駒込駅は東京都豊島区に位置する、JR山手線・東京メトロ南北線の駅です。ソメイヨシノ発祥の地としても有名で、多くの観光客が訪れます。駅周辺には飲食店が多く立ち並ぶ商店街があり、グルメの街としても人気です。今回は駒込駅の基本情報と、街の特徴や周辺施設の情報を紹介します。
駒込駅
所在地 | 東京都豊島区駒込2丁目 |
路線・乗降者数 | JR山手線 40,906人 東京メトロ南北線 34,065人 |
前後駅 | JR山手線 巣鴨←駒込→田端 東京メトロ南北線 西ヶ原←駒込→本駒込 |
参照:JR東日本「各駅の乗車人員 2022年度」東京メトロ「各駅の乗降人員ランキング」
駒込駅前の特徴
1910年11月15日に国鉄山手線の駅として開業した駒込駅。車両編成が増加するたびに駒込駅はホームを東側に建て増し、延伸を繰り返してきました。現在の駒込駅でも、鉄骨材に古いレールを転用している、ホームの途中で屋根の形が変わっているなど、東側に向かって延伸していった痕跡を確認することができます。JR線の電車発車音には地域を象徴する曲として「さくらさくら」が使用されています。
駒込駅の所在地は豊島区駒込2丁目ですが、ホームの一部は北区中里1・2丁目、駅の南口から信号を渡れば文京区本駒込6丁目と駅周辺の行政区域が非常に入り組んでいるのも特徴です。駅周辺には複数の商店街や六義園、染井霊園などの観光スポットがあります。
各出口の特徴
北口・南口
巣鴨寄りの改札口で、本郷通りに面しています。六義園の最寄り出口でもあり、山手線・南北線どちらの鉄道を利用するのにも便利です。マンションやビルが立ち並び、少し先には閑静な住宅街が広がっています。
東口
山手線のガード下にある改札口で、東口を挟むようにさつき通りと駒込アザレア通り商店街が南北にそれぞれ伸びています。駅前には下町の雰囲気が流れていて、庶民的な商店街が連なっています。東口はホームから階段を降りたところ、北口・南口はホームから階段を上がったところに改札があり、高低差が大きいのが特徴です。
駒込駅周辺の飲食店情報
駒込駅周辺の飲食店数
405件
業態別飲食店数
和食 | 124件 |
洋食・西洋料理 | 48件 |
中華 | 31件 |
アジア・エスニック | 19件 |
カレー | 18件 |
焼き肉・ホルモン | 17件 |
居酒屋 | 78件 |
ラーメン | 27件 |
カフェ・喫茶店 | 54件 |
バー | 25件 |
歴史が古く、昔ながらの店舗が立ち並ぶ駒込駅周辺には、和食店が多数出店しています。他にも居酒屋やカフェ、洋食など幅広いジャンルの飲食店があり、さまざまな食文化を楽しめます。
人気店
活鰻の店 つぐみ庵
駒込駅から徒歩6分、夫婦二人で営む地元に長年愛されている鰻の名店です。代表的な料理は、代々受け継がれてきた秘伝のレシピで丁寧に調理される特製の鰻の塩焼き。新鮮でジューシーな鰻をやわらかく、風味豊かな味わいに仕上げています。メニューはなく、前菜の盛り合わせから肝焼き、鰻重、肝吸いなど店主こだわりの一品がおまかせで提供されます。昼夜一組2名ずつの貸し切り営業なので、なかなか予約が取りにくく、幻のお店とも呼ばれている人気店です。
駒込駅から徒歩1分の場所にあるイタリア料理店です。店主はイタリア料理を志し、南イタリア プーリアの名店で修行をした実力者。店名であるセルヴァジーナはフランス語でジビエ=野禽を意味しており、シェフ自らが猟銃で撃ち取った鳥や、採ってきた山菜やキノコを調理して提供しています。プーリア料理に欠かせない新鮮なチーズを味わってほしいと2021年にレストラン内にチーズ工房を併設。そのチーズをふんだんに使った前菜やオムレツは絶品です。
駒込駅 南口から徒歩2分に位置するラーメン店です。「東池袋大勝軒」で修業していた兄弟が営業しています。豚骨や鶏ガラをじっくりと煮込んだスープは、まろやかでとろみのあるテイスト。店内にある製麺室で作られている自家製麺は、もちもちとした食感の中太ストレート麺でツルツルっと食べやすいのが特徴です。ラーメンや特製もりそばの他、ホロっとやわらかく歯切れの良いチャーシューがたっぷり乗ったチャーシュー麺や、餡のたっぷり詰まったワンタン麺などがあります。
店舗賃料相場
駒込駅の店舗賃料相場情報(直近1年間)
平均坪単価 | 18,399円 |
最高坪単価 | 46,360円 |
最低坪単価 | 6,282円 |
駒込駅の平均賃料相場年別推移(2021年〜2024年)
2024年 | 18,004円 |
2023年 | 20,318円 |
2022年 | 20,484円 |
2021年 | 23,070円 |
参照:飲食店ドットコム「駒込駅の賃料相場情報」(2024年4月現在)
駒込駅周辺の特徴
街の特徴
江戸時代の駒込駅周辺には武家や大名の屋敷が集まっており、染井村と呼ばれていました。明治時代以降になると邸宅用地として開発され、歴代の総理大臣や三菱財閥を率いた要人などが住居を構え、高級住宅地としてのブランドが確立していきます。現在も本駒込6丁目にかけては富裕層が住む高級住宅地となっています。
山手線の中でも北側に位置する駒込駅は、JR線・東京メトロ南北線の2路線が利用できる駅です。駅周辺には飲食店が集中する2つの商店街の他、六義園や旧古河庭園、染井吉野桜記念公園といった自然あふれる有名な観光スポットがあります。国内でもっとも普及している桜「ソメイヨシノ」はこの染井村で誕生した品種です。そのため、駒込駅周辺は今も桜の名所として知られています。
近隣の公共施設・商業施設
西友 巣鴨店(659m)
文京グリーンコート(676m)
アトレヴィ巣鴨(743m)
近隣企業オフィス
芥川製菓(160m)
科研製薬(株)(686m)
(株)関東マツダ(1.1km)
近隣学校
私立聖学院小学校(517m)
私立文京学院大学女子中学校(268m)
文京学院大学女子高等学校(354m)
東洋大学 白山キャンパス(1.3km)
祭り・イベント
毎年4月初旬に開催されるお祭りです。駒込駅周辺には数多くのソメイヨシノが育ち、3月下旬から4月上旬にかけて駒込の町を彩ります。その見頃時期に合わせて、染井吉野桜記念公園を中心にお祭りが開催され、セレモニーや和太鼓、よさこい踊りやフラダンスなどのイベントが行われます。地元有志団体等による模擬店の他、交流都市による物産展など楽しい催しが盛りだくさんです。
主要通り
本郷通り
JR駒込駅北口・南口の改札を出て、駒込の街の中心を南北に走る大通りです。北に向かうと旧古河庭園、南に進むと六義園があり、沿道には飲食店も軒を連ねています。坂道も少なく、歴史ある寺社も多いので、それらを巡るだけでも楽しめる通りです。
JR駒込駅東口から北側に伸びる全長160mの商店街です。駒込駅の線路脇にツツジが植えられていることからさつき通りと名付けられました。おいしいと評判の個人店やチェーン店など40店が立ち並んでおり、にぎやかな雰囲気。美容室や歯医者など生活に必要な施設もあるので、近隣住民が行き交うメインストリートとなっています。
人気スポット
江戸時代の大名屋敷の名残である六義園は、駒込の自然と歴史を感じられる観光名所です。駒込駅から徒歩7分ほどの場所に位置し、四季折々の風景を楽しめます。園内は池を中心に周回しながら散策できる他、築山(つきやま)と呼ばれる小高い丘からも景色を眺めることができます。桜や紅葉が咲く時期には、期間限定でライトアップも実施。六義園が持つ幻想的な空間を見に、多くの観光客が訪れます。
かつて日本の外交官として活躍した「陸奥宗光(むつむねみつ)」の邸宅だった旧古河庭園。小高い丘に英国ルネサンス風の洋館、斜面には洋風庭園、低地には日本庭園が広がっています。洋館と洋風庭園は、鹿鳴館(ろくめいかん)を手がけたイギリス人ジョサイア・コンドルの設計によって造られました。毎年5月には「バラフェスタ」が開催され、洋館と庭園のライトアップが行われます。
歴史と自然を感じられる駒込駅
駒込駅は江戸時代から続く歴史あるエリアで、地元住民でにぎわう商店街や日本を代表するソメイヨシノが咲き誇るスポットなどがあります。老舗の飲食店やグルメの名店も立ち並ぶので、地元住民や観光客の集客が見込めるでしょう。「居抜きの神様」では、開業時の初期コストを削減できる居抜き物件を多数取り扱っています。飲食店開業に向けて物件をお探しの際は、ぜひご相談ください。
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