豊島区ってどんな街?
2023.12.01
豊島区は、新しいオフィスビルや商業施設が立ち並ぶ一方で、文化施設や公園も多く存在するバラエティ豊かなエリアです。
池袋はショッピングモールやエンターテインメント施設が集まる大きな商業地区であり、多くの人々が訪れるスポットとなっています。
また、区内には住宅エリアも広がっており、地元の住民が利用する飲食店も多いです。
豊島区での開業を成功させるためには、地域の特性を理解し、多様なニーズに対応できるお店作りが求められます。
新しいトレンドを取り入れたお店や、地元の住民が日常的に利用するアットホームなお店など、豊島区の多様な文化に合ったコンセプトのお店が人気を集めるでしょう。
【豊島区の主要な駅の情報】
●駒込駅
1910年11月15日に国鉄山手線の駅として開業した駒込駅。車両編成が増加するたびに駒込駅はホームを東側に建て増し、延伸を繰り返してきました。現在の駒込駅でも、鉄骨材に古いレールを転用している、ホームの途中で屋根の形が変わっているなど、東側に向かって延伸していった痕跡を確認することができます。JR線の電車発車音には地域を象徴する曲として「さくらさくら」が使用されています。
駒込駅の所在地は豊島区駒込2丁目ですが、ホームの一部は北区中里1・2丁目、駅の南口から信号を渡れば文京区本駒込6丁目と駅周辺の行政区域が非常に入り組んでいるのも特徴です。駅周辺には複数の商店街や六義園、染井霊園などの観光スポットがあります。
・駒込駅の乗降客数
JR山手線 | 40,906人 |
東京メトロ南北線 | 34,065人 |
参照:JR東日本「各駅の乗車人員 2022年度」東京メトロ「各駅の乗降人員ランキング」
・駒込駅の平均賃料相場年別推移(2021年〜2024年)
2024年 | 18,004円 |
2023年 | 20,318円 |
2022年 | 20,484円 |
2021年 | 23,070円 |
参照:飲食店ドットコム「駒込駅の賃料相場情報」(2024年4月現在)
・駒込駅周辺の業態別飲食店数
和食 | 124件 |
洋食・西洋料理 | 48件 |
中華 | 31件 |
アジア・エスニック | 19件 |
カレー | 18件 |
焼き肉・ホルモン | 17件 |
居酒屋 | 78件 |
ラーメン | 27件 |
カフェ・喫茶店 | 54件 |
バー | 25件 |
歴史が古く、昔ながらの店舗が立ち並ぶ駒込駅周辺には、和食店が多数出店しています。他にも居酒屋やカフェ、洋食など幅広いジャンルの飲食店があり、さまざまな食文化を楽しめます。
*駒込駅の詳細な街レポはこちら
●池袋駅
池袋駅は新宿・渋谷と並ぶ巨大ターミナル駅です。駅を真上から見ると、中心にJR線が通り、左右を挟むように西武池袋線と東武東上線があり、西武百貨店と東武百貨店の2つのデパートが隣接しています。池袋駅の西口側に東武百貨店と東武のターミナル、東口に西武百貨店と西武のターミナルがあるのが特徴です。
池袋駅前には、東口、西口の2ヵ所にバスターミナルがあります。東口のバスターミナルからは都バス、西口のバスターミナルからは主に国際興業バスが運行。赤羽・浅草・王子・上野公園・東京ドームシティなど都心のあらゆる場所にアクセス可能です。
・池袋駅の乗降客数
JR(山手線・埼京線・湘南新宿ライン) | 458,791人 |
東京メトロ(丸の内線・有楽町線・副都心線) | 500,694人 |
東武東上本線 | 408,382人 |
西武池袋線 | 419,228人 |
参照:JR東日本「各駅の乗車人員 2022年度」 東武鉄道「駅情報(乗降人員)」 西武鉄道「駅別乗降人員 2023年度」 東京メトロ「乗降人員(2023年度一日平均)」
・池袋駅周辺の業態別飲食店数
和食 | 784件 |
洋食・西洋料理 | 350件 |
中華 | 236件 |
アジア・エスニック | 177件 |
カレー | 77件 |
焼き肉・ホルモン | 151件 |
居酒屋 | 873件 |
ラーメン | 140件 |
カフェ・喫茶店 | 330件 |
バー | 334件 |
池袋は東京都でも飲食店の出店数が多いエリアです。居酒屋が870件以上とダントツに多く、次いで和食の780件以上です。その他のジャンルも平均的に件数があり、多彩なグルメを楽しめます。
・池袋駅の平均賃料相場年別推移(2021年〜2024年)
2024年 | 30,131円 |
2023年 | 30,125円 |
2022年 | 30,108円 |
2021年 | 29,719円 |
参照:飲食店ドットコム「池袋駅の賃料相場情報」(2024年6月現在)
*池袋駅の詳細な街レポはこちら
●椎名町駅
椎名町駅が開業したのは1924年。現在の西武鉄道の前身、武蔵野鉄道が開通した1922年の2年後につくられました。駅名の由来は、近隣の目白エリアにあった旧・椎名町。駅周辺の地名も椎名町と呼ばれる時代がありました。しかし、1948年に帝銀事件の現場として注目されたことをきっかけに町名が忌避され、町名を長崎に変更。椎名町と呼ばれる町名は行政上なくなりましたが、駅名や近隣の学校、商店街では現在も椎名町の名称が使用されています。
駅前には椎名町の名前を残した「椎名町駅前すずらん通り商店街」「椎名町駅前中央通り商店会」などの商店街があり、下町の雰囲気が漂います。また、中高層マンションが並んでおり、閑静な住宅街といった顔ももっています。大きな商業施設などはありませんが、スーパーやコンビニ、ドラッグストアなどの生活に必要なお店の数は多く、さらに池袋の隣駅とあって交通アクセスも良いため、住みやすい街として親しまれています。
・椎名町駅の乗降客数
西武池袋線 | 18,897人 |
・椎名町駅周辺の業態別飲食店数
和食 | 63件 |
洋食・西洋料理 | 26件 |
中華 | 14件 |
アジア・エスニック | 16件 |
カレー | 8件 |
焼き肉・ホルモン | 7件 |
居酒屋 | 46件 |
ラーメン | 14件 |
カフェ・喫茶店 | 43件 |
バー | 21件 |
椎名町近隣の飲食店は、和食や居酒屋といったジャンルの店舗が多く、次いでカフェの出店が多くみられます。また、バーやスナックなどのお酒を楽しめる店舗も点在しています。
・椎名町駅の平均賃料相場年別推移(2021年〜2024年)
2024年 | 19,834円 |
2023年 | 15,907円 |
2022年 | 18,771円 |
2021年 | 21,410円 |
参照:飲食店ドットコム「椎名町駅の賃料相場情報」(2024年6月現在)
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●巣鴨駅
巣鴨駅は、1903年4月1日に日本初の民営鉄道会社、日本鉄道の豊島線の駅として誕生しました。豊島線は池袋から田端を結ぶ計画で、巣鴨駅はその中間駅として開業。その後、日本鉄道の品川線と豊島線が統合され、山手線になりました。1906年に日本鉄道が国有化され、巣鴨駅も国鉄の一部に。1968年、都営地下鉄三田線の駅が開業してからは2路線が乗り入れるようになりました。1987年の国鉄分割民営化以降は、東日本旅客鉄道(JR東日本)の山手線に所属しています。
JR山手線、都営三田線のどちらも都心への移動に便利な路線です。池袋まで約5分、新宿へ14分、他の主要ターミナル駅にも概ね30分以内でアクセスできる立地で新幹線への乗り換えにも便利。アクセスの良さから住宅地としても人気があり、駅の東側は閑静な住宅街が広がっています。
・巣鴨駅の乗降客数
JR山手線 | 65,775人 |
都営三田線 | 82,086人 |
参照:JR東日本「各駅の乗車人員 2023年度」、東京都交通局「各駅乗降人員一覧」
・巣鴨駅の平均賃料相場年別推移(2021年〜2024年)
2024年 | 26,008円 |
2023年 | 22,906円 |
2022年 | 29,490円 |
2021年 | 21,993円 |
参照:飲食店ドットコム「巣鴨駅の賃料相場情報」(2024年10月現在)
・巣鴨駅周辺の業態別飲食店数
和食 | 134件 |
洋食・西洋料理 | 43件 |
中華 | 43件 |
アジア・エスニック | 24件 |
カレー | 20件 |
焼き肉・ホルモン | 16件 |
居酒屋 | 104件 |
ラーメン | 31件 |
カフェ・喫茶店 | 68件 |
バー | 29件 |
飲食店では和食と居酒屋で約半数を占め、次いでカフェ・喫茶店が目立ちます。昭和の雰囲気漂うレトロな純喫茶からおしゃれなカフェまで、魅力的なお店が出店。昭和レトロブームもあり、若者にも注目されています。