飲食店の居抜き売却時にリース契約はどうする?引継ぎ・処分方法3選

居抜き売却時にリース契約の設備がある場合は、居抜き売却とは別に引継ぎ・処分の手続きをする必要があります。リース会社を通して次のオーナーへ引継ぐとスムーズですが、それ以外に自分で買い取る、撤去する方法もあります。飲食店の居抜き売却時にリース契約を引継ぐ方法と注意点を紹介します。
リース契約とは?居抜き売却時の注意点
リース契約とは、企業や個人事業主が必要な設備や機器を、リース会社から借りる契約のことを指します。飲食店であれば業務用冷蔵庫や厨房機器、エアコン、食洗機などをリースすることが多いでしょう。
リースは数年間の長期契約が一般的であり、途中解約すると残額や違約金を一括で支払うことになります。また、リース品の所有権はリース会社にあるため、居抜き売却しても店舗と一緒に引継ぐことはできません。そのため、居抜き売却時にはリース契約をどう扱うかが重要になります。
居抜き売却時におけるリース品の引継ぎ・処分方法
居抜き売却時にリース契約が残っている場合は、手続きをして次のオーナーへ引継ぐか、自分で処分する必要があります。居抜き売却時のリース品の引継ぎ・処分方法を3つ解説します。
① 次のオーナーへリース契約を引継ぐ
居抜き売却の際、もっともスムーズな方法は、次のオーナーにリース契約を引継いでもらうことです。この方法であれば、現オーナーはリース契約の残額や違約金の支払いをせずに済みます。
リース契約の引継ぎを希望する場合は、まずリース会社に相談しましょう。リース会社の審査をクリアすれば、新オーナーがリース契約の名義変更を行い、契約を継続できます。ただし、審査では新オーナーの信用情報や事業計画がチェックされるため、必ずしも引継ぎが可能とは限りません。
また、新オーナーによる将来的なトラブルを防ぐために、引継ぎ前に契約内容をしっかり確認しておくことが重要です。リース期間や残存リース料、途中解約時の条件などを事前に把握して引継ぎしましょう。
② 残額を支払ってリース品を買い取る
リース契約の残額を一括で支払うことで、リース品を自分の所有物として売却する方法もあります。この方法を選ぶとリース契約は終了し、機器の所有権が現オーナーに移ります。その後、居抜き売却の際に機器を売却対象として含めることが可能です。ただし、リース契約の残額が高額になる場合もあるため、事前にリース会社に残額を確認しましょう。
③ 残額を清算しリース品を撤去する
リース契約を完全に終了させ、機器をリース会社に返却する方法もあります。この場合、まずリース会社に連絡し、契約終了に必要な手続きを確認します。通常、リース契約の途中解約には残額や違約金の支払いが必要となります。
また、機器の返却費用や撤去費用がかかる場合があるため、事前に費用を見積もっておくことが重要です。特に、大型の厨房機器や特殊な設備の場合、撤去作業に時間やコストがかかることも多いので、スケジュールに余裕を持って対応しましょう。

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居抜き売却時にリース契約が残っている場合、次のオーナーへ引継ぐ方法がもっともスムーズです。しかし、次のオーナーが引継ぎを希望しない場合や、リース会社の審査が通らない場合は、現オーナーがリース品を買い取るか、残額を清算し契約を終了させる必要があります。
どの方法がベストかは、次のオーナーの意向やリース契約の残存期間、費用負担によっても異なるので、早めにリース会社へ相談しましょう。
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