上野駅と秋葉原駅の中間に位置する御徒町駅は、交通アクセスが良い駅として知られています。アメ横を始めとする商店街や、宝飾店が集まる「ジュエリータウンおかちまち」があることでも有名です。今回は、御徒町駅の基本情報や街の特徴、周辺施設の情報に加え、現在飲食店の開業を検討中の方に向けて、駅周辺の飲食店情報や店舗賃料相場も解説します。
御徒町駅
| 所在地 | 東京都台東区上野5-27 |
| 路線・乗降者数 | 60,852人 |
| 前後駅 | 上野駅←御徒町駅→秋葉原駅 |
御徒町駅前の特徴
御徒町駅は東京都台東区に位置するJR東日本の駅で、山手線と京浜東北線が乗り入れています。近くには東京メトロ日比谷線の仲御徒町駅や、都営大江戸線の上野御徒町駅もあり、複数の路線が交差する交通の要所として有名です。
駅の東側には、多慶屋を始めとするディスカウントストアや専門店が建ち並び、西側には落ち着いた雰囲気の中で食事を楽しめる個性的なカフェや、居酒屋が点在しています。また、駅の南側には宝飾品店が集まるジュエリータウンが広がり、一般客に加え買い付けに訪れる人々で賑わいます。
さらに近年では再開発が進み、御徒町駅周辺には商業施設やホテルが増加中です。御徒町は昔ながらの商店と新しい施設が共存し、伝統と現代が融合した独特の魅力を持つエリアとして注目されています。
各出口の特徴
北口
北口はアメヤ横丁の入口に近く、出口を出て左に歩くと「アメ横」の看板が目に留まります。食品、衣料品、雑貨など多様な店舗が並び、特に年末年始には多くの人が訪れます。また多くの飲食店が集まっており、気軽に食事を楽しめるのも魅力です。
南口1
「おかちまちパンダ広場」の愛称で親しまれる、御徒町南口駅前広場に面した出口です。年間を通してさまざまなイベントが開催されていて、特に休日は多くの人で賑わいます。またオフィスビルも点在しており、通勤時間帯にはビジネスマンの往来が目立ちます。
南口2
線路沿いに宝石・貴金属店が並ぶ「珊瑚ストリート」に面した出口です。駅を背に1本奥の路地は「ルビーストリート」、さらに奥の路地は「サファイヤストリート」と呼ばれるなど、宝飾専門街である「ジュエリータウンおかちまち」の魅力を堪能できます。
御徒町駅周辺の飲食店情報
御徒町駅周辺の飲食店数
2,616件
業態別飲食店数
| 和食 | 788件 |
| 洋食・西洋料理 | 252件 |
| 中華 | 199件 |
| アジア・エスニック | 179件 |
| カレー | 84件 |
| 焼き肉・ホルモン | 137件 |
| 居酒屋 | 753件 |
| ラーメン | 116件 |
| カフェ・喫茶店 | 275件 |
| バー | 344件 |
御徒町駅周辺には2,000軒を超える飲食店があり、特に和食店と居酒屋が目立ちます。その他、焼き鳥店やラーメン店など気軽に入れるお店が多い一方、ワインを扱うおしゃれな飲食店も増加中。老若男女が楽しめるお店が多いのが特徴です。
御徒町駅周辺の人気カフェ
Bock（ボック）は、御徒町駅から徒歩6分。大きなソーセージを使った特製ホットドッグや、チョコクッキーがアクセントになったオレオチーズケーキなどのメニューが人気です。 コーヒーにもこだわりがあり、食事やデザートと一緒に楽しめます。店内は落ち着いた雰囲気で、少人数でもゆったりと過ごせるカウンター席もあります。
丘（おか）は、御徒町駅から徒歩2分のビルの地下に広がる老舗の純喫茶です。店内にはステンドグラスやシャンデリアが配置されている他、ソファ席にダイヤル式の公衆電話、年代物の雑誌など、まるで昭和にタイムスリップしたかのような空間が広がります。メニューには、ナポリタンやサンドイッチ、クリームソーダなどの喫茶店定番の品々が揃っています。
御徒町駅から徒歩1分の「Cafe NIKI（カフェ ニキ）」は、レトロな雰囲気が漂うカフェです。店内にはパンダの装飾が施され、温かみのある空間が広がっています。メニューには、香り高いコーヒーや紅茶、ケーキやサンドイッチなど、カフェならではの品々が揃っています。特に、パンダをモチーフにしたスイーツが人気で、訪れる人々の目を楽しませています。
店舗賃料相場
御徒町駅の店舗賃料相場情報（直近1年間）
| 平均坪単価 | 32,706円 |
| 最高坪単価 | 82,500円 |
| 最低坪単価 | 11,052円 |
御徒町駅の平均賃料相場年別推移（2022年〜2025年）
| 2025年 | 38,558円 |
| 2024年 | 31,593円 |
| 2023年 | 28,261円 |
| 2022年 | 27,402円 |
参照：飲食店ドットコム「御徒町駅の賃料相場情報」（2022年1月現在）
御徒町駅周辺の特徴
街の特徴
駅名の「御徒町」は、江戸時代に「御徒組（かちぐみ）」と呼ばれる武士階級の住居が多くあったことに由来しています。駅は1925年（大正14年）に開業し、現在では上野駅と秋葉原駅の間に位置する交通の要所として、また買い物や観光に便利なエリアとして多くの利用者に親しまれています。
御徒町の代表的なスポットとしては、戦後の闇市から発展した商店街である「アメ横」ことアメヤ横丁が挙げられます。食品、衣料品、雑貨などの多彩な店舗が軒を連ね、国内外から多くの観光客が訪れます。また、御徒町周辺は「ジュエリータウンおかちまち」としても知られ、宝飾品を扱う店舗が集まることで有名です。
文化面では、近隣にある上野公園や美術館、博物館といった施設が影響を与え、芸術や歴史に親しむことができる環境が整っています。さらに古くからの喫茶店や飲食店も多く、レトロな雰囲気を楽しみながら食事ができるのも御徒町の魅力の一つです。
近隣の公共施設・商業施設
松坂屋上野店（129m）
上野マルイ（360m）
上野警察署（651m）
台東区役所（709m）
昌平まちかど図書館（778m）
近隣企業オフィス
（株）駒井ハルテック（228m）
栄研化学（株）（324m）
東京地下鉄（株）（501m）
（株）ミツウロコグループホールディングス（735m）
凸版印刷（株）（860m）
近隣学校
下谷医師会立看護高等専修学校（558m）
日本薬科大学 お茶の水キャンパス（621m）
第一工業大学 東京上野キャンパス（724m）
ビジネス・ブレークスルー大学大学院（758m）
東京こども専門学校（880m）
祭り・イベント
シタマチ.パンダ GWフェスタ
毎年、ゴールデンウィーク期間中に御徒町駅南口前の「おかちまちパンダ広場」で開催されるイベントです。フードイベントやマーケット、音楽ステージなどの催しが行われ、家族連れや観光客で賑わいます。期間中には「上野が、好き。鉄道が、好き。フェスティバル」も開催され、多くの鉄道ファンが集まります。
ふくしつながりフェスタ
台東区社会福祉協議会が主催する地域交流イベントです。こちらも毎年「おかちまちパンダ広場」で開催され、地域団体や企業が活動紹介や物販を行います。ステージでは大道芸や和太鼓など多彩なパフォーマンスが披露され、シールラリーや抽選会など来場者が参加できる企画も充実しています。家族連れや観光客で賑わい、地域のつながりを深める場として親しまれています。
御徒町ミネラルマルシェ
同じく「おかちまちパンダ広場」で定期的に開催される、天然石や化石、隕石、ジュエリーの展示販売会です。 全国から約50店舗が集まり、数百円の鉱物から数百万円の宝石まで、約10万点のアイテムが揃います。入場は無料で、予約も不要です。外国人旅行者の来場も多く、ドル紙幣での購入や英語表記の案内も対応しています。
主要通り
御徒町駅から徒歩約10分の場所に位置する商店街です。その歴史は古く、始まりは江戸時代とのこと。日本で2番目に古い商店街ということもあり、レトロな雰囲気が漂う商店が目を引きます。食品や衣料品、雑貨など多種多様な店舗が並び、地元民のみならず観光客も多く訪れます。
アメ横と線路を挟んで平行している商店街です。カジュアルなファッション店や飲食店、カフェなどが並び、地元の人々や観光客で賑わっています。御徒町駅側から歩くと上野駅の近くに出るので、昼夜を問わず多くの人が利用する通りでもあります。
人気スポット
御徒町駅から上野駅にかけて広がる、東京でも有名な活気ある商店街です。特に新鮮な魚介類や安価な衣料品が豊富で、地元住民はもちろん、観光客にも大変人気があります。賑やかな雰囲気の中で、買い物や食べ歩きを楽しめるスポットです。
御徒町駅から歩いて約9分の場所にある神社です。学問の神様である菅原道真公を祀っており、受験生や学業成就を願う人々が多く訪れます。春には境内にある梅の花が見ごろを迎え、花見目当ての参拝者も訪れます。
地元民と観光客で連日賑わう、御徒町駅
上野駅や秋葉原駅へのアクセスが良い御徒町駅は、通勤・通学途中の人や、アメ横を始めとする商店街で買い物をする人に加え、観光客も多く利用します。連日多くの人で賑わうため飲食店の需要は高く、実際に多くの店舗が軒を連ねています。新規出店すれば、高い集客効果が見込めるエリアと言えるでしょう。
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