JR中央線・南武線・青梅線の3路線が乗り入れる立川駅は、多摩地域の中心都市として栄えています。駅の周辺には多数の商業施設がある一方、少し離れると自然豊かな風景が広がるなど、住みやすさも魅力的です。今回は立川駅の基本情報や街の特徴、周辺施設の情報に加え、現在飲食店の開業を検討中の方に向けて、駅周辺の飲食店情報や店舗賃料相場も解説します。
立川駅
所在地 | 東京都立川市曙町2-1-1 |
路線・乗降者数 | 150,628人 |
前後駅 | JR中央線 国立駅←立川駅→日野駅 JR南武線 立川駅→西国立駅 JR青梅線 立川駅→西立川駅 |
立川駅前の特徴
立川駅は1889年に開業した長い歴史を持つ駅です。JR中央線・南武線・青梅線の3路線が交差するターミナル駅で、都心と多摩地域をつなぐ重要な交通拠点となっています。周辺には多くの商業施設やオフィスビルが立ち並び、平日・休日を問わず多くの人が訪れます。
駅前は再開発が進み、洗練された都市的な雰囲気と立川らしい穏やかな空気感が共存しています。北口には大型商業施設が集中し、南口には飲食店が集まるグルメタワーや、古い歴史を持つ神社があるなど、多彩な施設が揃うのも立川駅の魅力です。
1日平均で15万人以上が乗り降りする立川駅は、まさに立川市の中心地。通勤・通学のビジネスパーソンや学生を始め、周辺のベッドタウンから訪れるファミリー層、国内外からの観光客と、連日多くの人で賑わっています。
各出口の特徴
北口
「伊勢丹」や「ルミネ」、「立川高島屋S.C.」など大型商業施設が集中し、買い物や食事に便利な出口です。北口バスターミナルからは近隣の団地やイオンモールへのバスが多数運行されている他、徒歩約2分の場所には多摩モノレールの立川北駅があるなど、交通の要所としても機能しています。
南口
飲食店が集まる「GEMS(ジェムズ)立川」や、家族みんなで漫画を楽しめる「立川まんがぱーく」、場外馬券場「WINS立川」、複合商業施設「アレアレア」、歴史ある「諏訪神社」など、多種多様な施設がある出口です。細い路地や雑居ビルが多く、歓楽街であることも相まって北口よりやや雑多な雰囲気があります。
グランデュオ口
JR立川駅に直結する駅ビル「グランデュオ立川」へのアクセス口です。この百貨店は1999年に開業し、ファッション、コスメ、レストランなど多彩な店舗が揃っています。駅構内から直接アクセスできるため、天候に左右されずに買い物や食事を楽しめます。
立川駅周辺の飲食店情報

立川駅周辺の飲食店数
1213件
業態別飲食店数
和食 | 378件 |
洋食・西洋料理 | 145件 |
中華 | 60件 |
アジア・エスニック | 53件 |
カレー | 34件 |
焼き肉・ホルモン | 58件 |
居酒屋 | 390件 |
ラーメン | 68件 |
カフェ・喫茶店 | 124件 |
バー | 130件 |
立川駅は利用客が多く非常に栄えているため、駅周辺を中心に多数の飲食店が軒を連ねています。なかでも目立つ業態は、ともに300軒を超える「和食」と「居酒屋」です。100軒を超える「バー」も含めると、立川駅周辺ではお酒を扱う飲食店の需要が高いことがうかがえます。
その他、「洋食・西洋料理」や「カフェ・喫茶店」も他エリアより目立ちます。その他の業態は100軒未満なので、立川駅周辺に飲食店を出店する際は競合の多い人気の業態にするべきか否か、よくリサーチした方が良いでしょう。
立川駅周辺の人気カフェ
JR立川駅の北口より徒歩約8分、複合施設「GREEN SPRINGS」内にある大人のためのケーキカフェです。1985年創業の山中湖本店に続く2号店として、2020年にオープンしました。10歳以下の子どもの入店を断っていることもあり、静かで上質な時間を過ごせます。看板メニューのアップルパイやパンプキンプディングなど、素材にこだわったスイーツが人気です。
JR立川駅南口から徒歩約1分、ビルの1階に位置する昭和の雰囲気を残すレトロなカフェです。セルフサービス形式ですが、ブレンドコーヒーやアイスコーヒーが300円前後とリーズナブルに楽しめるのも人気の秘訣。店内では懐かしい音楽が流れ、常連客を中心に落ち着いた時間が流れています。喫煙可能なため、愛煙家に嬉しいカフェでもあります。
JR立川駅南口から徒歩約2分の場所に位置する、2004年創業のカフェです。店名の「ラルゴ」は、イタリア語で「ゆっくりと」という意味。サイフォンで丁寧に淹れたコーヒーを始め、黒豆チーズケーキなどの手作りスイーツも人気で、ゆったりとした雰囲気の中で心安らぐひとときを過ごせます。
店舗賃料相場
立川駅の店舗賃料相場情報(直近1年間)
平均坪単価 | 22,480円 |
最高坪単価 | 60,000円 |
最低坪単価 | 5,509円 |
立川駅の平均賃料相場年別推移(2022年〜2025年)
2025年 | 22,310円 |
2024年 | 22,354円 |
2023年 | 25,708円 |
2022年 | 22,743円 |
参照:飲食店ドットコム「立川駅の賃料相場情報」(2025年5月現在)
※2025年5月26日に取得したデータです。データは更新されている可能性があります。
立川駅周辺の特徴

街の特徴
東京都の多摩地域に位置する立川市は、都市と自然がバランスよく共存する活気ある街です。地名の由来には諸説ありますが、有力な説としては、武蔵七党のひとつ「立川氏」にちなんで名づけられたとされるものや、多摩川を「日の経(たて)の川」と呼び、それから「たてかわ」になったというものがあります。
立川市は戦前から軍都として発展し、戦後はその広大な土地を生かして再開発が進められました。立川飛行場跡地は、現在では「国営昭和記念公園」や「立川広域防災基地」として利用され、市民の憩いの場や災害対策の拠点としての役割を担っています。
街全体は商業エリアと住宅街が適度に分かれており、暮らしやすさも魅力のひとつです。駅周辺には大型商業施設や文化施設が集まり、少し足を延ばすと自然豊かな緑地や農園も見られます。アートイベントやマルシェなど、市民参加型の催しも多く、地域コミュニティの活発さが感じられます。
このように、立川は歴史的な転換点を経て、文化・都市機能の両面で進化を続けてきた街です。
近隣の公共施設・商業施設
エキュート立川(60m)
ルミネ立川店(101m)
グランデュオ立川(103m)
伊勢丹立川店(179m)
立川市中央図書館(427m)
近隣企業オフィス
日本ファルコム(株)(291m)
オリックス・クレジット(株)(333m)
Mipox(株)(432m)
(株)アルチザネットワークス(437m)
(株)壽屋(529m)
近隣学校
国際製菓専門学校(324m)
東京立川こども専門学校(340m)
西東京調理師専門学校(515m)
東京都立立川高等学校(567m)
立川女子高等学校(714m)
祭り・イベント
立川市の柴崎町に鎮座する諏訪神社で毎年8月下旬に開催される、1200年以上の歴史を持つ伝統的なお祭りです。例大祭では神輿や山車が諏訪通りを練り歩き、境内では奉納相撲や獅子舞が披露されます。最終日に行われる「錦町パレード」では山車やお囃子が街を彩り、お祭りムードが最高潮を迎えます。

毎年7月末に国営昭和記念公園で開催される花火大会です。打ち上げ数は約5,000発と決して多くはありませんが、一尺五寸玉や芸協玉、ワイドスターマインなど、多彩な花火が夜空を彩ります。当日は公園の入園料が無料となり、広大な芝生の上でゆったりと花火を鑑賞できます。
主要通り
JR立川駅南口からすぐの場所に広がる立川市内最大規模の商店街で、すずらんの形をした街路灯が並びます。飲食店やライブハウスなど130以上の店舗が軒を連ね、昼夜を問わず賑わいを見せています。1年を通してさまざまなイベントが開催されていますが、特に「立川フラメンコ」や「夏の食楽祭」が有名です。
JR立川駅南口から徒歩圏内にあり、「立川市子ども未来センター」や「たましんRISURUホール」へのカルチャーロードとして多くの人々に親しまれている商店街です。飲食店や物販店、医療・福祉施設など多彩な専門店が連なり、地域の暮らしを支えています。
人気スポット

東京都立川市と昭島市にまたがる、総面積約180ヘクタールの広大な国営公園です。「緑の回復と人間性の向上」をテーマに、自然と文化が調和した空間が広がっています。園内は5つのゾーンに分かれ、四季折々の花々が楽しめる「みんなの原っぱ」や、日本庭園、こどもの森など、多彩な施設が点在しています。また、季節ごとのイベントも豊富です。

811年に創建され、農耕の守護神として地域の人々に親しまれてきた神社です。例大祭では奉納相撲や獅子舞が行われ、伝統芸能の継承にも力を入れています。また、立川市の文化財に指定された獅子頭や太鼓胴が保存されており、地域文化の中心としての役割も果たしています。
駅を中心に賑わいを見せ、ますますの発展が見込まれる立川駅
都心と多摩地域へのアクセスが良好で、その住みやすさから高い人気を誇る立川駅。地元住民のみならず、国営昭和記念公園や諏訪神社などの観光スポットに訪れる国内外の観光客も多く利用するため、今後ますますの発展が見込まれます。駅を中心に飲食店の需要が高いので、新規出店のチャンスは十分にあるでしょう。
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