合同会社龍屋・プロデューサーの礒崎進也氏。
2021年7月1日、恵比寿駅西口から徒歩1分という好立地にオープンした「恵比寿ホルモン龍村」。芝浦直送の新鮮なホルモンと、焼肉通も唸る希少部位を揃えたメニュー、そしてフレンドリーで気の利いた接客が魅力のホルモン焼肉店だ。コンクリートと木の温もりが調和する店内は、カウンター席とテーブル席を備えたモダンで居心地の良い空間。焼肉激戦区でもある恵比寿でリピーターを獲得し続ける理由をプロデューサー礒崎氏に聞いた。
渋谷区の人気店「恵比寿ホルモン龍村」とは
恵比寿駅西口から徒歩1分、恵比寿銀座商店街の入り口すぐに店を構える「恵比寿ホルモン龍村」。希少部位を含むホルモンと丁寧な接客でリピーターを集める人気焼肉店だ。中華、割烹、フレンチなど多ジャンルの現場を渡り歩いた礒崎進也氏が店づくりの旗振り役となり、芝浦から毎朝仕入れる新鮮なホルモンを提供する。
看板メニューは、部位ごとの食感や脂の旨みを一皿で楽しめる「ホルモン10種盛り」。タン1本から成形した「プレミアムタン」や、7〜8時間煮込んだ「ゆでたん」など、焼肉通も唸る一品が揃う。焼酎は常時40種をラインナップし、すべて1杯500円。中でも「銀しろハイボール」は、塩味のホルモンと相性抜群の一杯だ。
カウンター席とテーブル席を備えた店内は、無機質なコンクリートと木の温もりが調和するモダンな空間。会話が自然に生まれるレイアウトや、常連客の名前を覚えて声をかけるスタッフの接客が、心地よい一体感を生んでいる。恵比寿という焼肉激戦区で着実にファンを増やしながら、現在は2店舗目の出店に向けた準備も進行中だ。
渋谷区恵比寿のホルモン焼肉店「龍村」を支えるプロデューサーの経歴とは
現在、「恵比寿ホルモン龍村」の店づくりを主に担うのは、プロデューサーの礒崎進也氏。中華料理店の総料理長を務める父の背中を見て育ち、小学生の頃から店の手伝いを経験したという。
高校卒業後は会社員として営業・販売職に就く一方で、父の店を手伝いながら飲食の現場に立ち続けた。25歳のとき、飲食の道に本格的に進むことを決意。中華一筋の父から「多様なジャンルを学んだほうがいい」と助言を受け、割烹、バル、フレンチ、寿司など、ジャンルを問わず現場を渡り歩き、経験を重ねていった。
その中で次なる修業先に選んだのが炭火焼ホルモン「まんてん」。ここで、のちに龍屋代表となる加藤氏と出会う。ここでの出会いが、のちに再びタッグを組むきっかけとなる。
加藤氏は、2021年7月に「恵比寿ホルモン龍村」を開業し、独立。オープン当初から礒崎氏に「一緒に働いて、店を盛り上げてほしい」とオファーしていたが、当時の礒崎氏はベーカリー「小麦の奴隷」のFC店長や、うどん店での修業など、さらなる現場経験を重ねていた。
求められる場所に身を置きながら、実践を通じて技術と感覚を磨いてきた礒崎氏。機が熟した2024年、ついに「恵比寿ホルモン龍村」に合流し、現在は店づくりの中核を担っている。
恵比寿駅徒歩1分。ホルモン焼肉店「龍村」が空中階を選んだ理由
加藤氏は「まんてん」時代からすでに「いつか必ず自分の焼肉店を持つ」と独立を視野に入れていたという。退職後は本格的に物件探しを開始。焼肉店に不可欠なダクト設備を備えた物件はなかなか見つからず、ホルモン専門店として理想的な場所を1年ほど探し続けた。
そんな中ようやく出会ったのが、恵比寿駅西口から徒歩1分、恵比寿銀座商店街の入り口すぐに位置する新築ビルの4階。数多くの話題店や高級焼肉店が軒を連ねる、ホルモン激戦区ともいえる都内屈指の飲食エリアだ。 空中階という集客面で不利とされる立地ではあったが、「味でしっかりと評価されれば、立地のハンデは乗り越えられる。焼肉・ホルモンの激戦区といわれる恵比寿で通用すれば、どこでもやっていける自信がつく」と、自らを奮い立たせて出店を決意したという。
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焼肉デートや一人飲みも！「恵比寿ホルモン龍村」の空間づくりのこだわり
約14坪・28席の店内は、恵比寿の新築ビルのフルスケルトン状態から空間づくりをスタート。オープンキッチンに面したカウンターの前には、大きなテーブルを囲むように席を配置し、客同士の距離が自然に近づくレイアウトに。会話が生まれやすい設計が、ホルモン焼肉を囲む時間に心地よい一体感をもたらしている。奥にはゆったりと過ごせるテーブル席も用意されている。
内装は、無機質なコンクリート壁に木の温もりを重ねることで、シックでありながらも温かみのある印象に。落ち着いたトーンでまとめられた空間は、大人がくつろげるモダンな雰囲気を醸し出す。
カウンター席も備えていることから、一人でふらりと立ち寄るのはもちろん、デートや女子会など、さまざまなシーンに対応できる柔軟な構成となっている。
恵比寿でホルモンを食べるならココ！焼肉店「龍村」の人気メニューを一挙紹介
フードは、毎朝芝浦で仕入れる新鮮なホルモンが大きな魅力。「上ミノ」「コプチャン」といった定番はもちろん、「のどがしら」「はつもと」など、焼肉通も注目する希少ホルモン部位まで幅広く揃う。
ホルモン好きな常連客から初来店の客まで、自分好みの部位を見つけて楽しめるラインナップだ。まず試してほしいと礒崎氏が勧めるのは「ホルモン10種盛り」。
「部位ごとに異なる食感や脂の旨みを一皿で味わえるため、ホルモン初心者にもおすすめです。気に入った部位は、単品でおかわりするリピーターも多いですね。」
定番人気の「プレミアムタン」は、タン1本から成形した大判カット。タン元・タン中、タン下の3部位が1枚に収まっており、それぞれの異なる食感を一度に楽しめる贅沢な一皿だ。「白センマイ」は表面の皮を丁寧に剥くことで、つるりとした舌触りに。一般的な黒いセンマイとは一線を画す、上品な味わいが特徴だ。
「ればてき」は、あえて薄くスライスしたレバーを、網でさっと炙って専用のネギだれで。とろけるような食感と香ばしさがクセになる、同店自慢の一品。さらに、7〜8時間じっくり煮込んだ「ゆでたん」も見逃せない。とろけるような柔らかさと濃厚な旨みで、常連の中には一人で2〜3回おかわりする人もいるという、売り切れ必至の人気メニューだ。
そんな多彩なホルモンを心ゆくまで楽しめるのが、「ホルモン食べ放題コース」。刺し、ればてき、煮込みなどの一品料理に加え、ホルモンの食べ放題がついて1人5800円。飲み放題込みの価格設定もあり、「コスパが良すぎる」との声も多い。
「仕入れのときに、こちらがお願いした量よりも多めにお肉をいただくことが多くて。通常メニューでは出しきれない分を、無駄にせず食べ放題に回しています。仕入れ状況によって部位が変わるので、リピーターの方でも“今日は何があるかな”って楽しみにしてくださっていますね。」
「恵比寿ホルモン龍村」 メニュー一例
・ホルモン10種盛り（1000円）
・ホルモン食べ放題コース（5800円）
・プレミアムタン（2500円）
・白センマイ（800円）
・ればてき（700円）
・ゆでたん3枚（1800円）
焼酎40種が一杯500円！「恵比寿ホルモン龍村」のドリンクは充実のラインナップ
ドリンクの目玉は、種類豊富に揃えた焼酎。芋・米・麦を中心に、季節限定の銘柄やプレミア価格で取引される一本まで、常時約40種をラインナップ。すべて1杯500円という手頃な価格で提供しているのも嬉しいポイントだ。
中でも現在のおすすめは「銀しろハイボール」。すっきりとした爽やかな後味が特徴の本格米焼酎で、塩味ベースのホルモンとの相性も抜群。脂の旨みを引き立てながら、口の中を心地よくリセットしてくれる。
そのほか、「サントリー生ビール」や「レモンサワー」、お茶ハイ、ソフトドリンクまで、焼肉やホルモンに合うドリンクを幅広く用意。食事のシーンや気分に合わせて、自由に楽しめる構成となっている。
「恵比寿ホルモン龍村」 ドリンク一例
・焼酎（全品600円）
・サントリー生ビール（700円）
・オリジナルレモンサワー（600円）
・お茶ハイ（500円～）
・ハイボール（600円～）
接客力で勝負！「恵比寿ホルモン龍村」が支持される理由とは
圧倒的なリピート率を誇る「恵比寿ホルモン龍村」。その背景には、フレンドリーで気の利いた焼肉店ならではの接客スタイルがある。
常連客の好みや注文傾向をスタッフ全員で共有し、名前で呼びかけるなど、ホスピタリティあふれるサービスを徹底。「ただホルモンを食べて帰るのではなく、せっかくなら楽しんで帰っていただきたいと思っているので、細やかにコミュニケーションをとることを心がけています」と礒崎氏は語る。
そうした着実な営業が実を結び、昨年5月には、有名料理研究家が来店しSNSで紹介。これをきっかけに初来店の客が急増し、ホルモンのクオリティと接客の丁寧さでリピーターへとつなげている。
現在は、恵比寿での成功を追い風に、ホルモン焼肉店「龍村」2店舗目の出店に向けて物件探しを進行中。中央線沿線を中心に検討を進めており、設備条件が整い次第、すぐにでも新たな展開に踏み出す予定だ。
「まずは今来てくれているお客さんをしっかり楽しませること。その先に、次の展開があると思っています。」
地道に積み重ねてきた信頼と技術を武器に、次なる挑戦にも期待が高まる。
◆店舗情報
店名 恵比寿ホルモン龍村
住所 東京都渋⾕区恵比寿南1-4-17 Ginza K2ビル 4F
アクセス 恵比寿駅から徒歩1分
営業時間 月～金：18:00～24:00、土日祝：17:00～24:00
定休日 不定休
坪数客数 約14坪28席
客単価 6000円
運営会社 合同会社龍屋
オープン日 2021年7月1日
関連リンク 恵比寿ホルモン龍村（Instagram）
https://www.instagram.com/horumon_tatsumura/
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