五反田駅はJR山手線と東急池上線、都営浅草線の3線が乗り入れる駅です。山手線が乗り入れているので都心へのアクセスが良く、駅西口には大手企業の本社、都市銀行の本店・支店があります。一方、東口には多くの飲食店が営業し、歓楽街としての顔も。今回は五反田駅の基本情報と、街の特徴や周辺施設の情報を紹介します。
五反田駅
所在地 | 東京都品川区東五反田1丁目 |
路線・乗降者数 | JR山手線 102,487人 東急池上線 88,798人 都営浅草線 52,651人 |
前後駅 | JR山手線 大崎駅←五反田駅→目黒駅 東急池上線 五反田駅→大崎広小路駅 都営浅草線 戸越駅←五反田駅→高輪台駅 |
参照:JR東日本「各駅の乗車人員 2022年度」・東武鉄道「2022年度乗降人員」・東京都交通局「地下鉄関連情報 各駅乗降人員一覧」
五反田駅前の特徴
五反田駅は、山手線の目黒駅と大崎駅の中間駅として1911年に開業しました。1928年に池上電気鉄道(現在の東急電鉄)の駅が開業、1968年に都営地下鉄1号線(のちに浅草線と改称)の駅が開業し、以降3つの線が乗り入れています。
駅の西側はオフィスビルが建ち並び、多くのビジネスマンが行き交います。駅東側はビジネスマン向けの飲食店や深夜営業の店などが出店。また複合商業ビル「アトレ五反田2」が完成するなど再開発が進んでいます。
各出口の特徴
東口・A3
ゆうらく通り(五反田有楽街)側の出口です。駅を起点に桜田通りとソニー通りがV字状に伸びています。2020年春にJR五反田駅直結の複合商業ビル「アトレ五反田2」が完成し、多くの人が利用しています。
西口・A1・A2
目黒川側の出口です。周辺にはオフィスビルが多く、徒歩圏に大崎広小路駅があります。
五反田駅周辺の飲食店情報
五反田駅周辺の飲食店数
814件
業態別飲食店数
和食 | 286件 |
洋食・西洋料理 | 118件 |
中華 | 62件 |
アジア・エスニック | 43件 |
カレー | 46件 |
焼き肉・ホルモン | 49件 |
居酒屋 | 335件 |
ラーメン | 43件 |
カフェ・喫茶店 | 66件 |
バー | 133件 |
他のジャンルと比べて居酒屋と和食が圧倒的に多いエリアです。駅周辺はオフィスビルが多いため、平日はランチやディナーの需要が高く、ビジネスマンをターゲットとしたお手頃な飲食店が多い印象です。
人気店
五反田駅から徒歩1分、2021年・2022年「食べログ 居酒屋 百名店」に選ばれた名店です。看板料理の「ウニ・オン・ザ・煮玉子」と「牛ご飯」はその食材とフォトジェニックなビジュアルでお客の心をわしづかみ。多くのリピーターを抱え、2年半先まで予約いっぱいの超人気店です。
五反田駅より徒歩7分の場所にあるショコラトリーです。毎年「食べログ スイーツ TOKYO 百名店」に選ばれている名店。カカオの選別から行うBean To Barのお店で、ブレット、ボンボンショコラ、ガトーまで揃っています。店主はフランスで修業し、帰国後はピエール・マルコリーニのシェフ・パティシエを務めた実力者です。その店名の通り、カカオの最高峰を味わえる魅惑のお店です。
五反田駅より徒歩2分のカレー専門店です。看板メニューは、あめ色玉ねぎとじっくり煮込んだとろとろの牛すじ肉を合わせた牛すじ煮込みカレー、14種類のスパイスの香りにバターとトマトのコクがクセになるチキンカレー。どちらのカレーも毎日仕込んだ手作りならではの美味しさを味わえます。
店舗賃料相場
五反田駅の店舗賃料相場情報(直近1年間)
平均坪単価 | 28,746円 |
最高坪単価 | 90,164円 |
最低坪単価 | 11,000円 |
五反田駅の平均賃料相場年別推移(2021年〜2024年)
2024年 | 31,533円 |
2023年 | 26,336円 |
2022年 | 28,413円 |
2021年 | 27,215円 |
参照:飲食店ドットコム「五反田駅の賃料相場情報」(2024年5月現在)
五反田駅周辺の特徴
街の特徴
五反田の地名は、周辺の水田の面積が「五反(一反は約300坪)」であったことからつけられたと言われています。江戸時代は大名が屋敷を構える場所でしたが、明治になると目黒川の水運のみならず国道1号や鉄道の開通といった陸運が発達したこともあり、工場が集まる商業エリアに変わっていきました。一方で、五反田の東部は役所や財閥、実業家の邸宅が建てられ、高級住宅街へ。現在でも、山手線五反田駅・大崎駅・品川駅の間の「城南五山」は由緒ある高級住宅地として知られています。
五反田は駅を挟んで西側と東側で大きく異なるのが特徴です。西側はオフィスビルが多く、有名企業のビルも点在するオフィス街です。東側はビジネスマン向けの飲食店や深夜営業の店などが営業する歓楽街のイメージが強いでしょう。近年では、ベンチャー企業やIT企業が多く集まり、一般社団法人「五反田バレー」が設立されました。スタートアップの集積地として、魅力的な街へと発展しています。
近隣の公共施設・商業施設
レミィ五反田(84m)
五反田ヒルズ(170m)
品川区総合体育館(436m)
五反田TOC(東京卸売りセンター)(650m)
近隣企業オフィス
(株)ポーラ(270m)
(株)串カツ田中ホールディングス(283m)
三井金属鉱業(株)(924m)
(株)サンリオ(924m)
近隣学校
清泉女子大学(433m)
立正大学 品川キャンパス(520m)
頌栄女子学院高等学校(819m)
祭り・イベント
五反田夏祭り
8月の上旬に行われる、地元の五反田仲通り共栄会、五反田駅前商店会の主催イベントです。品川区立日野学園吹奏楽部の演奏や、多くの飲食店が出店。さらにバンド演奏やブラジルのサンバ、ハワイのフラダンスといった世界各地のダンス、お笑いライブ、アイドルライブなども行われ、地元民や行楽客などでにぎわいます。
主要通り
桜田通り
千代田区霞ヶ関の内堀通りの桜田門交差点から五反田間を走る大通りで、全線が国道1号です。五反田駅付近は車両交通量が多く、この通り沿いにTOC東京卸売りセンターが面しています。
山手通り
品川区海岸通りの新東海橋交差点から、板橋区役所前駅間を走る大通り。駅周辺は車両通行量が多く、地下に首都高速道路が通っています。
ソニー通り
五反田駅前にある大崎広小路交差点から新八ツ山橋交差点の間の大通り。 通り沿いにある品川区御殿山にソニーの本社や工場があったことがその名の由来です。 2007年、芝浦に本社ビルが移転するまで「ソニー村」とも呼ばれ、一大拠点を形成していました。
ゆうらく通り(五反田有楽街)
駅の東側、ソニー通りと桜田通りの間のエリアにある歓楽街です。夜間のみ営業する店が多く集まり、夜の時間帯になると呼び込みやキャッチも盛んになるネオン街です。
人気スポット
目黒川の桜並木
目黒川は全国的にも人気の高いお花見スポット。大橋から下目黒にかけて約4kmにわたり桜並木が広がります。目黒川沿いには個性的なショップも並び、春にはお花見とともにショッピングを楽しむ人々でにぎわいます。
五反田駅から徒歩10分のところにある複合施設です。駅からシャトルバスも出ています。TOCは「東京卸売りセンター」の略。その名の通り、もともとは卸売り業者のための施設でした。近年は小売り店やIT企業といった卸売り以外の店も増え、一般客も楽しめるショッピングセンターとなっています。地下には飲食店街があり、なかにはワンコインで楽しめるお店もあります。
1985年に開園された品川区立の公園。この付近の高台は江戸時代、備前国岡山藩池田家の下屋敷だったところから「池田山」と呼ばれています。高台の起伏にとんだ地形を生かし、池を覗き見るように造られた池泉回遊式庭園です。
庭園のような落ち着いた雰囲気で、春は梅、椿、つつじ、初夏には花菖蒲から紫陽花、秋には紅葉など四季折々の花が美しく、多くの人々に親しまれています。
オフィスビルが多く飲食需要の高い五反田駅
五反田駅は3線が乗り入れ、都心へのアクセスも良く、近年ではIT企業なども多く集まっています。オフィスで働くビジネスマンや近隣住民両方の需要が見込めるため、これから飲食店を開業したい人におすすめのエリアです。「居抜きの神様」では、開業時の初期費用を削減できる居抜き物件を多数取り扱っています。理想の飲食店開業に向けて、居抜きの神様で物件を探してみませんか?
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