渋谷区にそば×ワインのコラボ店「VS」がオープン!美容室居抜きを利用した店舗の魅力

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引用:FOOD STADIUM「渋谷に「VS(ブイエス)」がオープン。京都の立ち食いそば「SUBA」とワインショップ「VIRTUS」のコラボ店舗!」

2024年9月10日、渋谷にオープンした「VS(ブイエス)」。京都の人気そば店「SUBA(すば)」と、ワインショップ「VIRTUS(ウィルトス)」のコラボ店舗だ。1階では「SUBA」のそばを立ち食いで提供、2階のワインの角打ちでは、48種類のワインをセルフディスペンサーから1杯550円でテイスティングできる。「SUBA」「ソリレス」「Sour」など京都で数々のヒット業態を手掛けてきた鈴木弘二氏と、ワインのセレクトで多くの飲食店からも一目置かれる「VIRTUS」の中尾 有氏とのタッグとあって注目度も抜群だ。

目次

「ソリレス」「Sour」などのヒットメーカー鈴木弘二氏&「VIRTUS」の代表 中尾 有氏のキャリアとは

写真左から「SUBA」の鈴木弘二氏、「VIRTUS」の中尾 有氏

鈴木 弘二のキャリア

2014年京都で複数店舗のカフェを経営した後、自分で焼く鳥スタイル「ソリレス」をオープンし、一躍人気店に。
2015年 渋谷で炭火焼肉店「shibuya8929」をプロデュース。
2016年スタンディング酎ハイ専門店「Sour」をオープン。フルーツサワーブームの火付け役と言われた。
※現在は閉店
2017年京都・祇園の複合施設に「サワーガーデン」をオープン。
2021年大晦日、関西で馴染みの薄い立ち食いそばを京都で広めようと、立ち食いそば「SUBA」をオープン。
2024年7月、中尾氏とのコラボ店・コーヒーとワインの店「sumi」を京都にオープン。
続く9月、中尾氏との2回目のコラボ店「VS」をオープン。

中尾 有のキャリア

2015年慶応義塾大学で考古学を専攻する中でワインに興味を持つ。
「成城石井」のバイヤーやレストランでのソムリエとして働く中でワインの知識を深め、神宮前にワインショップ「ウィルトスワイン神宮前」をオープン。
2022年 自由が丘に「ウィルトスワイン自由が丘」をオープン。
2024年 7月、鈴木氏とのコラボ店・コーヒーとワインの店「sumi」を京都にオープン。
続く9月、鈴木氏との2回目のコラボ店「VS」をオープン。

渋谷区の美容室居抜き物件を利用!そば店「SUBA(すば)」とワインショップ「VIRTUS(ウィルトス)」のコラボ店

「VS」がオープンしたのは、渋谷駅の東側に広がる宮益坂のオフィスやカフェ、美容室が立ち並ぶエリアの一角。渋谷の宇田川町や道玄坂方面とは打って変わって、閑静なエリアだ。

2フロアで営業し、1階「SUBA VS」では京都で人気の「SUBA」の立ち食いそばを提供。2階「VIRTUS VS」」ではワインを購入できるほか、角打ちもできる。運営は中尾有が代表を務める「VIRTUS」(東京都台東区)が担っている。

1階「SUBA VS」

1階「SUBA VS」の店内の様子。

美容室の居抜き物件を利用してオープンした「VS」。美容室ならではのガラス張りの入り口によって、店舗内の様子がうかがえる。

1階「SUBA VS」のシンプルなデザイン。

空間デザインは「SUBA」と同じく「YUSUKE SEKI STUDIO」が手掛けた。打ちっぱなしのコンクリートや舗装途中のように見える砂利を敷いた床、あえてわずかに傾くテーブルなど、無駄をそぎ落とし未完成にも見えるデザインが特徴だ。独創的な空間でそばを立ち食いする体験も、同店の魅力の一つといえる。

2階「VIRTUS VS」

2階「VIRTUS VS」のセルフ式ワインディスペンサーとウォークインセラー。

2階はウォークインセラーとワインのディスペンサーがずらりと並ぶ。「VIRTUS」が取り扱うのは生産者を訪ねて厳選したワインで、クラシックなワインから自然派ワイン、日本ワインまで多岐にわたる。飲食店への卸も行っており、中尾氏のワインの審美眼には多くのシェフやソムリエが信頼を寄せている。

京都「sumi」でのコラボに続き、渋谷「VS」が実現したきっかけ

鈴木氏と中尾氏は既に今年の7月、京都の「SUBA」の隣にオープンした「sumi(すみ)」でコラボしている。「sumi」はコーヒーとワインの店で、運営は鈴木氏が担い、中尾氏はワインアドバイザーとして月に一度、京都に赴いている。なお、「sumi」でのコラボは、鈴木氏からアクションを起こしたそう。

鈴木氏

「SUBA」の隣のテナントが空いて、ここで何かやろうと思いました。そんな折、中尾さんが京都でワインショップをやろうと物件を探していると聞き、一緒に店をやることになりました。

一方、今回の「VS」でのコラボは、中尾氏の声がけから始まったそう。

中尾氏

次は渋谷で何かやりたいと思っていたところ、美容室の居抜き物件を見つけました。ワインだけでは弱いので「SUBA」と掛け併せたら面白いのでは、鈴木さんに声をかけました。

鈴木氏

渋谷といっても、「VS」をオープンした宮益坂は繁華街とは反対側の落ち着いた雰囲気。京都の「SUBA」も清水五条というメインストリームからは少し離れた場所にあり、イメージが重なりました。

人通りがまばらな場所に店を作って人を集めることが、大げさかもしれないけど街づくりなんじゃないかと。ここも同じように人が集まる場所にできればと考えています。

1階「SUBA VS」はオリジナリティあふれる「そば」を提供

1階の「SUBA VS」では、常時10品ほどのそばを用意。渋谷店限定メニューや季節限定のそばなども提供している。渋谷店限定メニュー「とり天⽑沢東スパイス」は、「ソリレス」で提供していたとり天をアレンジしたものだ。

「すだちいちじく」(1300円)。スライスされたイチジクとスダチが印象的な冷やしそばは人気のメニュー。

SUBA VS メニュー例

・「島根県宍道湖のしじみとマンダリンオイル」(1100円)

・「名物!肉そば温泉卵」(1500円)

・「すだちいちじく」(1300円)

・夏季限定「完熟トマト蕎⻨」(1300円)

・渋谷店限定「とり天⽑沢東スパイス」(1200円)

鈴木氏

とり天はうどんのイメージですが、毛沢東スパイスと合わせてそばにのせてみたら美味しくできたし、盛り付けのインパクトもあります。

1階「SUBA VS」を訪れた人たちからは、オリジナリティあふれるそばが好評の模様。

気になるメニューばかりでしたが、今回はすだちいちじくをオーダー。食べ応えのある麺、やさしく少し甘さのあるつゆがとても好みでした。

新感覚のメニューばかりで面白い。コンクリ打ちっぱなしのハイセンスな店内で、上品な味の蕎麦を楽しめる。

2階「VIRTUS VS」はセルフ式ワインディスペンサーを設置し、1杯550円で気軽にテイスティング可能

2階の「VIRTUS VS」には、48種類のワインが内蔵されたディスペンサーが置かれている。専用コイン(550円)をディスペンサーに投入し、好みのワインのボタンを押すとワインが注がれる仕様だ。さらに、ディスペンサーに貼られたQRコードを読み込むと、各ワインの説明を読むことができる。

セルフ式のワインディスペンサー。ワインの量は銘柄により25~50ml。

中尾氏

「sumi」で設置したディスペンサーを「VS」でも採用。お客様がセルフでワインを注ぐため、少人数のスタッフでも営業できるのがメリットです。

1杯550円と価格は均一だが、銘柄によって量を調節しているそう。カジュアルラインのワインから高級ラインのものまで気軽にテイスティングできるのが嬉しい。ディスペンサーのワインは専用ボトルでの量り売りも行っている。

その他にも数種類のグラスワイン、ワインをそばの出汁で割った「だし割り」、ビールやチューハイ、スピリッツなども提供している。ディスペンサーの反対側には、約1000種類が並ぶセラーもあり、ボトルの購入も可能。開栓料(1本につき人数×500円)を支払えば、店内で飲むことも可能だ。

VIRTUS VS メニュー例

・グラスワイン(800円~)

・「だし割り」(500円)

・「本日のスピリッツ」(800円)

・「ビール ペローニ」(600円)

・「ハイリキ レモン」(小600円、大1500円)

「VIRTUS VS」を訪れた人たちからも、セルフ式のワインディスペンサーは好評のようだ。

おしゃれな角打ち。セルフ式ディスペンサーで手軽にワインを楽しめます。1Fにワインを持って行き、蕎麦と一緒に飲むこともできるのが良いなと。

ワインを気軽に飲めます。お店の半分がセラーになっていて気に入ったワインはその場で買って帰れます。少量から飲めるので、気に入るワインを見つけやすそう。雰囲気も良く、ついつい長居してしまいそうです。

渋谷区の居抜き物件で成功させた「そば×ワイン」のコラボ

「VS」では、オープン前の9月6日~8日までオープニングイベントとして「52時間営業」を行ったそう。名前の通り、52時間連続で行ったプレ営業だ。知人を中心とした「SUBA」「VIRTUS」のそれぞれのファンが総勢800人ほど訪れ、約500杯のそばを提供したそう。「sumi」から導入したセルフ式ワインディスペンサーも大活躍した模様。

中尾氏

セルフ式のワインディスペンサーのおかげで、それだけ多くの人が来ても対応できました。

グランドオープン後の「VS」には、そば目当て、ワイン目当ての両面のお客が訪れている。「2階で購入したワインを1階でそばと楽しむ」「1階でそばを食べた後に2階に流れてワインを飲む」といったお客も多く、「そば×ワイン」の相乗効果を発揮して成功している。

中尾氏

そばをフックにワインの魅力を知ってもらえたら嬉しい。今後も店をやるなら、ワインと何かを掛け合わせて、それをきっかけにワインに興味を持ってもらえるような場所にしたいですね。

鈴木氏

次は宿泊施設に挑戦してみたい。その時は中尾さんにぜひワインアドバイザーをお願いしたいですね。

渋谷の居抜き物件を利用してオープンした「VS」。「そば×ワイン」という珍しい組み合わせはオープン当初から話題で、多くの人が訪れている。今回2回目のコラボ店舗だったが、3回目はあるのか、今後の鈴木氏、中尾氏に注目だ。


 (取材=大関まなみ)

FOOD STADIUM

店名VS(ブイエス)
住所東京都渋⾕区渋⾕1-15-8宮益ONビル
>> GoogleMapで見る
アクセス渋谷駅から徒歩8分
営業時間12:00~23:00
定休日不定休
坪数客数1階15坪16人ほど、2階15坪10人ほど
客単価2000円(そば1杯+ドリンク1杯想定)
運営会社株式会社ウィルトス
オープン日2024年9月10日
関連リンクSUBA VS(Instagram)
関連リンクVIRTUS VS(Instagram)

※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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