渋谷区恵比寿にエスニック酒場「えびすのアラレ」がオープン!おでん居酒屋の居抜き物件を活用した戦略

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引用:恵比寿に「えびすのアラレ」が開業。元アガリコ敏腕店長“あっちゃん”の渋谷「ARALE」が2店舗目、まずは3か月限定のおでん酒場で営業、その後エスニック酒場へリニューアル

2025年1月23日、渋谷区恵比寿に「えびすのアラレ」がオープンした。飯泉温子氏が運営する渋谷のエスニック酒場「ARALE(アラレ)」に続く、2店舗目の居酒屋だ。渋谷同様にエスニック酒場としてオープンする予定だったが、ワケあって3月末までの3ヵ月間は、期間限定のおでん酒場として営業中。和風出汁にハーブを利かせたエスニック風おでん、ガパオライスののりまきなどをウリに多くのお客を呼び込んでいる。4月中旬以降は、改装工事を経てエスニック酒場としてリニューアルオープンする予定だが、おでん屋を惜しむ声も多い模様。今回は、期間限定でおでん酒場を行うことになった経緯や今後の店づくり、展望などを飯泉氏に教えてもらった。

目次

飯泉温子氏のキャリアとは

代表の飯泉温子氏(前列左)、店長の猪俣 萌氏(前列中央)、立ち上げからのメンバーの島田佐智氏(前列右)。

スタッフの木村明日香氏(後列左)、藤美佐子氏(後列右)。

~2011年調理師専門学校を卒業後、西麻布のフレンチレストラン、グローバルダイニングのモンスーンカフェで経験を積む。
2011年池袋の大繁盛店「アガリコ」(運営:bigbelly)を創業する大林芳彰氏と出会い、「アガリコ」の創業メンバーに加わる。
2012年「アガリコ」の店長に就任。店舗のマネジメントに携わるようになり、大林氏が請け負うプロデュース業の補助として店づくりを学ぶ。
2018年bigbellyを退職する。
2019年渋谷桜丘町にエスニック酒場「ARALE(アラレ)」をオープン。
2025年恵比寿にエスニック酒場「えびすのアラレ」をオープン。

渋谷区恵比寿に2店舗目の居酒屋をオープンさせたきっかけ

池袋の繁盛店「アガリコ」で敏腕店長“あっちゃん”として知られた飯泉温子氏。独立後の2019年、「アガリコ」時代からの仲間である島田佐智氏とともに渋谷のエスニック酒場「ARALE」をオープン。渋谷の中でも閑静な住宅街エリアである鶯谷町と、酒場をやるには不利な立地にもかかわらず、クオリティの高いエスニック料理、飯泉氏と島田氏のきめ細やかな接客が評判となり、繁盛店へと成長した。

「えびすのアラレ」の入り口。おでんのネオンは前テナントのものをあえて残しているそう。

「ARARE」のオープンから6年目の2025年、恵比寿西口駅前商店街沿いの雑居ビルの2階に「えびすのアラレ」をオープンさせた。当初、2店舗目は考えていなかったという飯泉氏だが、仲間が活躍する場をつくることを考えるようになり、オープンに踏み切ったそうだ。

飯泉氏

有難いことに「ARALE」はたくさんのお客様に恵まれ、私とさち(島田氏)の2人でやっていくには十分で、そこまで大きく広げようという気持ちはありませんでした。

ところが、オープンして3年が経った頃、さちが病を患ってしまい1年半ほど休むことに。その間、お客さんや昔の仲間などがスタッフとなって店を助けてくれました。

さちも無事に復帰することができましたが、気づけば強いチームができあがっていた……じゃあ、皆が活躍できる場所をつくるために2店舗目をつくろう、となったんです。

居抜きを活かした戦略で成功!改装までは「期間限定のおでん居酒屋」に

2店舗目のオープンを決めたときに見つけたのが、「ARALE」と同じ渋谷区の恵比寿に位置する「おでん居酒屋」の居抜き物件。しかし、エスニック酒場をオープンさせるには少々問題があったそう。

飯泉氏

「ARARE」と同じエスニック酒場をオープンさせるつもりで物件を探していました。

そこで出会ったのが恵比寿のおでん居酒屋の居抜き物件。長方形のかたちで、真ん中にカウンターがあり、「ARALE」に似ていていいなと思い契約ました。

その後、内装業者さんと一緒に確認したところ、現存のカウンター内にはガスと水道がないことがわかりました。このままだと奥の壁に囲まれた厨房スペースで調理の多くを行うことになり、お客様とコミュニケーションが取れないスタッフを置くことになる……それは避けたいと思い、改装を決めました。

しかし、中央のカウンターまでガスや水道を伸ばす工事を行うと、オープンまで時間がかかってしまうことが判明。そこで、おでん居酒屋の居抜き物件であることを活かし、3月29日までの期間限定で「おでん酒場」を行うことを決めたそう。

「えびすのアラレ」の店内。リニューアルオープンまでは、おでん居酒屋を活かして営業

期間限定のおでん酒場の内装はカウンター上に赤提灯をつるすのみで、前テナントの造作をそのまま活用している。エスニック酒場としてのリニューアルオープンは4月中旬以降を予定。改装では、ガスや水道の設備工事に加え、壁をピンクと紫の「ARALE」おなじみカラーに塗り替えるなど、雰囲気をガラリと変える予定だ。

エスニックをコンセプトとしたフード&ドリンク

期間限定のおでん酒場では、エスニック風に創作した「ARALEのおでん」、カウンター上の大鍋で煮える「ARALEの屋台おでん」の2種類のおでんを楽しめる。

「アラレちゃんの元気玉」(550円)

「ARALEのおでん」は、「あさりとトマトのおでん」「揚げ春巻きとハーブのおでん」「薬膳スペアリブのおでん」といった一皿ごとに仕上げるエスニック風のおでんを提供。エビしんじょうにカラフルな「ぶぶあられ」をまとわせた創作おでん「アラレちゃんの元気玉」など、ユニークなメニューを楽しめる。

「ARALEの屋台おでん」は、だいこん、たまご、栃尾あげ、手羽先、ツブ貝、イイダゴなどの定番ネタをラインナップ。カウンター上の大鍋からクイックに提供する。

おでんに使用する出汁は、「ARALE」と同じビルで営業する「かつお食堂」から教わったカツオ出汁に、ハーブを加えてエスニック風に。鶏や貝も加えてハーブとの調和を図っている。

飯泉氏

おでんの出汁は、和風出汁をベースにしつつレモングラスやバイマックルのハーブを加えたエスニック風。イメージはベトナムのフォーのスープです。

「ホーチミンのファミマのおでんになる調味料(辛)」で酸味と辛味を加えると、味変でベトナムの味を楽しめます。

「ARALEのガパオ巻 とろ~り卵黄」(700円)。

おでん同様に人気なのが、のりまきだ。「ARALE」で人気のガパオライスをのりまきに仕立てた「ARALEのガパオ巻 とろ~り卵黄」、定番のりまき「サーモンといくらちゃん」などをラインナップ。和のおでんの脇を固めるのにぴったりのメニューだ。

その他、やみつき味のうずらが7個の「麻薬ドラゴンボール」、ガツ刺しの「ねぎまみれのガツちゃん」などのおつまみ系メニュー、「和風だしグリーンカレー」などの〆メニュー、デザートまで揃えている。

ドリンクは生ビール(マルエフ)から、ウイスキー、サワー、お茶割り、焼酎、日本酒まで幅広く用意。なかでも人気なのは「濃縮へべすサワー」「梅干しすっぱまんサワー」や、梅昆布茶を使った「梅茶サワー」だ。

えびすのアラレ メニュー例

【創作おでん|ARALEのおでん】

・アラレちゃんの元気玉(550円)

・あさりとトマトのおでん(700円)

・揚げ春巻きとハーブのおでん(700円)

・薬膳スペアリブのおでん(800円)

【大鍋おでん|ARALEの屋台おでん】

・だいこん(300円)

・たまご(300円)

・栃尾あげ(450円)

・手羽先(450円)

・ツブ貝(500円)

・イイダゴ(500円)

・ホーチミンのファミマのおでんになる調味料(辛)(200円)

【のりまき】

・ARALEのガパオ巻 とろ~り卵黄(700円)

・サーモンといくらちゃん(800円)

【その他】

・めばえ店長の焼売(450円)

・麻薬ドラゴンボール(500円)

・ねぎまみれのガツちゃん(500円)

・和風だしグリーンカレー(1200円)

えびすのアラレ ドリンク例

・生ビール(マルエフ)(700円)

・ウイスキー、サワー、お茶割り、焼酎など(1杯600~880円)

・日本酒(一合680~990円)

・濃縮へべすサワー(700円)

・梅茶(バイチャ)サワー(600円)

・梅干しすっぱまんサワー(750円)

「えびすのアラレ」を訪れた人たちからも、店の雰囲気、料理は好評のようだ。

エスニック系の海苔巻き、創作おでんなど、見たことも味わったこともないお料理の数々に興奮。オーナー含む、明るく居心地の良いアットホームな空間で楽しい時間を過ごせた。

おでんは流行ってるけど、どこも同じような感じで特徴がない。ここのおでんは尖っているだけでなく、ちゃんと美味しい。

おでんは期間限定。こだわりのエスニック酒場で成功を目指す

「えびすのアラレ」は、「ARALE」からのお客や飲食店仲間を中心に来店があり、スタートとしては好調。特におでんの評価が高く、「このままおでん屋で営業すればいいのでは」との声も多いようだが、おでんは期間限定とし、こだわりのエスニック酒場としての成功を目指しているそう。「えびすのアラレ」では、「ARALE」とはまた別の客層を開拓していきたい考えだ。

飯泉氏

現在、8坪の「ARALE」の月商は350万~400万円。「ARALE」は渋谷駅から離れた静かな場所ということもあり、日によってブレが大きい。

「えびすのアラレ」は恵比寿駅から近い商店街で立地がいいので、その倍は売りたいと考えています。

目標は飲食業界で「女性がしっかり稼げる組織」をつくること

仲間が活躍できる場をつくろうとオープンした「えびすのアラレ」。女性スタッフが多く集まったことで、「女性がしっかり稼げる組織」をつくることが目標となったそう。

飯泉氏

独立してから6年、なかなか次に進むのに腰が重かったのですが、2店舗目を出してよかったです。やってみたら意外とうまく進んだため、もしかしたら次の展開は早いかもしれません。

意図したわけではありませんが、うちは自然と女性スタッフが多く集まっています。男性もびっくりするような給料を出せる組織にして、女性でも飲食業界で稼げることを示していきたい……そのためにも店舗展開は必要かと考えています。

女性スタッフ中心で和気あいあいとした雰囲気だが、今年から男性スタッフも加入したそう。「女子校みたいなノリでふざけ過ぎちゃうことも多いので、男性がいると少しおしとやかになれるのでよかったです」と飯泉氏は笑う。おでん酒場としての成功に未練を残さず、エスニックというコンセプトを貫く「えびすのアラレ」、今後の飯泉氏の活躍に注目だ。

 (取材=大関まなみ)

©2025 FOOD STADIUM

店名えびすのアラレ
住所東京都渋谷区恵比寿西1-7-15 KATOHビル203
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アクセス恵比寿駅から徒歩5分
電話03-6277-5074
営業時間17:00~24:00
定休日不定休
坪数客数9坪弱19席
客単価3500~4000円
オープン日2025年1月23日
関連リンクARALE(記事)
関連リンクえびすのアラレ(Instagram)

※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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