設されましたが、1943年の火災で解体。1956年に現在の2代目通天閣が再建されました。5階展望台には、願いをこめて足の裏を撫でると幸運が訪れるとされる「ビリケン像」があります。近年ではタワースライダーや特別屋外展望台が新設されるなど、今もなお進化を続ける観光スポットです。


阪堺電気軌道(阪堺電車)

大阪で唯一運行を続けている路面電車。地元住民からは「チン電」と呼ばれており、恵美須町停留場から堺市の浜寺駅前停留場までを結ぶ阪堺線と、天王寺駅前から住吉までを走る上町線の2路線があります。電車や駅を利用したイベントが定期的に行われ、貸切で宴会なども可能。車窓からの景色をゆっくり楽しみながら、ローカルな大阪を感じられる乗り物として、地元の人だけでなく観光客にも注目されています。

地元住民の日常と観光地のにぎわいが共存する恵美須町駅

恵美須町駅周辺は、南北に広がる商店街や通天閣周辺などの観光エリアが近く、日常的に人通りが多い特徴があります。地元住民が集まる喫茶店から観光客向けの飲食店まで、幅広いニーズが見込めるのが大きな魅力です。また、オタロードや新世界エリアなど、他にはないカルチャーが根付く場所でもあり、個人経営店でもしっかり存在感を出せるため、新たなチャレンジをしたい方にもおすすめです。「居抜きの神様」では、低コストで開業しやすい居抜き物件を数多く取り扱っています。居抜き物件をお探しの方は、ぜひご相談ください。

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この記事を書いた人

2021年より、ライフスタイル系メディアを中心に活動。農学部卒、食品2社、IT企業事務職を経験。企業や個人の発信の悩みに寄り添い、文章を通じて魅力を引き出すサポートをしています。

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