カフェ開業者必見!内装工事費用の相場|居抜き物件ならどれくらいお得?

新しいカフェのオープンや移転を検討している方のなかには、内装工事費用をできるだけ安くしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。カフェの内装工事費用は、希望するデザインや設備はもちろん、物件の種類によって大きく異なります。

今回は、カフェの内装工事にかかる費用相場や内訳、さらに内装工事費用を抑える方法をまとめました。コストを抑えながら、理想のカフェにしたいという方は、ぜひ参考にしてください。

目次

カフェの内装工事にかかる費用の相場

カフェの内装工事を行う前に、おおよその費用を確認しておかなければいけません。カフェの内装工事には、物件の種類によってかかる費用が異なるといえるでしょう。物件の広さや築年数、状態によってピンキリといえます。

ここでは、物件の種類や工事の内容、さらに地域別の費用の相場について解説します。カフェの内装工事にかかる具体的な費用が知りたい方や、これから資金計画を立てて内装工事を行いたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

物件の種類別費用相場

カフェの内装工事を行う費用は、物件の種類によって大きく差が出ます。カフェに使用できる物件には「居抜き物件」と「スケルトン物件」「新築物件」があります。居抜き物件とは、もともと飲食店として使用されていた物件で、ガス工事などが不要です。

一方でスケルトン物件や新築物件では、ガスや水回りの工事が必要となります。なお、居抜き物件の場合、1坪あたりの内装費用相場は20万円~40万円、スケルトン物件や新築物件の場合、1坪あたりの内装費用相場は35~65万円です。

居抜き物件に比べてスケルトン物件や新築物件のほうが、ガス工事や水回り工事を行うための費用が高くなることは、留意する必要があります。なお、狭いスペースの場合には配管工事や設備工事に工夫しなければいけません。特殊な工事が必要となり、坪単価が高くなるため注意しましょう。

工事内容別費用

次に、カフェの内装工事の具体的な内訳について紹介します。カフェの内装工事を行う際には、設計やデザイン決めを行わなければいけません。設計・施工管理の工事費用は約25万円からです。

10坪のカフェの内装工事は、以下の内訳で決められます。

もともと飲食店で使用されていた物件を活用する場合には、解体工事や塗装工事が必要となるでしょう。解体工事の費用相場は10万円~30万円、塗装工事の費用相場は20万円~40万円です。

スケルトン物件や新築物件の場合には、塗装工事のほか、電気・水道・ガスの工事が必要となります。なお、電気・水道・ガスの工事費用相場は70万円~とされています。また、空調・換気工事や、トイレの設置、防災工事も必須です。

空調換気工事は40万円~60万円、トイレの設置や防災工事にはそれぞれ20万円~が費用相場とされています。そのほか、カウンターの設置を行う造作工事(50万円~100万円)や壁の塗装を行う左官工事(15万円~)、看板工事(約35万円)などが必要です。

地域別費用相場

内装工事を行う地域によっても、費用の差が出るため注意が必要です。東京都がある関東エリアは、関西エリアに比べて費用相場が高くなります。

広さ10坪の場合、関西の居抜き工事では約250万円~400万円の費用相場となっています。半面、関東エリアでは約295万円~473万円が費用相場です。広さが30坪になるとその違いは、より顕著となります。

約30坪の居抜き工事の場合、関西では752万円~1,206万円、関東では884万円~1,419万円が相場です。スケルトン工事でも関西より関東の方が費用が高い傾向にあり、30坪の場合は300万円近い差が出ています。

カフェの内装工事にかかる費用を左右するポイント

カフェの内装工事を検討している方のなかには、できるだけ安くしたいと考えているケースも多いでしょう。開業資金を抑えてスムーズに経営を進めたいというのが、本音ではないでしょうか。

カフェの内装費用には、物件の種類とカフェのコンセプト、席数などが大きく関係します。ここからは、カフェの内装工事を左右するポイントについて詳しく解説します。内装費用をできるだけ安くしたい方や、後悔のない内装工事にしたいという方も参考にしてください。

物件の種類

前述したように、カフェの内装工事を行う物件には「居抜き工事」と「スケルトン工事」「新築工事」があります。スケルトン工事・新築工事では、飲食店として使用できる設備を整える必要があるでしょう。

一方で居抜き工事は、もともと飲食店として使用していた物件を活用します。そのため、ガスや水回りの工事が必要なく、大幅なコストカットが期待できます。

同じようにカフェで使用されていた物件であれば、テーブルやカウンター、マシンなどの調理器具が残っている可能性もあります。しかし、中古物件では修繕が必要な場合もあるでしょう。

カフェの内装工事を行う際のコストカットは期待できますが、設備の状態をしっかりとチェックしなければいけません。また、後々の修繕費などの確保も必要です。

カフェのコンセプト

カフェのコンセプトによっても内装工事の費用に差が出ます。たとえば、アットホームな雰囲気のカフェやシンプルなデザインにする場合には、内装費用が安くなる可能性があります。

一方で高級感のあるラグジュアリーなデザインや、ヴィンテージな雰囲気にしたいなどのこだわりがある場合には、内装費用が高くなりやすいです。内装工事資金が足らないなどのトラブルを防ぐためにも、妥協できるポイントや代用案を考えておかなければいけません。

ターゲット客層や席数

カフェの内装工事費用には、ターゲットの客層や席数も大きく関係します。たとえば、カップルや1人など、少人数でも入りやすいようなカフェにするなら、座席数が少ない小規模のカフェでよいかもしれません。

しかし、夜はバーとして使えるようなカフェや、結婚式などで貸切ができるようなカフェ&バーにする場合には、客席数も多く、それ相応の広いスペースも必要となるでしょう。

ターゲットの客層を明確にし、コンセプトに沿ってデザインを考えることが重要です。魅力的なカフェになるのはもちろん、適切な予算を配分できるでしょう。

こちらの記事では、人気のカフェから学ぶポイントについて解説しています。内装の事例ややデザインの基本も取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

カフェの内装工事の費用を抑える方法

カフェの内装工事には、さまざまな費用が必要です。内装工事をする前には、しっかりと資金計画を立てる必要があります。費用を抑えるためには、希望するデザインを適正価格で提案してくれる業者を選ばなければいけません。

業者選びから中古品の代用まで、カフェの内装工事費用削減につながる方法を解説します。

複数の業者に見積もりを依頼する

カフェの内装工事費用をできるだけ安く抑えたいという場合には、複数の業者から見積りをとる方法が効果的です。初めて開業する場合には、店舗の改装や内装工事にかかる費用相場がつかめていないケースも少なくありません。

まずは複数の見積もり業者に依頼して、どれくらいの費用がかかるのかを理解する必要があるでしょう。また、複数の業者で見積りを行うことで、価格交渉の手段にもなります。なお、見積りの際には、内訳がしっかりと記載されているかもチェックしましょう。

金額はもちろん、適正なサービスを提供してくれるのかも大切なポイントです。思い描いているカフェのイメージが伝わりづらい、対応が遅いなど、信用できないと感じる業者には、安心して内装工事を任せられません。

相見積もりをとって複数の業者と話し合いをしながら、価格・サービスともにベストだと思える業者を見つけましょう。

既製品・中古品を代用する

内装に使用する建具や設備、インテリアなどを量産品(既製品)や中古品でまかなうことも、コストカットにつながる手段のひとつです。たとえば、ヤフーオークションなどのオークションサイトでは、貴重な掘り出し物のインテリアが格安で出品されていることも少なくありません。

また、地域に特化した取引サイトのジモティには、実際に飲食店で使用していたようなテーブルやソファが販売されていることもあります。なかには、通常20万円くらいするテーブルが1万円で手に入るケースもあるようです。

ジモティなら、大型家具も直接受け取ることができ、送料がかからないという大きなメリットがあります。また、現物を見てみたいという方の場合は、中古販売店を活用するのもおすすめです。

中古品を代用すれば、内装工事費用もぐっと抑えられる可能性があります。

照明を活用して仕上げ部分の費用を抑える

カフェの内装工事では、壁の塗装や壁紙の貼り付けなどが行われます。しかし、最近ではコンクリート打ちっぱなしや、あえて躯体をむき出しにするスケルトン天井のカフェもトレンドです。

コンクリートを打ちっぱなしにしたり、スケルトン天井にしたりする場合には、間接照明やスポットライトを使用して雰囲気のある空間にします。コンクリート打ちっぱなしやスケルトン天井なら、仕上げの費用が格段に抑えられるでしょう。

殺風景と感じるかもしれませんが、こだわりの照明を取り入れるなどすれば、打ちっぱなしやスケルトン天井も素敵な空間を演出してくれること間違いありません。

中古の厨房機器を利用する

前述したように、カフェの内装工事のコストを削減するには、中古品の活用が大変有効です。なかでもカフェに欠かせない厨房機器は、内装工事や開業費用にも大きく影響します。新規オープンの場合、厨房設備費用は10坪あたり120万円程度の費用がかかるともされているのです。

厨房機器は、冷蔵庫やシンクなども含まれます。これらは厨房機器の中古専門販売店などで購入可能です。なお、新品と同じく中古の場合も、冷蔵庫やシンクなどの厨房機器には設置費用が必要となります。

内装工事の際には、業者に中古品を活用したいことを伝え、設置費用がどれくらいになるかの見積りを依頼し、トータルでどれくらいかかるのかを明確にしておきましょう。

居抜き物件を活用する

内装工事の費用は、前述したように設備を新たに設置するスケルトン工事や新築工事よりも、飲食店として使用されていた物件を活用する「居抜き工事」の方が安くなります。

居抜き物件の場合、スケルトン物件や新築物件に比べて20万円程度のコストカットができるとされているのです。これまでカフェで使用されていた居抜き物件であれば、設備をそのまま活用できるため、設備費用の節約にもつながるでしょう。

居抜き物件専門サイト「居抜きの神様」では、これまでカフェや喫茶店として使用されていた物件も多数掲載しています。低コストで理想のカフェをオープンしたい方は、ぜひ一度ご覧ください。

こちらの記事では、カフェの開業について解説しています。ぜひあわせてご覧ください。

まとめ

カフェの内装工事には、さまざまな費用がかかります。低コストでオープンするためには、中古品を利用するなどの工夫も必要となるでしょう。

また、内装工事の費用をできるだけ抑えたい場合には、複数の業者で見積りを行うのも大切なポイントです。自身が理想とするカフェのコンセプトやターゲットを汲み取り、適正価格で内装工事を行う業者を焦らずに見極めましょう。

居抜き物件専門サイト「居抜きの神様」では、内装工事のコストカットにつながる居抜き物件を多数掲載しています。専門サイトならではの豊富な物件数で、あなたが思い描くカフェを実現できるような魅力的な物件を見つけられるかもしれません。

カフェの新規開業や移転などで内装工事を検討されている方は、ぜひサイトに登録してチェックしてみてください。

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居抜き物件のことなら「居抜きの神様」に任せるのじゃ

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