東大阪市の中心に位置する布施駅は、アクセス抜群なターミナル駅として多くの人々に利用されています。周辺には約400店舗が集まる商店街や多彩な飲食店が広がり、下町の人情味と活気ある街並みが魅力です。今回は布施駅の特徴や周辺施設の情報に加え、駅周辺の飲食店情報や店舗賃料相場も紹介します。
布施駅
所在地 | 大阪府東大阪市長堂1-1-18 |
路線・乗降者数 | 35,636人 |
前後駅 | 近鉄奈良線 今里駅←布施駅→河内永和駅 近鉄大阪線 今里駅←布施駅→俊徳道駅 |
参照:近畿日本鉄道「駅別乗降人員 奈良線 橿原線 天理線」/近畿日本鉄道「駅別乗降人員 難波線 大阪線」
布施前の特徴
布施駅は近鉄大阪線と奈良線が交差する東大阪市のターミナル駅で、1914年の開業以来、地域の発展を支えてきました。大阪市内や奈良方面へのアクセスが良く、通勤・通学に便利な拠点として親しまれています。駅の利用客は地元住民のほか、大阪市内へ通勤・通学する人や、乗り換え目的のビジネスパーソンなど幅広く、朝夕は特に混雑します。
駅前は、活気ある下町情緒と利便性が共存するエリアです。駅の近くには多数の商店街や近鉄百貨店があり、日々多くの人でにぎわいます。商店街には約400もの商店が立ち並び、懐かしさと温かみのある雰囲気が魅力です。駅前のにぎわいと人情味あふれる街並みが、布施ならではの特色といえるでしょう。
各出口の特徴
中央北出口
出てすぐのところにファミリーマートがあり、目の前には府道172号線が通っています。道路の反対側には地下自転車駐輪場や、タクシー乗り場があります。
中央南出口
府道172号線沿いにある出口です。すぐ近くにはアーケード商店街「プチロード広小路」があります。
東南出口
美容院や不動産屋、クリニック、薬局など、生活利便施設が集まった出口です。
西北出口
出口付近にある横断歩道を渡った先には、ステーキ店や居酒屋、牛丼屋などの飲食店が多く建ち並びます。
西南出口
道路を挟んで、中央南出口の反対側にある出口です。目の前の府道172号線沿いには飲食店や携帯ショップ、銀行ATMなどがあります。
布施駅周辺の飲食店情報

布施駅周辺の飲食店数
615件
業態別飲食店数
和食 | 213件 |
洋食・西洋料理 | 49件 |
中華 | 25件 |
アジア・エスニック | 21件 |
カレー | 12件 |
焼き肉・ホルモン | 39件 |
居酒屋 | 181件 |
ラーメン | 43件 |
カフェ・喫茶店 | 71件 |
バー | 30件 |
布施駅周辺にある飲食店の業態で目立つのは和食と居酒屋で、この2つが全体の半数以上を占めています。その他、カフェ・喫茶店と焼肉・ホルモン、ラーメンも他エリアより多い傾向にあります。布施駅は通勤・通学客の利用も多いので、おひとり様の需要も高いのでしょう。小規模な飲食店でも商機はありそうです。
布施駅周辺の人気カフェ
布施駅から徒歩約3分の商業施設「ヴェル・ノール布施」内にある、落ち着いた雰囲気のカフェです。店内では、手作りのスイーツやランチメニューが提供されており、特にフルーツやアイスクリームを使用したパフェやケーキは、見た目も美しい一品として人気があります。
布施駅から徒歩約10分の場所に位置する、昭和の雰囲気を色濃く残す純喫茶です。特にモーニングメニューが人気で、ベーコンエッグトーストやホットサンドなど、ボリューム満点のセットがリーズナブルな価格で提供されています。サイフォンで丁寧に淹れられ、香り高い一杯を楽しめるコーヒーも人気です。
「日々の暮らしに健康と幸福を」をモットーにした健康志向のカフェで、雑穀米や旬の食材を使用した定食や、自家製のスイーツが人気です。ケーキに合うコーヒーや紅茶の他、季節のフレーバードリンクも取り扱うなど、随所にこだわりが詰まっています。
店舗賃料相場
布施駅の店舗賃料相場情報(直近1年間)
平均坪単価 | 12,933円 |
最高坪単価 | 27,610円 |
最低坪単価 | 1,705円 |
布施駅の平均賃料相場年別推移(2022年〜2025年)
2025年 | 13,833円 |
2024年 | 12,862円 |
2023年 | 12,119円 |
2022年 | 11,373円 |
参照:飲食店ドットコム「布施駅の賃料相場情報」(2025年5月現在)
※2025年5月17日に取得したデータです。データは更新されている可能性があります。
布施駅周辺の特徴

街の特徴
東大阪市の西部に位置する布施は、古くから商業と文化が交差する街として発展してきました。現在は近鉄の布施駅を中心に、交通の便が良い都市型の街並みを形成していますが、その背景には長い歴史と地域文化が根づいています。
「布施」という地名の由来には諸説ありますが、一説では「布施屋(ふせや)」に由来するといわれています。布施屋とは、旅人や僧侶に無償で食事や宿を提供する施設で、仏教の教えに基づく布施(ふせ)の精神を具現化したものです。この地に布施屋があったことから、「布施」が地名として定着したと考えられています。
また、布施の街には活気ある商店街や地元の祭りなど、地域住民のつながりが感じられる文化が息づいています。多文化共生の地域としても知られ、在日コリアンをはじめとした多国籍な人々が暮らしているのも特徴です。そのため、韓国料理店や多国籍食材店も多く見られ、独自の食文化が発展しています。
近隣の公共施設・商業施設
近鉄百貨店東大阪店(12m)
ヴェル・ノール布施(166m)
イオン 布施駅前店(176m)
三ノ瀬公園(506m)
東大阪市立永和図書館(965m)
近隣企業オフィス
コクヨ(株)(801m)
(株)布施興業(850m)
オーナンバ(株)(1.5km)
近隣学校
東大阪市立布施中学校(654m)
東大阪市立長栄中学校(676m)
金光藤蔭高等学校(924m)
小阪病院看護専門学校(1.0km)
祭り・イベント
布施駅周辺で、毎年9月に開催される地域密着型の秋祭りです。会場は布施駅北口の交通広場や商店街一帯で、盆踊り大会やプロレス、ダンスイベント、子ども縁日など多彩な催しが行われます。特に「妖怪あつめ」は商店街に隠れた妖怪を探すユニークな企画で、家族連れに人気です。
毎年5月の第2日曜日(母の日)に開催される、市民主体の大規模な地域イベントです。1978年に始まり、2025年で第46回を迎えました。会場は「ふれあい通り会場」と「花園中央公園会場」の2か所で、パレードやステージイベント、模擬店など多彩な催しが行われます。

毎年7月から9月にかけて布施駅一帯の商店街で開催される、東大阪市の夏の風物詩です。露店業者は入れず、すべての屋台を商店街組合員が手作りで用意しているのが特徴です。イベント当日は金魚すくいやくじ引き、綿菓子やカキ氷など、100軒以上の屋台が並び、家族連れや子どもたちで大いににぎわいます。
主要通り
ブランドーリふせ

布施駅の西側から北へ、約600メートルにわたって続く活気あるアーケード商店街です。一番街から四番街まであり、東大阪市と大阪市東成区にまたがっています。入口の看板には、商売繁盛の神様「えべっさん」こと恵比寿様が描かれています。商店街内には昼間から営業する角打ちの店が多く、下町情緒あふれる雰囲気が漂います。
フラワーロード本町
布施駅の南側に位置し、布施戎神社(ふせえびすじんじゃ)の表参道としても知られるアーケード商店街です。昔ながらの老舗店舗が軒を連ねる下町情緒あふれるエリアで、お好み焼きや蒲鉾など、食べ歩きに適した軽食を提供する店が目立ちます。
人気スポット

商売繁盛の神様・えべっさんを祀り、地元では「布施のえべっさん」として親しまれている神社です。毎年1月9日から11日にかけて行われる「十日戎」は冬の風物詩として知られ、商売繁盛を願う多くの参拝者でにぎわいます。布施駅からは徒歩約5分と、アクセスも良好です。
布施駅から歩くこと約10分、住宅街の中にひっそりとたたずむ地域に愛される神社です。創建は和銅年間(8世紀前期)と伝えられ、旧深江村の氏神として地域に根ざしてきました。初詣や地元のお祭りでは、家族連れや近隣の方々でにぎわいます。
商店街を中心に連日にぎわいを見せる布施駅
約400という多くの店舗が立ち並ぶ商店街がある布施駅周辺は、連日多くの人でにぎわっています。大阪市内や奈良方面へのアクセスが良好ということもあり、地元住民のみならず観光客の利用増加も見込めるでしょう。また布施駅周辺では特に和食・居酒屋の需要が高く、地域密着型の小規模店舗にもチャンスがあります。
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