焼き鳥屋の中でも特に人気が高い炭火焼き鳥は、その香ばしさが魅力です。しかし、これが原因でオーナー(貸主)から「煙や臭いの問題」を理由に敬遠され、物件探しでつまずくケースが少なくありません。
この記事では、なぜ炭火焼き鳥屋がオーナーに嫌がられやすいのかを明確にしたうえで、課題を克服し、オーナーの承諾を得て確実にオープンするための最重要ステップを解説します。
炭火焼き鳥屋の物件を効率的に探す方法も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
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1. なぜ炭火焼き鳥屋はオーナー(貸主)に敬遠されるのか?

ここでは、なぜ炭火焼き鳥屋がオーナーに敬遠されるのかについて詳しく解説していきます。
オーナーの最大の懸念事項は「煙と臭い」
炭火焼き鳥屋がオーナーに敬遠される最大の理由は、煙と臭いによる近隣トラブルのリスクです。
炭火焼き特有の煙や臭いは、近隣住民や同一建物内の他テナントに与える影響が大きく、換気設備が不十分な場合、建物全体に臭いが広がってしまいます。
臭気に関するクレームが発生すると、オーナーは苦情対応に追われることになり、管理業務の負担が大幅に増加します。
こうした手間とリスクを避けるため、多くのオーナーは炭火焼き鳥屋の入居を敬遠せざるを得ないのです。
過去にあった飲食店の臭いによるトラブル事例
実際に、飲食店の臭いが原因でトラブルに発展したケースは少なくありません。環境省の「悪臭苦情対応事例集」によると、以下のようなトラブル事例が報告されています。
| <トラブル事例> 焼き鳥屋の排気口が隣接するマンション6階の住居に近い場所に設置されていたため、煙と臭いが直接流入し、住民から継続的な苦情が寄せられる。 <対応内容> 排気口の位置変更と水洗スクラバーから電気集塵機への設備交換により改善される。 |
※出典:環境省|悪臭苦情対応事例集
他にも、店舗退去後も臭いが建物内に残り、次のテナント誘致が難航するトラブルもあります。オーナーは、このようなトラブルを避けるために、炭火焼き鳥屋を敬遠していることが考えられます。
初期費用とランニングコストの高さ
炭火焼き鳥屋は、高性能な排煙・脱臭設備の導入がほぼ前提となる業態です。
以下のような設備を導入する必要があるため、初期費用が高額になりやすいでしょう。
- 電気集塵機
- 脱臭装置
- 専用ダクト など
また、フィルター交換や定期清掃など、ランニングコストや維持管理費も継続的に発生します。
オーナーは、設備トラブルやメンテナンス不足が原因で、近隣住民や他テナントとトラブルが起きるリスクを懸念しています。また、初期投資が大きいと、資金不足による早期撤退リスクも警戒されやすいでしょう。
2. オーナーの承諾を勝ち取る!焼き鳥屋を確実にオープンさせるための3つの最重要ステップ

オーナーの懸念を解消し、承諾を得るためには戦略的なアプローチが必要です。ここでは、炭火焼き鳥屋の開業を実現するための3つのステップを解説します。
- ステップ1|懸念を払拭する「事業計画」の策定
- ステップ2|「炭火焼き鳥OK」の物件を効率的に選定する
- ステップ3|オーナーに提示する「トラブル防止の体制」
それぞれのステップについて詳しく見ていきましょう。
ステップ1|懸念を払拭する「事業計画」の策定
オーナーの不安を解消する第一歩は、煙・臭い対策を明確に盛り込んだ事業計画を提示することです。
まず、高性能な排煙設備・脱臭装置(電気集塵機など)の導入計画を具体的に示しましょう。
新規で導入する場合はその仕様を明記し、前テナントの内装や設備をそのまま引き継げる「居抜き物件」の場合は、既存設備の性能確認と必要に応じた補強計画を明記します。
こうした衛生管理や設備投資計画を事業計画書に含めることで、炭火焼きによる煙・臭い対策を真剣に考えていることをアピールできます。
また、事業の安定性を訴求することも欠かせません。ターゲット層や価格帯を明確にし、競合店との差別化ポイント(希少部位の提供や産地直送など)を具体的に示すことで、長期的に安定した経営が見込めることをアピールできます。
資金計画についても、十分な運転資金を確保していることを明示し、信頼性を担保しましょう。
なお、実際の物件選びでは、ダクトを設置できるスペースがあるかどうかが重要なポイントになります。狭小地の場合、物理的にダクトを出せず、炭火焼き鳥を断念せざるを得ないケースもあるため、事前の現地確認が不可欠です。
ステップ2|「炭火焼き鳥OK」の物件を効率的に選定する
物件選びで最も重要なのは、オーナーの理解と承諾が得られているかどうかです。
物件を見てまず確認すべき点は以下のとおりです。
- 炭火焼き鳥が可能な排煙設備が整っているか
- 事前にオーナーの承諾を得ているか
炭火焼き鳥屋は本来、設備投資が高額になりやすい業態ですが、排煙・脱臭設備がすでに整っている居抜き物件を選ぶことで、その負担を大きく軽減できます。
居抜き物件の中でも、特に「以前焼き鳥屋だった物件」を優先的に検討しましょう。
過去に炭火焼き鳥の営業実績がある物件であれば、オーナーはすでにリスクを把握しています。再び焼き鳥屋として営業することに対しても抵抗感が少なく、断る可能性が低いことが、居抜き物件の大きなメリットといえるでしょう。
ステップ3|オーナーに提示する「トラブル防止の体制」
事業計画と物件選定に加えて、具体的なトラブル防止体制を提示することで、オーナーの信頼を獲得できます。
まず、煙・臭い対策を前提とした設備計画を事前に詳しく説明しましょう。
たとえば、専門業者による施工と定期メンテナンスを行う方針を明示すれば、プロフェッショナルな体制で臭気管理を行うことを示せます。
居抜き物件を活用する場合でも、ダクト内部の清掃状況や脱臭装置の性能劣化など、見えない部分のリスクについて、再点検・再設計を行う体制があることを提示すると良いでしょう。
こうした丁寧な姿勢を示すことで、オーナーは「この人になら物件を任せられる」という信頼感を持ってもらいやすくなります。
3. 炭火焼き鳥屋の開業に必要な資格・届出一覧

物件が見つかり、炭火焼き鳥屋として営業するためには、各種資格の取得と行政手続きが必要になります。
炭火焼き鳥屋の開業に必要な資格・届出をまとめると、以下のようになります。
| 資格・申請手続き | 備考 | 届出先 |
| 食品衛生責任者の取得 | 各店舗に1名必須(講習受講または有資格者) | 各都道府県の食品衛生協会 |
| 飲食店営業許可申請 | 衛生基準を満たした設備が必要 | 管轄の保健所 |
| 防火管理者の資格 | 条件に当てはまる店舗 | 各都道府県知事や市町村の消防本部(消防署)または総務大臣登録講習機関(日本防火・防災協会など) |
| 防火管理者選任届 | 条件に当てはまる店舗 | 管轄の消防署 |
| 深夜営業の届出 | 深夜0時以降に酒類を提供する場合 | 管轄の警察署 |
| 個人事業主の開業届または法人の設立届 | 納税地の所轄税務署 |
※参考3:警視庁|深夜における酒類提供飲食店営業(営業所ごとの届出)
これらの手続きはオーナーの承諾を得た後、開業準備段階で計画的に進めることが重要です。
なお、居酒屋を開業する詳しい手順や費用、成功させるポイントについては、以下の記事もあわせてご覧ください。

4. 焼き鳥屋の安定経営に向けたその他の準備

物件選びや資格取得と並行して、開業後の安定経営を見据えた準備も進めておく必要があります。
ここでは、焼き鳥屋の安定経営に向けたその他の準備として、以下の3つを解説します。
- 競合店との差別化戦略で生き残る
- 開業費用を抑えて資金繰りに余裕を持たせる
- 優秀な人材の確保と集客施策に注力する
競合店との差別化戦略で生き残る
焼き鳥屋は人気業態であるがゆえに、競合店も多く存在します。生き残るためには、他店にはない明確な強みを持つことが不可欠です。
希少部位や地鶏・ブランド鶏の使用、オリジナルのタレや塩の開発、独自の焼き方へのこだわりなど、料理面での差別化を図りましょう。
また、サイドメニューやドリンク構成を工夫することで客単価を上げ、収益性を高める戦略も有効です。
開業費用を抑えて資金繰りに余裕を持たせる
開業費用を抑えられれば、開業後の運転資金不足を防ぎやすくなります。中古備品の活用やリース契約を検討し、資金繰りに余裕を持たせましょう。
特に、内装工事費を大幅に削減できる居抜き物件の活用は、資金面で大きなメリットがあります。初期費用だけでなく、運転資金も十分に確保しておくことが重要です。
開業費用は、物件の状態(居抜き物件・スケルトン物件)や立地条件によって大きく変動します。
飲食店の開業費用や内装費用について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。


優秀な人材の確保と集客施策に注力する
開業前から優秀な人材の確保と集客準備を進めることも、安定経営への重要な要素です。
接客・串打ち・焼き方の研修を行い、どのスタッフが対応しても同じ品質を提供できる体制を整えましょう。
また、SNSやグルメサイトを活用し、開業前から認知活動を行うことも大切です。開業前から積極的に情報発信を行い、オープン初日からの集客につなげましょう。
5. 炭火焼き鳥屋の物件探しは「居抜きの神様」の活用がおすすめ!

ここまで紹介したように、炭火焼き鳥屋をオープンするには、オーナーの承諾を得られる物件を見つける必要があります。
しかし、一般的な物件情報サイトでは、その物件で炭火焼き鳥が可能かどうか、オーナーが承諾しているかどうかまではわかりません。
こうした課題を解決できるのが、居抜き物件専門の情報サイト「居抜きの神様」です。
「居抜きの神様」では、前テナントが焼き鳥屋だった物件を効率的に探すことが可能です。
前述のとおり、過去に炭火焼き鳥の営業実績がある物件であれば、オーナーはすでにリスクを把握しているため、承諾を得やすくなります。
また、排煙・脱臭設備がすでに整っている物件であれば、高額な初期設備投資を大幅に削減でき、資金面でも開業のハードルを下げられます。
「居抜きの神様」は、関東・関西エリアを中心に豊富な物件情報を掲載しており、無料の会員登録を行うことで、一般公開前の新着物件や未公開物件の情報を優先的に受け取ることが可能です。
炭火焼き鳥屋の開業という特有の課題を抱える方にこそ、居抜き物件専門の情報サイト「居抜きの神様」の活用がおすすめです。
まとめ
炭火焼き鳥屋は魅力的な業態である一方、物件選びとオーナー対応を誤ると開業そのものが難しくなる業態でもあります。
事前準備と正しい物件選定を行うことで、オーナーの不安を解消し、スムーズな開業につなげることが可能です。
炭火焼き鳥屋の開業を目指すなら、居抜き物件という選択肢もぜひ検討してみてください。
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