阪急京都線と千里線が交差する淡路駅は、大阪梅田や京都方面へのアクセスに優れた交通の要所です。駅周辺には昔ながらの商店街や飲食店が立ち並び、生活利便性も抜群。再開発が進む一方で、地元密着のイベントや歴史ある神社も残るなど、新旧が調和したエリアとして注目されています。今回は淡路駅の特徴や周辺施設の情報に加え、駅周辺の飲食店情報や店舗賃料相場も紹介します。
淡路駅
所在地 | 阪急電鉄 大阪府大阪市東淀川区東淡路4-17-8 おおさか東線 大阪府大阪市東淀川区菅原5-2 |
路線・乗降者数 | 阪急電鉄 37,652人 おおさか東線 10,344人 |
前後駅 | 阪急千里線 下新庄駅←淡路駅→柴島駅 阪急京都本線 上新庄駅←淡路駅→崇禅寺駅 おおさか東線 南吹田駅←JR淡路駅→城北公園通駅 |
参照:阪急電鉄「駅別乗降人員」/大阪府「大阪府統計年鑑(令和6年)」
淡路駅前の特徴
阪急電鉄の淡路駅は、1921年に開業した歴史ある駅です。阪急京都線と千里線が交差する交通の要所であり、2路線の乗り換え駅として多くの人々に利用されています。大阪梅田駅までは約10分、京都河原町駅までは約35分と、都市部へのアクセスは良好です。通勤・通学に便利なため、特に朝夕のラッシュ時には学生やビジネスパーソンでにぎわいを見せます。
駅周辺には昔ながらの商店街や飲食店が立ち並び、落ち着いた雰囲気が漂います。スーパー、ドラッグストア、コンビニ、100円ショップ、本屋、医療機関などの生活利便施設に加え、カラオケ店もあるので、暮らしやすさは抜群です。徒歩約4分の位置には、おおさか東線の「JR淡路駅」もあります。
また、淡路駅付近は高架化工事が進行中。完成予定は2031年末で、交通の円滑化や駅の利便性の向上、街の活性化などが期待されています。
各出口の特徴
西出口
東淀川区667号線に面し、淡路本町商店街がある出口です。徒歩5分圏内にはハンバーガーショップや焼肉店、居酒屋、ラーメン店といった飲食店の他、イズミヤショッピングセンターや、衣料品店のキリンド淡路店などがあります。
東出口
目の前には東淡路商店街が広がり、立ち飲み屋やお好み焼き店、居酒屋、インド料理店など、多様な飲食店が立ち並びます。東淀川区役所の出張所までは約2分、東淡路町公園までは約5分と、徒歩圏内に地域を代表する施設があるのも特徴です。
淡路駅周辺の飲食店情報

淡路駅周辺の飲食店数
210件
業態別飲食店数
和食 | 50件 |
洋食・西洋料理 | 17件 |
中華 | 9件 |
アジア・エスニック | 8件 |
カレー | 14件 |
焼き肉・ホルモン | 9件 |
居酒屋 | 47件 |
ラーメン | 12件 |
カフェ・喫茶店 | 27件 |
バー | 14件 |
淡路駅周辺にある飲食店で多いのは、「和食」と「居酒屋」の2業態です。「中華」と「アジア・エスニック」が10軒未満であることを踏まえると、淡路駅では昔ながらの日本食や酒場の需要が高いのでしょう。言い換えると、それらの業態はライバル店が少ない状況。「焼肉・ホルモン」も10軒未満なため、淡路駅周辺には商機がありそうです。
淡路駅周辺の人気カフェ
東淡路商店街の入口付近にあるカフェで、丁寧に淹れたコーヒーやモーニングセットが人気です。トースト・玉子付き、または焼きタマゴサンドを選択できるモーニングセットは、なんと350円。コーヒー付きのケーキセットも550円と、良心的な価格設定です。
淡路駅から徒歩1分、淡路本町商店街の中にあるレトロな雰囲気の喫茶店です。地元の常連客を中心に愛され、満席になることもしばしば。300円台のモーニングや、ボリュームたっぷりのオムライスが人気を集めています。
東淡路商店街内にある老舗カフェで、重厚な赤いソファやレトロな内装が趣深い印象を与えます。ドリンク料金のみ、またはプラス200円台で味わえるモーニングや、厚切りの小倉トーストが人気。カレーやスパゲッティといった軽食や、パフェなどもあります。
店舗賃料相場
淡路駅の店舗賃料相場情報(直近1年間)
平均坪単価 | 12,313円 |
最高坪単価 | 21,901円 |
最低坪単価 | 7,174円 |
淡路駅の平均賃料相場年別推移(2022年〜2025年)
2025年 | 12,339円 |
2024年 | 11,429円 |
2023年 | 13,540円 |
2022年 | 15,021円 |
参照:飲食店ドットコム「淡路駅の賃料相場情報」(2025年6月現在)
※2025年6月25日に取得したデータです。データは更新されている可能性があります。
淡路駅周辺の特徴

街の特徴
地名の由来には諸説ありますが、一説には菅原道真の左遷と関係があるとされます。同氏が左遷のために淀川を下っていた際、当時は中洲だった土地を見て淡路島と勘違いしたことから「淡路」と名付けられたそうです。
そんな淡路を含む東淀川区は、江戸時代には農村地帯として栄えた歴史を持ちます。戦後の高度経済成長期以降は、阪急電鉄の開発とともに住宅地としての性格を強めてきました。現在では昔ながらの商店街や個人商店が軒を連ねる一方で、若い世代の移住も進み、飲食店やカフェなどの新しい店舗も増加しています。町内会や商店街のイベントなど、住民同士のつながりが色濃く残っているのも淡路の特徴です。
近隣の公共施設・商業施設
アカシヤ淡路店(39m)
東淀川区役所出張所(141m)
イズミヤ 淡路店(256m)
マツモトキヨシ キリンド淡路店(262m)
大阪市立東淀川図書館(601m)
近隣企業オフィス
(株)三社電機製作所(713m)
(株)日邦レンタカーシステム(1.3km)
近隣学校
東淡路小学校(365m)
菅原小学校(556m)
下新庄小学校(753m)
大阪市立淡路中学校(813m)
祭り・イベント

東淡路商店街 ふれあい夏祭り/ハロウィンまつり
東淡路商店街では季節ごとにイベントが開催されています。7月下旬に開催される「ふれあい夏祭り」では、子どもから大人まで楽しめる縁日や屋台の他、抽選会や音楽ライブなどで大いににぎわいます。10月下旬には「ハロウィンまつり」が開催され、仮装した子どもの姿も多数。参加店舗も仮装や飾り付けを施し、地域全体でイベントを盛り上げます。
主要通り

淡路駅西口すぐにある淡路本町商店街は、全長約300メートルのアーケード商店街です。チェーンから個人経営まで多数の飲食店をはじめ、ファッション、クリニックなど約100店舗が軒を連ねています。毎月開催される「淡路にぎわい市」も人気で、暮らしに根ざした商店街として親しまれています。
淡路駅の東側すぐに広がる全長約200メートルのアーケード商店街で、純喫茶や和菓子店、スーパーなど約50店舗が営業中です。レトロな雰囲気を残しつつ新しい店舗も増えており、地元住民を中心に連日にぎわいを見せています。
人気スポット
菅原天満宮
淡路駅から徒歩約17分、学問の神様として知られる菅原道真を祀る神社です。梅の木や、大阪市の保存樹に指定された樹齢約400年のクスノキなど、境内は緑に囲まれています。その他、菅原天満宮で神の使いとされる牛の銅像も出迎えてくれます。
今後ますますの発展が期待される淡路駅
交通利便性と暮らしやすさを兼ね備えた、淡路駅。高架化工事の完了後は、ますますの発展が見込めます。飲食店に関しては業態によっては競合が少なく、出店のチャンスが広がっています。地元に密着したイベントも根づいているため、地域に愛される飲食店を目指す方にとって、魅力ある立地といえるでしょう。
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