【宴会の幹事は悩みがいっぱい!?】会社の宴会幹事経験者の苦労から知る「宴会ニーズ」の押さえ方

会社の宴会で幹事を任された経験がある方は、意外と多いのではないでしょうか。出席者それぞれの希望を聞きながら、予算内で日程を調整し、会場を探すというのは、想像以上に手間がかかることです。

それでは、宴会幹事はどのような点を重視して、会場となる店を選んでいるのでしょうか?今回は、株式会社NEXERと共同で、現在働いている全国の男女642名を対象に「宴会の予算」についてのアンケート調査を実施しました。

こうしたリサーチ結果から宴会ニーズをつかむことが、集客の安定に役立つ大きなヒントになるでしょう。これから開業を目指す方は、ぜひ今後の店舗づくりやメニュー構成、価格設定の参考にしてみてください。

「宴会の予算に関するアンケート」調査概要
調査期間:2025年5月2日 ~ 5月12日
調査機関:株式会社NEXER(自社調査)
調査対象:現在働いている全国の男女有効回答数:642サンプル
調査方法:インターネット調査
質問内容
質問1:会社で忘年会や新年会、決起会などの宴会はありますか?
質問2:会社の宴会の幹事をやった経験はありますか?
質問3:会社の宴会の予算はいくらくらいの場合が多いですか?
質問4:宴会の予算についてどう感じていますか?
質問5:宴会プランを選ぶ際に、気を付けていることはありますか?
質問6:宴会プランを選ぶ際に気を付けていることを教えてください。
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。
目次

質問1:会社で忘年会や新年会、決起会などの宴会はありますか?~質問2:会社の宴会の幹事をやった経験はありますか?

まずは、現在の職場における宴会の実施状況について調査を行いました。「会社で忘年会や新年会、決起会などの宴会があるか」という質問に対して、37.2%の方が「ある」と回答しています。コロナ禍を経て、社内イベントとしての宴会が減少傾向にあると言われてきましたが、一定数の企業では、現在も宴会の文化が根づいていることがわかります。

次に、会社で宴会があると答えた方を対象に、幹事を担当した経験があるかを聞いてみました。その結果、48.1%とおよそ半数の方が「幹事をやったことがある」と回答しています。つまり、宴会を開催する企業の多くで、社員が実務的な段取りを担っていることがうかがえます。

この結果から見えてくるのは、幹事にとって使いやすい居酒屋には、常に一定のニーズが存在するということです。

質問3:会社の宴会の予算はいくらくらいの場合が多いですか?~質問4:宴会の予算についてどう感じていますか

次に気になるのは予算感です。「会社の宴会の予算はいくらくらいの場合が多いか」を尋ねたところ、もっとも多かったのは「4,000〜5,000円未満」という回答で、これは全体の約4割を占めています。

この価格帯は、料理と飲み放題を含めたセットプランを想定しているケースが多く、開業準備中の方にとっては、メニュー構成やコース設計を考えるうえで重要な指標となります。とくに「飲み放題込みで5,000円以内」というのは、多くの幹事がひとつの基準として意識しているラインといえるでしょう。

さらに、予算に対する印象についても質問したところ、52.2%と半数以上の方が「ちょうどいい」と回答しています。つまり、現在一般的に設定されている宴会プランの価格帯は、おおむね受け入れられている水準だと捉えてよいでしょう。

ただし一方で、38.3%の方が「やや高い」と感じている点にも注目する必要があります。すなわち、予算に対して納得しやすい内容を提供する工夫が重要といえるでしょう。

たとえば、料理のボリュームや見た目にこだわったり、ドリンクメニューのラインナップを充実させたりすることで、コストパフォーマンスの高さを感じてもらえるようなプラン設計が重要です。

質問5:宴会プランを選ぶ際に、気を付けていることはありますか?~質問6:宴会プランを選ぶ際に気を付けていることを教えてください。

さらに、幹事や参加者が宴会プランを選ぶ際に、どのような点に気を付けているのかについても調査を行いました。

その結果、7割以上の方が「気を付けていることがある」と回答しています。この数字は、宴会プランの内容や条件が来店を左右する要素であることを示しています。

実際に、宴会プランを選ぶ際に気を付けていることを聞いてみたので、その一部を紹介します。

【回答者の声】

「どの年代でも食べられる」(30代・女性)

「料金と時間、美味しいお店なのか、喫煙席はあるのかなどに気を付けてお店選びや宴会プランを決めています」(30代・女性)

「全員が楽しめ、個室か貸切であること」(40代・男性)

「飲まない人も楽しめるような場所」(40代・女性)

「出席者の年齢層に合わせた料理、お店のチョイス」(40代・男性)

「予定の金額を上回らない」(40代・女性)

「お酒の種類がノンアルコールも含めて豊富に選べる」(50代・男性)

宴会プラン選びで幹事が気を付けているのは、まず「参加者全員が楽しめること」です。幹事の役割は、単に店を予約するだけではなく、年齢層の違いや飲酒の有無といった個々の事情にも目を配りながら、最適なプランを組み立てることにあるためです。

そのため、料理の内容には幅広い配慮が求められます。たとえば、若手社員向けにはボリュームのある肉料理、年配の方にはあっさりした和食系、飲酒しない方にはノンアルコールドリンクやソフトドリンクの選択肢を充実させるなど、幅広いニーズに対応できる柔軟なメニュー構成が望まれます。

ほかにも、予算内での個室・貸切の確保や喫煙席の有無など、幹事による多方面への気遣いが多く見られました。こうした「苦労多き幹事」が自信を持って選べる店舗づくりこそ、宴会需要を取り込む鍵といえるでしょう。

まとめ

今回は、会社の宴会で幹事を経験した方を対象に「宴会の予算」に関するアンケート調査を実施し、その結果をご紹介しました。

幹事は、価格とサービスのバランスを見極めて、参加者の年齢層や好みに応じたプランを選定しなければなりません。これから居酒屋の開業を目指す方にとっては、こうした幹事目線のニーズを的確に捉えたサービス設計が、リピート客や団体予約の獲得につながる大きな武器になります。

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