金町駅は東京都葛飾区の北東部に位置し、JR常磐線と京成金町線の2路線が利用できるので主要駅へのアクセスしやすいエリアです。昔ながらの下町情緒は残りながらも、大学のキャンパス誘致を伴う再開発によって、より便利で住みやすい街へと変化しています。今回は金町駅の特徴や魅力、これから飲食店の開業を考えている方に向けて飲食店情報や店舗賃料相場も紹介します。
金町駅
所在地 | 東京都葛飾区金町6丁目(JR常磐線) 東京都葛飾区金町5丁目(京成金町線) |
路線・乗降者数 | JR常磐線 45,640人 京成金町線 22,905人 |
前後駅 | JR常磐線 亀有駅←金町駅→松戸駅 京成金町線 京成金町駅(起点)→柴又駅 |
参照:JR東日本「各駅の乗車人員 2022年度」 京成電鉄「2023年度 駅別1日平均乗降人員」
金町駅前の特徴

金町は東京都区部の東端、葛飾区の北東部にあり、千葉県松戸市に隣接しています。JR常磐線金町駅の南側には150mほどの距離に京成金町線の京成金町駅があり、2路線が利用可能。常磐線は東京メトロ千代田線と直通運転もしており、大手町駅や赤坂駅といったビジネスエリアへのアクセスの良さも魅力です。
駅周辺には金町駅前通り商店会、金町理科大商店会、金町中央商店会、金町しょうぶ通り商店会といった複数の商店街があって下町のイメージが強いエリアですが、JR金町駅の南側では再開発が進んでいます。2009年に複合商業施設「ヴィナシス⾦町」、2021年8月に「ベルトーレ金町」などが建設されました。
また、2013年に東京理科大学葛飾キャンパスが開設され、20代の若者の姿も増えています。大通り沿いは、タワーマンションや大型商業施設といった大型の建物も目立ち、利便性の高い都会的なエリアへと変わりつつあります。
各出口の特徴
北口
長年、ランドマークとして親しまれてきたイトーヨーカドー金町店(2022年に閉店)方面の出口。東京理科大学葛飾キャンパスや水元公園方面に向かうのに利用されます。
南口
京成金町駅方面の出口。再開発により誕生した複合施設「ヴィナシス金町ブライトコート」や「ベルトーレ金町」へのアクセスに便利です。
金町駅周辺の飲食店情報

金町駅周辺の飲食店数
309件
業態別飲食店数
和食 | 98件 |
洋食・西洋料理 | 34件 |
中華 | 23件 |
アジア・エスニック | 6件 |
カレー | 5件 |
焼き肉・ホルモン | 15件 |
居酒屋 | 76件 |
ラーメン | 25件 |
カフェ・喫茶店 | 29件 |
バー | 19件 |
昔ながらの下町情緒の残るエリアで、リーズナブルなメニューを提供するお店が多く見受けられます。特に和食、居酒屋が多いですが、再開発により多くの若者が訪れるようになり、お洒落なカフェの数も増えつつあります。
金町駅周辺の人気カェ
金町駅北口から徒歩5分、家庭的な雰囲気のカフェ。「日々のおやつとしておいしいもの」をコンセプトに、季節のフルーツを使用した手作り菓子を提供します。あわせて作家ものの器やキッチン雑貨といった店主が自らセレクトした日用品も扱うユニークなお店です。
金町駅南口から徒歩5分、閑静な住宅街の一角にある隠れ家のようなカフェです。白い壁に黒い格子のガラス戸がおしゃれな雰囲気を醸し出します。おすすめは、はちみつがかかったゴルゴンゾーラのチーズケーキ。期間限定のフルーツを使ったスイーツも人気です。
金町駅南口から徒歩2分、ワインとチーズケーキのお店です。北千住にある人気店のパティシエだった店主が織りなすデザートの味は絶品!定番のバスクチーズケーキをはじめ、さまざまな種類のチーズケーキはテイクアウトも可能です。
店舗賃料相場
金町駅の店舗賃料相場情報(直近1年間)
平均坪単価 | 18,201円 |
最高坪単価 | 33,063円 |
最低坪単価 | 7,347円 |
金町駅の平均賃料相場年別推移(2021年〜2024年)
2024年 | 16,387円 |
2023年 | 18,116円 |
2022年 | 17,531円 |
2021年 | 14,562円 |
参照:飲食店ドットコム「金町駅の賃料相場情報」(2024年6月現在)
金町駅周辺の特徴

街の特徴
金町の名前は、江戸時代の宿場町「新宿(にいじゅく)」を通る水戸街道が鉤(かぎ)の手状に曲げられていたことが由来とされています。街道が大工道具の曲尺に似ていたことから、「新宿」の南側が「曲金(まがりがね)」と呼ばれるようになり、やがて「曲町(かなまち)」→「金町」へと変化した説が有力です。
金町は江戸川と荒川の支流、中川に囲まれた平野部に位置し、古くから土地の理を活かして栄えてきました。駅の歴史も古く、明治時代、1897年に日本鉄道の駅として開業、1906年日本鉄道の国有化により、官設鉄道の駅となりました。
現在、金町駅周辺は再開発が進んでおり、複合施設「ヴィナシス金町ブライトコート」や「ベルトーレ金町」などが建設されました。さらに2026年には、東金町一丁目西地区再開発ビル(仮称)も開業される予定です。
近隣の公共施設・商業施設
東京理科大学図書館(598m)
金町消防署(739m)
亀有警察署(1.0km)
柴又八幡神社(1.2km)
柴又帝釈天(1.3km)
水元公園(1.4km)
近隣企業オフィス
エバタ(株)(200m)
コスモジャパン(株)(270m)
(株)東京ロジネッツ(270m)
近隣学校
金町自動車教習所(229m)
東京理科大学 葛飾キャンパス(566m)
東京都立葛飾総合高等学校(992m)
東京都立葛飾商業高等学校(1.4km)
祭り・イベント

毎年9月に2日間に渡って行われる、葛西神社の例大祭です。この時だけ公開される神楽殿での葛西囃子保存会による奉納演奏がみごとです。
ふるさと葛飾盆まつり
夏の終わりに葛飾にいじゅくみらい公園で行われるお祭りです。盆踊りを通して、住民同士の交流や絆を深めます。子ども盆踊りに煉り歩き、盆踊りコンテストと盛りだくさんなイベントです。
主要通り
金町理科大学通り
駅北側に伸びる通り。金町駅前通り商店会や金町理科大商店会といった商店街が広がっています。東京理科大学葛飾キャンパスや葛飾にいじゅくみらい公園方面へと続き、多くの人が行き交うメインストリートのひとつです。
金町栄通り商店街
駅南側にある歴史ある商店街。京成金町駅のホーム南端から踏切を渡って入る細い路地にあり、昔ながらのお酒を楽しめる飲食店が立ち並びます。
人気スポット

都内で唯一、水郷の景観をもった公園です。ポプラ並木やメタセコイアの森など水辺に強い樹木に、ハナショウブ、スイレン、コウホネといった水生植物を楽しめます。約100品種20万本のハナショウブは圧巻。また東京都の天然記念物オニバスが都内で唯一自生しています。
金町駅北口から徒歩10分のところにある葛飾区内最大の区立公園。東京理科大学葛飾キャンパスと一体化しているのが特徴です。広い原っぱ、サッカー、ラグビーなどの利用できる多目的広場、テニスコートなどがあり体育施設も充実。広場には25種類約90本の桜があり、お花見シーズンには多くの人で賑わいます。
商業施設や商店街が充実している金町駅
昔ながらの商店街に加え、再開発が進み都会的な雰囲気の複合商業施設などが充実してきた金町。東京理科大学葛飾キャンパスが開設され、若者の姿も増えています。JR常磐線と京成金町線が利用できるアクセスの良い立地であることから多くの人に利用され、飲食需要の高い街です。これから飲食店を開業したい方にもおすすめのエリアといえるでしょう。
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