伏見桃山駅│城下町の情緒と利便性が調和する街

伏見桃山駅の看板

伏見桃山駅周辺は、京都らしい城下町の風情と、商店街や飲食店が集まる便利さを併せ持つエリアです。歴史や酒文化を感じられる観光地でありながら、生活拠点としての利便性も高く、魅力的なロケーションとして評価されています。今回は伏見桃山駅の特徴や周辺施設の情報に加え、駅周辺の飲食店情報や店舗賃料相場も紹介します。

目次

伏見桃山駅

所在地京都府京都市伏見区京町3-173
路線・乗降者数京阪本線 11,310人
前後駅丹波橋駅←伏見桃山駅→中書島駅

参照:京都市「第2章 桃山御陵前地区の概況」

伏見桃山駅前の特徴

伏見桃山駅は、1910年に京阪本線の開通と同時に「伏見駅」として誕生し、1915年に「伏見桃山駅」と改称されました。当初は急行停車駅としてにぎわいましたが、ホームの延長が難しいといった構造の事情から、1949年以降は優等列車の停車はなく、現在は普通列車が中心となっています。

駅周辺には伏見大手筋商店街が広がり、飲食店や生活利便施設が集まっています。また、酒蔵や歴史的建造物が徒歩圏内に多く、観光目的で訪れる人も少なくありません。利用客は住民が中心ですが、観光客や週末の散策客も多く、暮らしと観光が共存する独特のにぎわいがあります。

各出口の特徴

西出口

伏見大手筋商店街に面し、買い物や食事、日常の買い回りに便利な出口です。商店街の入口がすぐ目の前にあるため、住民の買い物だけでなく、観光客の土産探しや気軽な散策にも向いています。また、近鉄京都線の「桃山御陵前駅」も徒歩圏で他路線とのアクセスが良いため、乗り換え拠点としての役割も果たしています。

東出口

東出口側には、御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ)や伏見桃山陵、そして歴史的な町並みや酒蔵スポットが点在しています。商業地というより、文化・歴史を感じるエリアに近いため、観光や酒蔵巡り、のんびりした町歩きを目的とする人が多く訪れます。駅を降りて「京都らしい伏見」の風景を楽しみたい人にぴったりの出口です。

伏見桃山駅周辺の飲食店情報

和食店のカウンター席

伏見桃山駅周辺の飲食店数

375件

業態別飲食店数

和食115件
洋食・西洋料理35件
中華21件
アジア・エスニック9件
カレー10件
焼き肉・ホルモン11件
居酒屋111件
ラーメン15件
カフェ・喫茶店61件
バー47件

参照:食べログ(2025年11月現在)

伏見桃山駅周辺には370件以上の飲食店が集まっていますが、とりわけ多いのは「和食」と「居酒屋」です。その他の業態としては「洋食・西洋料理」「カフェ・喫茶店」「バー」が多く、昼夜を問わず飲食需要があることがうかがえます。

人気の業態は競合が多いものの、立地やターゲットの違いを見極めながら既存店との差別化を図ることで、十分に勝機を見込めるエリアと言えるでしょう。

伏見桃山駅周辺の人気カフェ

RUDIE (ルーディー)

竜馬通り商店街にある、2023年オープンの自家焙煎コーヒースタンド兼カフェです。モダンで洗練された外観と、ガラスの大窓から店内が見えるスタイリッシュな造りが特徴。本格コーヒーを提供し、豆の焙煎からこだわる姿勢が支持されています。

カフェ 花咲み

築100年近くの町家を改装した、落ち着いた雰囲気の隠れ家カフェです。木の温もりを感じる内装と、中庭の緑を眺めながらくつろげる空間が魅力です。人気メニューは、抹茶シフォンやガトーショコラなどのスイーツや、手作りランチ。駅近でアクセス良好ながら路地奥にあるため、静かに過ごしたい人や、ゆったりと会話を楽しみたい人が集います。

ルマ カフェ

伏見桃山駅からほど近く、南国リゾート感が漂うテラス席が印象的なカフェです。テラス席を軸に、昼はカフェ・ランチ、夜はダイニングバーと、幅広い客層に向けた営業をしています。ドリンクや食事をしながらゆったり過ごすのに向いており、観光客や地域の若者からも人気のお店です。

参照:食べログ(2025年11月現在)

店舗賃料相場

伏見桃山駅の店舗賃料相場情報(直近1年間)

平均坪単価12,030円
最高坪単価15,638円
最低坪単価7,553円

伏見桃山駅の平均賃料相場年別推移(2022年〜2025年)

2025年12,030円
2024年14,012円
2023年11,228円
2022年28,653円

参照:飲食店ドットコム「伏見桃山駅の賃料相場情報」(2025年11月現在)

※2025年11月26日に取得したデータです。データは更新されている可能性があります。

伏見桃山駅周辺の特徴

伏見の酒造

街の特徴

伏見桃山は、かつて豊臣秀吉が築いた伏見城の城下町として発展した歴史を背景に、現在も歴史と文化が街に色濃く残るエリアです。地名の「桃山」は、伏見城の廃城後に桃の木が多く植えられたことが由来とされています。

近代に入ると酒造業が栄え、良質な地下水に恵まれた伏見は日本有数の酒どころとして知られるようになりました。酒蔵や町家、石畳の路地など、当時の面影を感じられる景観は、観光地でありながら日常の生活空間として機能している点が大きな特徴です。

また、商店街や住宅地が広がる一方で、陵や神社、文化施設も身近にあり、歴史・暮らし・観光が調和した独自のまちなみが形成されています。伏見桃山は、古いものを守りながら新しい魅力を受け入れてきた街であり、今も変化と伝統が共存する奥深さがあります。

近隣の公共施設・商業施設

マツモトキヨシ 京阪伏見桃山駅店(59m)

イオン 伏見店(153m)

伏見公園(383m)

京都市伏見中央図書館(401m)

京都市伏見区役所(461m)

近隣企業オフィス

(株)ラプラス・システム(400m)

(株)Nexthero(400m)

近隣学校

伏見南浜小学校(416m)

京都市立桃陵中学校(433m)

京都府立桃山高等学校(692m)

南京都学園京都動物専門学校(810m)

祭り・イベント

御香宮神社「神幸祭」

御香宮神社の神幸祭は、毎年秋に行われる伏見の代表的なお祭りです。9日間にわたって続く行事の中でも、色とりどりの花傘を掲げた行列が街を練り歩く「花傘総参宮」は特に華やかで、境内から商店街まで一気にお祭りの雰囲気に包まれます。

伏見 酒フェス

テーブルに置かれた日本酒の瓶

伏見の酒蔵が集まり、さまざまな日本酒を飲み比べできる人気イベントです。普段は出回らない限定酒や季節の銘柄も提供され、日本酒好きにとって特別な体験ができる場となっています。蔵元との交流ができたり、スタンプラリーで伏見のまち歩きを楽しめたりと、酒文化と地域の魅力を同時に味わえるイベントとして、毎年多くの来場者でにぎわいます。

主要通り

伏見大手筋商店街

京都の伏見大手筋商店街

伏見桃山駅のすぐ近くに広がる全長約400メートルのアーケード商店街です。もともとは豊臣秀吉が築いた城下町の「大手筋通り」でしたが、1923年に街灯設置などを経て商店街として成立しました。現在では、地域の生活に密着した衣食住の店から、観光客向けの土産物店や地酒に関連する店舗まで、約100軒が軒を連ねています。

竜馬通り商店街

京都の竜馬通り商店街

竜馬通り商店街は、南北約130メートルのこぢんまりとした通りで、伏見桃山駅から歩いて約10分で到着します。石畳とガス灯風の街路灯、京町家風の建物が並び、まるで幕末にタイムスリップしたような風情ある雰囲気が魅力です。近年は飲食店や土産物店が増え、観光客にも人気のスポットになっています。

人気スポット

御香宮神社

京都の御香宮神社

安産・子育てのご利益で知られ、人生の節目に参拝する人も多い神社です。境内には桃山文化の華やかさを伝える社殿が並び、1605年に徳川家康の寄進で造営された本殿は国の重要文化財に指定されています。落ち着いた佇まいの中に豪壮な建築美が映える、歴史的・文化的魅力の高い神社です。

月桂冠大倉記念館

京都にある月桂冠大倉記念館

伏見で350年以上続く酒造メーカー「月桂冠」の歴史と、日本酒文化を紹介する資料館です。明治期に建てられた酒蔵を利用した館内では、仕込みに使われた道具や酒造りの工程を学ぶ展示があり、伏見が「酒どころ」として発展してきた背景をわかりやすく紹介しています。見学後に月桂冠のお酒を試飲できるのも魅力です。

住民と観光客が行き交う伏見桃山駅

伏見桃山駅周辺は、城下町の面影と酒造文化が残る情緒ある街並みと、商店街や生活施設が揃う便利さが重なり合うエリアです。観光・散策を楽しむ人、住民、買い物客や学生など、多様な人が行き交うことで日常的なにぎわいが生まれています。飲食店の選択肢も幅広く、立地やターゲット次第で多様なビジネスが成立しやすいエリアと言えるでしょう。

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この記事を書いた人

2018年からWebライターとして活動。活発な女の子をワンオペで育てる新米ママライターです。仕事と育児に日々奮闘中!読みやすく分かりやすい文章を心がけています。

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