二子玉川駅は東急電鉄の田園都市線・大井町線の駅名。東京都世田谷区の南端にあり、駅のすぐ近くに多摩川が流れています。駅の東口はショッピングセンター「二子玉川ライズ」直結、西口は老舗デパート「玉川高島屋」に近く、ショッピングや食事に事欠かない駅です。大型の商業施設だけでなく、昔ながらの風情を残した商店街もあります。今回は、二子玉川駅の基本情報に加え、街の特徴や周辺施設の情報について紹介します。
二子玉川駅
所在地 | 東京都世田谷区玉川2-22-13 |
路線・乗降者数 | 東急田園都市線 85,176人 東急大井町線 47,910人 |
前後駅 | 田園都市線 二子新地駅←二子玉川駅→用賀駅 大井町線 溝の口駅←二子玉川駅→上野毛駅 |
二子玉川駅前の特徴
二子玉川駅が開業したのは、玉川電気鉄道により玉川〜渋谷間が開通した1907年。都境を流れる多摩川の対岸には神奈川県が見え、東京から郊外への玄関口としての役割を果たします。1日の乗降者数は田園都市線・大井町線合計で約13万人と非常に多く、駅前は常に人で賑わっています。
駅周辺には二子玉川ライズや玉川高島屋S.Cといった大型ショッピングセンターが立ち並び、近代的で洗練された雰囲気です。一方で、高島屋の裏側にある「二子玉川商店街」のように、昔ながらの情緒が残るエリアも存在しています。
各出口の特徴
東口
駅直結の「二子玉川ライズ」は、商業施設に加えてオフィスビルやタワーマンションを含んだ複合型施設。楽天本社オフィスや大型シネマコンプレックスもあり、平日・週末問わず多くの人が行き交います。駅から二子玉川公園までは歩行者専用道路「リボンストリート」でつながっており、利便性は抜群。洋食店やカフェを中心に雰囲気の良いお店が多く出店しています。
西口
玉川高島屋S.Cやキュープラザ二子玉川などショッピングセンターへのアクセスに便利な西口。高価格帯のアパレルや生活用品、食品を取り扱うお店が多く見られます。京都の町屋をイメージさせる建物などが並ぶコンセプトエリア「柳小路」もあり、居酒屋やバル、ラーメン屋などが出店しています。
高島屋のすぐ裏にあるのが、昔から人々の暮らしを支えてきた「二子玉川商店街」。親子二代で営業する人気の和菓子店や、鮎を使った独創的なラーメン店、地元住民行きつけの居酒屋や炭火焼肉の名店など、個人店ならではの魅力にあふれるお店が並んでいます。
二子玉川駅周辺の飲食店情報
二子玉川駅周辺の飲食店数
560件
業態別飲食店数
和食 | 108件 |
洋食・西洋料理 | 73件 |
中華 | 31件 |
アジア・エスニック | 29件 |
カレー | 12件 |
焼き肉・ホルモン | 18件 |
居酒屋 | 86件 |
ラーメン | 13件 |
カフェ・喫茶店 | 99件 |
バー | 38件 |
和食や洋食・西洋料理を中心に、幅広いジャンルの飲食店が多数出店するエリアです。おしゃれで雰囲気の良いカフェも多く、ゆったりとした時間を過ごせます。
人気店
二子玉川駅より徒歩4分、住宅街の路地裏にあるパン屋さん。ニューヨーク帰りのシェフが手掛ける、世界中の食文化から影響を受けたパンが人気です。モロッコのスパイスを使ったフォカッチャや、トルコのピザを模したチーズパンなど、多国籍なラインナップが楽しめます。サクサク生地にバターが香るクロワッサンや、毎日チョコレートが変わる日替わりのパン・オ・ショコラも見逃せません。他では味わえないおいしさに、お客さんの途切れない人気店です。
二子玉川駅から徒歩6分の場所に構えるラーメン屋さん。厳選した大あさりや帆立を低温でじっくりと煮込み、旨みや風味を凝縮させた貝出汁を使用。メニューは貝出汁に豚煮込出汁を使用した「中華そば」と、貝出汁のみを使った「くらむそば」があり、どちらも醤油と塩から選べます。ラーメンの〆にはあさりの混ぜご飯にスープをかけて雑炊風に。いつもと違ったラーメンを食べてみたい人にぴったりのお店です。
二子玉川駅より徒歩4分の場所にある隠れ家バー。古民家を改装した店内は、モダンでクラシカルな雰囲気。落ち着いた和テイストの空間でお酒が楽しめます。お酒やカクテルの種類が豊富で、季節のフルーツを使ったカクテルも提供しています。カウンターとソファー席があり、一人飲みでもデートでも入りやすいお店です。日々の喧騒から離れて、居心地の良い場所でゆったりとしたい人におすすめです。
店舗賃料相場
二子玉川駅の店舗賃料相場情報(直近1年間)
平均坪単価 | 29,768円 |
最高坪単価 | 59,783円 |
最低坪単価 | 4,138円 |
二子玉川駅の平均賃料相場年別推移(2021年〜2024年)
2024年 | 26,874円 |
2023年 | 29,728円 |
2022年 | 27,608円 |
2021年 | 27,008円 |
参照:飲食店ドットコム「二子玉川駅の賃料相場情報」(2024年5月現在)
二子玉川駅周辺の特徴
街の特徴
二子玉川の地名は世田谷区の「玉川村」と、多摩川の向こうの川崎市にあった「二子村」が由来とされています。ちなみに、「二子玉川」は駅名であり、同名の町は存在しません。そのため「二子玉川」の範囲は明確に決まっていませんが、世田谷区玉川とその周辺の上野毛・瀬田・野毛を指すのが一般的です。
二子玉川は高級住宅街が立ち並ぶ世田谷区の一等地に位置し、セレブが集うおしゃれな街として有名です。商業施設に入っているお店も流行のショップから一流ブランドまで幅広く、訪れる人のニーズを満たしてくれます。ショッピングだけでなく保育園や病院、フィットネスジムなども施設内に完備。街並みは美しく整っており、治安も良く安心して子育てできるエリアです。多摩川の河川敷には大きな公園があり、都会にいながら自然と触れ合えるのも特徴です。
近隣の公共施設・商業施設
玉川高島屋S・C南館(143m)
エディオン 二子玉川蔦屋家電(236m)
二子玉川ライズバーズモール(252m)
玉川税務署(329m)
近隣企業オフィス
SFPホールディングス(株)(51m)
イッツ・コミュニケーションズ(株)(108m)
楽天グループ(300m)
近隣学校
二子玉川小学校(465m)
世田谷区瀬田中学校(858m)
東京都立世田谷総合高等学校(1.1km)
多摩美術大学 上野毛キャンパス(875m)
祭り・イベント
世田谷区たまがわ花火大会
毎年10月に、多摩川の両岸にある世田谷区と神奈川県で同日開催される花火大会です。世田谷区では「世田谷区たまがわ花火大会」、神奈川県では「多摩川花火大会」として開催します。両大会合計で約12,000発の花火を打ち上げる大規模なイベントで、何十万人もの観客が訪れるほど人気です。二子玉川の夏の風物詩と言えるでしょう。
主要通り
玉川通り
「玉川通り」は駅を出て目の前にある大きな通りの名称。二子玉川ライズと玉川高島屋の間にある街のメインストリートです。二子玉川らしい、近代的で洗練された街並みが特徴です。曜日問わず人や車の往来が多く、活気に満ちています。
駅の西側、約400メートル続く通りにある昔ながらの商店街です。飲食店や食料品店、花屋さんや電気屋さんなど、地元の人の生活に密着したお店が揃います。各メディアで紹介された名店もあり、話題のグルメはすぐに売り切れになることも。通り全体にレトロで懐かしい雰囲気があり、風情の感じられる街並みです。
人気スポット
二子玉川駅から徒歩9分の場所にある、緑豊かな公園です。広々とした敷地内には日本庭園があり、明治時代に建てられた建造物である「旧清水家住宅書院」が移築され、登録文化財として一般公開されています。眺めが良く、多摩川や富士山を見ながらくつろぐこともできます。子ども向けの遊具や広い芝生もあり、お散歩や子どもの遊び場、憩いの場として賑わうスポットです。
東急グループの創業者である五島慶太(ごとうけいた)が所蔵する美術品を展示するために作られた美術館です。二子玉川駅からは徒歩15分ほどの距離にあります。数々の国宝や重要文化財が展示されていますが、一番の注目は国宝「源氏物語絵巻」。複製品ではない原版が見られるのはここと名古屋の徳川美術館のみということもあって、連日多くの観光客が訪れています。
ワンランク上の日常が叶う二子玉川駅
都会の利便性と豊かな自然を兼ね備え、住みたい街として注目を集めることの多い二子玉川駅。駅の利用者数が多く幅広い層の集客が見込めるので、飲食店の出店を検討している人にもおすすめです。「居抜きの神様」では、初期費用を抑えて開業できる居抜き物件を多数取り扱っています。飲食店開業に向けて物件をお探しの際はぜひご相談ください。
コメント