新大阪駅は大阪市淀川区に位置するJR西日本、JR東海、大阪メトロ御堂筋線の駅です。東海道・山陽新幹線の全列車が停車するターミナル駅であり、全国からの玄関口の役割を担っています。梅田や難波、京都へのアクセスに優れ、交通の利便性に優れた街として人気を集めています。この記事では、新大阪駅の特徴や周辺の施設情報、街の歴史を紹介します。
新大阪駅
| 所在地 | 大阪府大阪市淀川区西中島5丁目16-1 |
| 路線・乗降者数 | JR(京都線・おおさか東線) 68,995人 大阪メトロ御堂筋線 151,695人 |
| 前後駅 | JR京都線(東海道本線) 東淀川駅←新大阪駅→大阪駅 JRおおさか東線 大阪駅←新大阪駅→南吹田駅 大阪メトロ御堂筋線 東三国駅←新大阪駅→西中島南方駅 |
参照:Osaka Metro「2024年度路線別駅別乗降人員」 大阪府統計年鑑(令和6年)
新大阪駅前の特徴

新大阪駅は、1964年の東海道新幹線開業に伴い、大阪の新たな玄関口として誕生しました。当駅は、東海道・山陽新幹線の西側ターミナルであると同時に、JR在来線(京都線・おおさか東線)や大阪メトロ御堂筋線が乗り入れる、西日本屈指の交通の要衝です。
駅構内には、土産物店や飲食店街(エキマルシェ新大阪、アルデ新大阪など)が充実し、多くの人で賑わっています。たこ焼きやお好み焼きといった大阪名物グルメから、全国の駅弁、洗練された洋菓子店までが集まり、移動の途中で食事や買い物を済ませられるのも魅力です。
新大阪駅を拠点にすれば、大阪メトロ御堂筋線で梅田、心斎橋、難波といった主な繁華街へ乗り換えなしで直結。全国の主要都市へのアクセスだけではなく、大阪市内の移動においても便利な立地を誇っています。
各出口の特徴
JR 正面口
駅ビル(アルデ新大阪など)がある方向の主要な出口です。ニューオーサカホテル、ワシントンホテルプラザといったホテルが近く、観光またはビジネス利用者に便利です。空港バス、市バスのりばもこのあたりにあります。
JR 東口(北)
大阪コロナホテルや日之出公園などに近接した出口。東淀川消防署の支署も近く、公共施設が点在するエリアです。
JR 東口(南)
ホテル新大阪や学校(中学校、小学校)が近く、生活利便性が高いエリアです。東中島方面へのアクセスにも使われます。
JR 西口
メルパルクホールなどの施設に近接しています。空港バスや市バスのりばもあり、西中島・宮原エリアへのアクセス拠点となっています。
JR 北口
レム新大阪やコートヤード・バイ・マリオット新大阪ステーションなどのホテルに近く、宿泊施設へのアクセスに便利です。医療福祉専門学校や府立高校もこの近辺にあります。阪急高速バス新大阪ターミナルが近接しており、高速バスの利用にも適した出口です。
大阪メトロ 1番~4番出口
JR線の北口・西口方面へのアクセスに便利です。新大阪阪急ビルや阪急高速バス新大阪ターミナルに近接。4番出口は地上へ出るエレベーターが利用でき、バリアフリー対応のルートです。
大阪メトロ 5番、6番出口
JR線・新幹線への乗り換え通路に直結しており、駅ビル(アルデ新大阪)へのアクセス良好。買い物や待ち合わせに便利です。
大阪メトロ 7番〜10番出口
JR線の正面口・南口方面へのアクセスに便利です。空港バスや市バスのりばに近接。周辺にはニューオーサカホテルなどのホテルも点在しています。
新大阪駅周辺の飲食店情報

新大阪駅周辺の飲食店数
799件
業態別飲食店数
| 和食 | 271件 |
| 洋食・西洋料理 | 90件 |
| 中華 | 38件 |
| アジア・エスニック | 31件 |
| カレー | 43件 |
| 焼き肉・ホルモン | 32件 |
| 居酒屋 | 274件 |
| ラーメン | 48件 |
| カフェ・喫茶店 | 74件 |
| バー | 47件 |
新大阪駅周辺は特に和食や居酒屋が充実しており、出張者やビジネスマンをメインターゲットとした飲食店が数多く出店しています。平日の昼時には、会社員向けの定食店や洋食レストランが賑わい、夜の時間帯には商談や接待で利用できる上質な和食店、バー、居酒屋などが人気です。全体的に都市型で利便性が高く、ビジネス利用に適した店舗が多いエリアです。
新大阪駅周辺の人気カフェ
JR新大阪駅構内3階、新幹線中央改札口の目の前に位置するカフェです。改札を出てすぐの場所にあるため、新幹線や在来線の待ち合わせや電車の発車までの休憩にも利用されています。木を基調に落ち着いた色調でまとめられ、席の間隔も広くてゆったり。大きな荷物を持っていても安心してくつろげます。
おすすめは、厚焼き卵がサンドされたシンプルな「卵サンド」。厚焼き卵はあっさりとした出汁の風味で朝食にぴったりです。香りとコクが特徴のブレンドコーヒー、備長炭でじっくり焙煎されたアイスコーヒーなど、数種類のコーヒーが用意されています。
新大阪駅から徒歩9分。2022年1月のオープン以来、その愛らしい雰囲気とレモンを使用したSNS映えするメニューで話題を集めているカフェです。店名にもちなんだレモンのモチーフを随所に取り入れ、可愛らしい色使いと木を基調とした落ち着いたインテリアに癒される空間です。
人気の「檸檬タルト」は、生地にレモン果汁やレモンピールを混ぜ込み、砂糖とはちみつに漬け込んだレモンのコンフィチュールをトッピング。バニラアイスとグラノーラが添えられ、黄色いお皿に盛られて写真映えも抜群です。カレーやピザ、ハンバーグといった洋食料理のラインナップも充実しており、ランチやカフェなど様々なシーンで利用できます。
JR新大阪駅の新幹線中央口から徒歩1分のビル3階、本格的なベトナム料理とベトナムコーヒーを楽しめる人気店です。駅チカでありながら全78席と広く、おしゃれで気取らない雰囲気が魅力。大きな荷物を持っていても、ゆっくりと過ごせます。
人気メニューの「スアチュアカフェ」は、ベトナム語で「コーヒーヨーグルト」を意味するベトナムのハノイ発祥のドリンクです。練乳入りのヨーグルトとベトナムコーヒーを組み合わせ、甘く濃厚な香りと味わいにヨーグルトの甘酸っぱさが絶妙にマッチします。またベトナムの伝統的スイーツ「チェー」は、フルーツ、豆、ゼリー、タピオカなどを組み合わせたもの。ココナッツミルクの風味が評判です。
店舗賃料相場
新大阪駅の店舗賃料相場情報(直近1年間)
| 平均坪単価 | 18,324円 |
| 最高坪単価 | 50,769円 |
| 最低坪単価 | 6,238円 |
新大阪駅の平均賃料相場年別推移(2022年〜2025年)
| 2025年 | 18,093円 |
| 2024年 | 19,096円 |
| 2023年 | 19,573円 |
| 2022年 | 16,231円 |
参照:飲食店ドットコム「新大阪駅の賃料相場情報」(2025年11月現在)
※2025年11月16日に取得したデータです。データは更新されている可能性があります。
新大阪駅周辺の特徴

街の特徴
新大阪駅は、1964年の東京オリンピックの開催に合わせて作られた東海道新幹線の終点駅です。「大阪の新たな玄関口」として計画されたことから、「新大阪」と命名されました。新幹線開業にあたっては、既存の大阪駅への乗り入れ案も検討されましたが、用地確保や大規模工事の難しさから断念。当時は田園地帯であった現在の場所に新駅が建設されました。以来、新大阪駅は全国を結ぶ交通の要衝として機能し、大阪の経済発展を支える重要な役割を果たしています。
現在、駅周辺はビジネスホテルや高層オフィスビルが建ち並ぶ、活気あるビジネスエリアへと発展しています。新幹線を利用するビジネスパーソンや出張者をターゲットとした利便性の高い施設が集積し、広域からのアクセスを担う大阪の玄関口としての機能を一層高めています。交通の利便性と都市機能が融合した、賑わいと機能性を兼ね備えたエリアです。
近隣の公共施設・商業施設
アルデ新大阪(62m)
エキマルシェ新大阪(230m)
KOKO PLAZA 大阪市立青少年センター(350m)
大阪簡易裁判所 交通分室(1.0km)
淀川河川公園(1.0km)
近隣企業オフィス
株式会社タナベコンサルティング(190m)
株式会社イーエムシステムズ(300m)
株式会社ソフトウェア・サービス(800m)
近隣学校
大阪府立東淀川高校(344m)
滋慶医療科学大学院大学(108m)
私立滋慶医療科学大学(136m)
祭り・イベント

例年8月上旬に淀川河川敷で開催される花火大会です。1989年から開催され、大阪の夏の風物詩として知られています。音楽にあわせて打ち上げられるプログラムが特徴。新大阪駅からほど近いエリアからでも、打ち上げ花火を眺めることができます。
主要通り
新御堂筋

国道423号の一部、新大阪駅周辺を南北に貫く主要幹線道路です。1970年の大阪万博に合わせて開通しました。新大阪駅周辺では、高架橋となっている下を大阪メトロ御堂筋線が走っています。新御堂筋は、大阪市北区の梅田エリアから新大阪駅を経由して千里ニュータウン方面へと続き、北摂地域と大阪市中心部を結ぶ重要な交通路として機能しています。
淀川通

新大阪駅周辺を東西に貫く主要幹線道路です。大阪府道16号大阪高槻線の一部にあたり、新大阪駅の南側を通っています。新御堂筋と交差し、この2つの通りが地域の交通ネットワークの中核を作っています。沿道にはホテルやオフィスビル、マンション、商業施設が混在。駅へのアクセス道路としてだけではなく、地域住民の生活道路やビジネスの移動経路として利用されています。西へ進むと阪急電鉄の十三駅へたどり着きます。
大阪高槻線
正式名称は大阪府道16号大阪高槻線、新大阪駅周辺では「淀川通」の通称で広く知られています。大阪市淀川区内を東西に横断し、新大阪駅周辺と阪急十三駅方面を結ぶ主要な通路です。新大阪駅の南側を通り、南北方向の新御堂筋と交差しています。沿道にはオフィスビル、ホテル、住宅地などが広がっています。
人気スポット

淀川の広大な河川敷を利用して整備された国営の河川公園です。新大阪駅周辺では、西中島地区や十三野草地区が比較的近く、散策やスポーツを楽しめる市民の憩いの場となっています。
広大な敷地には野球場やテニスコートなどのスポーツ施設があり、ランニングやウォーキングにも利用されています。自然が豊かで野草地が広がり、川面には水鳥の姿も見られるなど、都市部にありながら自然環境に恵まれた空間です。
毎年夏に開催される「なにわ淀川花火大会」の会場としても有名で、多くの人々が訪れます。
JR新大阪駅の改札外にある商業施設です。ファッション、雑貨、レストラン、カフェといった様々な店舗が揃い、新幹線の待ち時間に食事や買い物を楽しめます。駅構内という立地を活かし、旅行者やビジネスパーソンが手軽に利用できる利便性の高いショッピングスポットとして親しまれています。大阪土産を購入できる店舗も充実しています。
JR新大阪駅の在来線改札内と東改札外にあるショッピングモールです。改札内エリアには、「551蓬莱」や「寿司 魚がし日本一」などテイクアウト可能な飲食店、「ル・プチメック」などのベーカリー・カフェ。改札外(Sotoe)エリアには、「りくろーおじさんの店」や「喜八洲総本舗」などの定番土産物店、フードコート「エキマルキッチン」のほか、「旅弁当 駅弁にぎわい」など駅弁を販売する店舗も豊富です。大阪ならではのグルメとお土産が揃う、新幹線や在来線の利用時に便利な施設として親しまれています。
「大阪の玄関口」新大阪駅
新大阪駅は、東海道・山陽新幹線をはじめJR在来線や大阪メトロ御堂筋線が乗り入れる交通の要衝です。梅田や難波、京都・神戸へも直通できる高い利便性を備え、出張や旅行の拠点として多くの人々が行き交います。「大阪の玄関口」として、ビジネスと暮らしをつなぐ拠点になっています。
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