北新地駅は、大阪市北区にあるJR東西線の駅で、関西有数の歓楽街「北新地」の中心に位置します。周辺には高級飲食店やバーが集まり、夜は多くの人で賑わいます。大阪駅・梅田駅と地下通路で直結しており、交通アクセスも良好です。この記事では、北新地駅周辺の特徴や飲食店情報、店舗賃料相場など、開業を検討する方に役立つ情報を紹介します。
北新地駅
所在地 | 大阪府大阪市北区梅田1丁目3-1 |
路線・乗降者数 | JR東西線 北新地駅 81,108人 |
前後駅 | 新福島←北新地→大阪天満宮 |
参照:統計情報リサーチ 北新地駅(JR西日本)の乗降客数の統計
北新地駅前の特徴

北新地駅は1997年3月8日、JR東西線の開業と同時に誕生しました。駅名の由来となった北新地は、大阪を代表する高級歓楽街で、料亭や割烹、寿司店、バーなどが密集し、夜になると多くのビジネスパーソンや観光客で賑わいます。周辺には大阪駅や梅田駅が地下通路で直結しており、関西圏内はもちろん新幹線や空港へのアクセスも良好です。
観光では、徒歩圏内に大阪駅前ビル群、少し足を伸ばせば中之島公園や国立国際美術館などがあり、昼間も楽しめる環境が整っています。住宅地は駅周辺には少ないものの、近隣の中之島や福島エリアにはタワーマンションが立ち並び、買い物は阪神百貨店やグランフロント大阪など大型商業施設が利用可能です。
各出口の特徴
東出口
曽根崎新地東通り方面へ出られる出口で、駅周辺のオフィス街や大阪駅前ビル群に近く、昼間はビジネスパーソンの往来が目立ちます。周辺にはカフェや洋食店などランチ需要の高い飲食店が多く、昼と夜で客層が大きく変わるエリアです。また、JR大阪駅や阪神梅田駅へも地下通路でアクセスでき、買い物や乗り換えにも便利です。
西出口
北新地本通りや堂島エリア方面へアクセスできる出口で、高級料亭や寿司店、バーなどが集まる北新地の中心街に直結しています。夜は接待や会食で訪れるビジネスパーソンが多く、ネオンが灯る華やかな雰囲気が特徴です。徒歩圏内には堂島アバンザやANAクラウンプラザホテル大阪などがあり、ビジネス利用にも適しています。
北新地駅周辺の飲食店情報

北新地駅周辺の飲食店数
5485件
業態別飲食店数
和食 | 1904件 |
洋食・西洋料理 | 806件 |
中華 | 222件 |
アジア・エスニック | 165件 |
カレー | 125件 |
焼き肉・ホルモン | 226件 |
居酒屋 | 1551件 |
ラーメン | 136件 |
カフェ・喫茶店 | 542件 |
バー | 885件 |
北新地駅周辺は、大阪屈指のグルメタウンとして知られ、特に和食や居酒屋が豊富に揃っています。接待や会食向けの高級料亭や割烹から、気軽に立ち寄れる大衆居酒屋まで、幅広いニーズに対応できるのが特徴です。洋食・西洋料理やカフェ・喫茶店も多く、ランチや打ち合わせの場としても利用されています。さらに、中華や焼肉・ホルモンは仕事帰りの食事スポットとして人気が高く、ラーメンやカレー、アジア・エスニックは個性的な専門店が点在しています。
北新地駅周辺の人気カフェ
北新地駅から徒歩5分に位置する「DOLCE&FRUITS MITSU」は、華やかな見た目と上品な雰囲気で人気を集めるカフェです。看板メニューは、旬のフルーツをふんだんに使ったパフェとふわふわのかき氷。彩り豊かでフォトジェニックな盛り付けは、SNSでも話題です。さらに、店内ではカクテルとのペアリングも楽しめるため、スイーツとお酒を組み合わせた大人のカフェタイムを堪能できます。おしゃれな空間で、特別感のあるひとときを過ごせる一軒です。
北新地駅から徒歩9分の場所にある「SEAGULL DINER」は、スタイリッシュな雰囲気のカフェです。看板メニューのハンバーガーは、サクッと香ばしいバンズと、旨味たっぷりでジューシーなパティの組み合わせが魅力。シンプルながらも素材の良さが際立つ味わいで、食べ応えも十分です。落ち着いた店内で、ランチやディナーはもちろん、ゆったりと過ごすカフェタイムにもぴったりの一軒です。
北新地駅から歩いて行ける「The 33 Tea&Bar Terrace」は、梅田の複合施設ブリーゼブリーゼの33階にあるカフェ&バーです。ニューヨークのペントハウスをイメージしたスタイリッシュな空間からは、大きな窓越しに大阪の街並みを一望できます。昼間は開放的な眺望、夜はきらめく夜景を楽しめることから、景色を目的に訪れる人も多い人気スポットです。看板メニューは魚介の旨味を引き出した「ホワイトカレー」と、竹炭で仕上げたルーと黒米を合わせた「ブラックカレー」のオリジナルカレー2種類。一皿で両方を味わえるあいがけスタイルも好評です。
店舗賃料相場
北新地駅の店舗賃料相場情報(直近1年間)
平均坪単価 | 26,955円 |
最高坪単価 | 84,475円 |
最低坪単価 | 8,491円 |
北新地駅の平均賃料相場年別推移(2022年〜2025年)
2025年 | 27,112円 |
2024年 | 27,741円 |
2023年 | 28,351円 |
2022年 | 28,707円 |
参照:飲食店ドットコム「北新地駅の賃料相場情報」(2025年8月現在)
※2025年8月21日に取得したデータです。データは更新されている可能性があります。
北新地駅周辺の特徴
街の特徴

北新地の地名は、江戸時代に米相場や金融の拠点として栄えた「堂島新地」に由来しています。現在も証券会社や金融機関が集まり、昼はビジネスマン、夜は高級クラブや料亭に灯がともるという二面性を持つ街です。
北新地駅は梅田の西側に位置し、大阪を代表するビジネス街と歓楽街の結節点として機能しています。駅はJR東西線の地下にあり、地下道を通じて西梅田駅や東梅田駅、阪急・阪神・大阪メトロ各線とつながるため、梅田エリア全体をスムーズに移動できる利便性が特徴です。
駅周辺には「大阪市中央公会堂」や「中之島図書館」といった近代建築、水都大阪を象徴する堂島川の景観を楽しめます。さらに「国立国際美術館」や「中之島香雪美術館」も近く、落ち着いた時間を過ごせる環境が整っています。
またグルメの街としても知られ、ミシュラン星付きの日本料理店や老舗割烹に加え、バルやワインバーも増加。接待から日常利用まで幅広いニーズに応える食文化が根付いています。
近隣の公共施設・商業施設
ヒルトンプラザウエスト(230m)
ディアモール大阪(280m)
中之島香雪美術館(650m)
大阪府立中之島図書館(950m)
近隣企業オフィス
日本ハム(株)(393m)
ダイドーグループホールディングス(株)(464m)
レンゴー(株)(464m)
(株)エディオン(470m)
積水化学工業(株)(495m)
近隣学校
国際ファッション専門職大学 大阪キャンパス(498m)
大阪工業大学 梅田キャンパス(758m)
慶應大阪シティキャンパス(810m)
宝塚大学 大阪梅田キャンパス(1.0km)
祭り・イベント

大阪天満宮で行われる天神祭は、日本三大祭のひとつであり、生國魂神社の生玉夏祭、住吉大社の住吉祭と並ぶ大阪三大夏祭のひとつです。祭りは6月下旬の鉾流神事から始まり、7月25日の本宮まで約1か月にわたって諸行事が続きます。
特に盛り上がりを見せるのは、7月24日の宵宮と25日の本宮です。陸渡御では煌びやかな行列が街を練り歩き、夜には大川で約100隻の船が行き交う船渡御が行われます。奉納花火が夜空を彩り、篝火や提灯の灯りが川面に映る光景は「火と水の祭典」と呼ばれるほど華麗です。北新地駅からも徒歩圏で訪れることができ、大阪の歴史と夏の風物詩を体感できる祭りとして、地元住民から観光客まで幅広く親しまれています。
堂島薬師堂で毎年2月3日に行われる伝統行事です。節分の日に薬師如来へ無病息災や商売繁盛を祈願するもので、地域の人々や企業関係者も数多く訪れます。
祭りの中心となるのは「お水汲み」の儀式です。若狭・小浜の神宮寺から届いた「お香水」が堂島薬師堂に運ばれ、法要の中で薬師如来に供えられます。これは古くから続く若狭と大阪を結ぶ「鯖街道」の交流を象徴するもので、北新地・堂島エリアならではの歴史的背景を感じられる点が特色です。
当日は祈祷や豆まきも行われ、厄除けや商売繁盛を願う人々で賑わいます。北新地駅からも近く、華やかな夜の歓楽街とは対照的に、地域の信仰と結びついた落ち着きある伝統行事を体験できる貴重な機会となっています。
主要通り
新地本通り
大阪・北新地の中心を東西に横切る代表的な通りで、歓楽街を象徴する存在です。沿道には料亭や割烹、高級クラブが軒を連ねる一方、近年は気軽に利用できる飲食店も増え、多彩な客層が集まるエリアとなっています。起源は江戸時代の堂島新地にさかのぼり、大阪の社交の場として発展してきました。老舗の風格ある店と新しいスタイルの店が調和し、夜には華やかな光が街を包み込む北新地らしい情景が広がります。
永楽町通り
北新地の中でも落ち着いた雰囲気を持つ通りで、割烹や寿司店などの老舗が多く並んでいます。新地本通りの華やかさに比べ、静かに食事や会話を楽しむ大人向けの空間が広がっているのが特徴です。近年はワインバーや小料理屋も加わり、伝統と新しい感覚が共存する通りへと変化しています。
人気スポット

1904年に開館した歴史的建築で、国の重要文化財に指定されています。ネオ・ルネサンス様式の重厚な外観と大理石の柱、ドーム型天井を持つ中央ホールは見応えがあり、大阪を代表する近代建築のひとつです。ビジネスや経済分野の蔵書が充実し、調査・研究の拠点として活用されるほか、展示会や講演会も開かれています。都会の中心にありながら静かに過ごせる文化スポットとして親しまれています。
北新地駅から徒歩圏にある美術館で、2018年に開館しました。新聞社「神戸新聞」を創刊した村山龍平の収集品をもとに設立され、日本美術を中心とした多彩なコレクションを所蔵しています。展示内容は、仏教美術や絵画、書跡、工芸など幅広く、特に仏像や仏画は質の高い作品が揃っているのが特徴です。中之島の水辺や近代建築群とあわせて巡ることで、文化と景観を同時に楽しめるスポットとなっています。

北新地駅から徒歩でアクセスできる大阪市内最古の都市公園です。堂島川と土佐堀川に囲まれた立地にあり、水都大阪を象徴する景観が広がります。園内には約310品種・3,700株のバラが咲き誇る「中之島バラ園」があり、春と秋には色鮮やかな花々を楽しむ人々で賑わいます。また、芝生広場や遊歩道も整備され、都会の中心で自然を感じながら散策や休憩ができる憩いの場として人気です。
華やかな歓楽街と文化施設が共存する魅力的な北新地駅
北新地駅周辺は、都会的な利便性と水都大阪らしい景観が調和し、訪れる人にさまざまな表情を見せるエリアです。夜には高級料亭やクラブが華やかに並ぶ歓楽街として、昼には歴史的建築や美術館、公園を楽しめる文化的な街として、多彩な魅力を備えています。接待や観光客向けの高級店から、気軽に立ち寄れる飲食店まで幅広く需要があるため、新規出店を検討する方にとっても大きな可能性を秘めています。
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