出町柳駅は、京阪本線と叡山電鉄が交わる交通拠点です。駅周辺には商店街や飲食店が立ち並び、日常の買い物や外食にも困りません。さらに京都大学や観光地が近く、学生・住民・観光客が行き交うにぎわいある街並みが広がります。今回は出町柳駅の特徴や周辺施設の情報に加え、駅周辺の飲食店情報や店舗賃料相場も紹介します。
出町柳駅
| 所在地 | 京都府京都市左京区賀茂大橋東詰(京阪本線) 京都府京都市左京区田中上柳町32-1(叡山電鉄本線) |
| 路線・乗降者数 | 38,894人(京阪本線) 10,900人(叡山電鉄本線) |
| 前後駅 | 出町柳駅→神宮丸太町駅(京阪本線) 出町柳駅→元田中駅(叡山電鉄本線) |
参照:京阪エージェンシー「出町柳駅の広告」/統計情報リサーチ「叡山電鉄の駅別乗降客数ランキング」
出町柳駅前の特徴
出町柳駅は、京阪電鉄と叡山電鉄が乗り入れる京都市左京区の交通拠点です。駅の歴史は古く、1925年に叡山電鉄の駅として開業しました。その後、1989年に京阪電鉄の鴨東線が開通し、京阪側の駅が誕生して現在のような二社共同使用のターミナル駅になりました。
駅周辺は学生が多いエリアである一方、鴨川や高野川の合流点が近く、散策や観光を楽しむ人も多く見られます。地元住民・学生・観光客が混在し、一日を通して活気に満ちているのが出町柳駅前の特徴です。
各出口の特徴
1番出口(京阪本線)
地下通路から地上に出る出口です。鴨川や鞍馬・貴船方面へのバス乗り場にも近く、観光やハイキング、自然散策を考えている人に便利です。
2番出口(京阪本線)
川端通方面にアクセスしやすい出口です。買い物や食事、大学などへの通学・通勤で使われることも多く、京都大学や周辺学校へのアクセスにも適しています。
9番出口(京阪本線)
駅の端にあり、地下通路を通じてアクセスする形の出口です。人通りが比較的落ち着いており、混雑を避けたい場合や、鴨川から少し離れたエリアへ行く際などに適しています。
改札口(叡山電鉄)
叡山電鉄の改札口は地上にあり、京阪線の地下部分とは分かれた構造です。京都の北部や山間部へ向かう路線の起点で、観光客だけでなく地元の人々の通勤・通学にも利用されています。
出町柳駅周辺の飲食店情報
出町柳駅周辺の飲食店数
369件
業態別飲食店数
| 和食 | 81件 |
| 洋食・西洋料理 | 50件 |
| 中華 | 23件 |
| アジア・エスニック | 18件 |
| カレー | 20件 |
| 焼き肉・ホルモン | 10件 |
| 居酒屋 | 58件 |
| ラーメン | 18件 |
| カフェ・喫茶店 | 87件 |
| バー | 22件 |
出町柳駅周辺の飲食店で特筆すべき点は、「カフェ・喫茶店」の多さです。10種の中で最多であり、最も少ない「焼き肉・ホルモン」の約9倍も出店されています。次いで多いのが「和食」であることから、出町柳駅周辺では大人数で利用する店よりも、少人数でゆっくり過ごせる店が求められていることがうかがえます。
出町柳駅周辺の人気カフェ
出町柳駅から少し歩いた百万遍エリアにあるカフェです。学生街であるこのエリアならではの気軽さがあり、勉強や友人とのおしゃべり、軽めの休憩をしたい人が多く利用しています。コーヒーやドリンク、軽食が揃っていて、気軽に立ち寄れるのが魅力です。
出町柳駅から徒歩で10分ほど、寺町通沿いにあるカフェです。お店には庭があり、落ち着いた雰囲気の中でモーニングからランチ、カフェタイムを楽しめます。インテリアは落ち着いた色調で、静かな時間を過ごすのに向いています。町家のような佇まいと、ほっと一息つけるゆったり空間が魅力で、地元の人にも愛される隠れ家的存在です。
出町柳駅6番出口のすぐそば、徒歩1分以内の距離にある喫茶&バーです。昼から夜まで営業しており、昼は軽くコーヒーを、夜はお酒や雰囲気を楽しめます。カウンター中心の小さな空間で、気軽に立ち寄れるのが特徴です。駅に近いため、待ち合わせや仕事帰りの人にも利用されています。
店舗賃料相場
出町柳駅の店舗賃料相場情報(直近1年間)
| 平均坪単価 | 12,062円 |
| 最高坪単価 | 24,839円 |
| 最低坪単価 | 5,488円 |
出町柳駅の平均賃料相場年別推移(2022年〜2025年)
| 2025年 | 12,062円 |
| 2024年 | 9,739円 |
| 2023年 | 11,033円 |
| 2022年 | 10,754円 |
参照:飲食店ドットコム「出町柳駅の賃料相場情報」(2025年11月現在)
※2025年11月26日に取得したデータです。データは更新されている可能性があります。
出町柳駅周辺の特徴
街の特徴
出町柳駅周辺は、京都らしい歴史と学生文化、そして自然が混ざり合うエリアです。京都大学を始めとする学校に通う学生や若者が集まり、活気ある雰囲気が漂います。一方で、昔ながらの住宅や町家、落ち着いたカフェや喫茶店が点在するなど、地元の人々の暮らしと歴史が融合しているのもこのエリアの特徴です。
また、駅を起点に鴨川沿いを散歩したり、川床や季節の風景を楽しんだりと、四季を感じながら過ごせる環境も魅力です。そんな出町柳駅周辺は、学びと暮らし、観光と落ち着きと、さまざまな顔を持つ「京のくらしどころ」と言えます。
近隣の公共施設・商業施設
DCM 川端店(197m)
コレモ出町柳店(284m)
下鴨警察署(506m)
ドラッグユタカ百万遍店(584m)
京都大学附属図書館(699m)
近隣企業オフィス
(株)マルハン(428m)
(株)ファルコホールディングス(1.4km)
野崎印刷紙業(株)(1.5km)
近隣学校
京都精華学園高等学校(433m)
長浜バイオ大学 京都キャンパス(513m)
京都府立医科大学 河原町キャンパス(584m)
京都大学 吉田キャンパス(医学部)(723m)
同志社女子大学 今出川キャンパス(789m)
祭り・イベント

「多文化共生」をテーマに、出町柳周辺に暮らす多国籍住民の文化祭として、未来のまちづくりを模索するお祭りです。毎年9月に、出町柳駅から徒歩5分に位置する希望の広場(養正児童公園)で開催され、和太鼓や吹奏楽、カポエイラといった多彩なパフォーマンスの他、国際色豊かな屋台も並びます。
みたらし祭は、下鴨神社で夏に行われる伝統の神事で、「足つけ神事」とも呼ばれています。祭りの核心は、神社境内にある清らかな御手洗池に素足で入り、ろうそくを灯して水に身を浸すことで、無病息災を祈ることです。また、みたらし団子の由来は、この御手洗池から湧き出る水の泡だとされています。
主要通り

出町桝形商店街は、出町柳駅から徒歩5分ほどに位置する全長約160メートルのアーケード商店街です。本屋やクリニック、カバン店などもありますが、食料品を扱う店が多いことから、このエリアの台所として親しまれています。店主と客の距離が近く、買い物中に自然と会話が生まれるような、人情味のある商店街として地域の日常を支えています。
人気スポット

下鴨神社は京都を守護する賀茂一族の祖神を祀る神社で、正式名称は「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」です。京都最古級の神社であり、本殿2棟は国宝に、楼門や神服殿など31棟は重要文化財に指定されています。縁結びの社である「相生社(あいおいのやしろ)」や、干支を祀る「言社(ことしゃ)」など見どころも多く、観光客から地元の参拝客まで幅広く訪れます。
鴨川デルタ

鴨川デルタとは、賀茂川と高野川が合流する三角州のことで、見た目がギリシャ文字のΔ(デルタ)に似ていることから、この名がつけられました。芝生に座ってくつろいだり、川のせせらぎを聞きながらのんびり過ごしたりと、市民の憩いの場として親しまれています。中央にはユニークな飛び石があり、川を渡りながら景色を楽しめるため、子どもから大人まで人気です。
学生・地域住民・観光客が共存する出町柳駅
出町柳駅周辺は、利便性の高さに加え、学生・地域住民・観光客が共存するにぎわいが魅力です。周辺に人気スポットや大学があるため飲食店の需要が高く、立地次第で回遊客の取り込みも期待できます。今後も安定した集客が見込める環境であり、新規開業や業態転換を検討している方にとって、有望な出店候補地と言えるでしょう。
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